立野 純のBbスタジオ日記

6/4~6 四日市伊勢茶杯 スポーツニッポン杯(FⅠ)より

こんにちは。実況の立野純です。

今回は『四日市伊勢茶杯』

このタイトルでの開催は何度かありますが、「実際に四日市の茶畑を見たことがないな…」と、あるときふと思い、昨年実際に行くことにしました。「競輪場と同じ四日市市なんだから、自転車で軽くひとっ走りすれば行けるだろう」と、軽く考えて。

四日市市では、「水沢(すいざわ)」というところで栽培されている…とは聞いていました。「水沢とはどこだ?」、と地図を見たら、結構山の方…。

三重交通のバス時刻を調べてみました。仮に近鉄四日市駅を13:19に出発すると…

水沢本町というところには、13:59着。

時間にして40分。バスで40分といえば、結構な距離。どうしようか迷いましたが、その日は天候もよかったので、ママチャリで行ってみることにしました。

(…が、甘かった。まぁ、遠かったし、坂も結構きつくて…。四日市市って、こんなに広いのかと実感…途中ヘロヘロになった経路は省略して、以下は現地到着後の話)

 

水沢地区に差しかかると、見えてきました茶畑が!

見ていて、爽快な気分になりました!

こんな看板も出ていましたよ。

これが、収穫前の茶葉。

こういうのを、間近で見たことがなかったので、ワクワクしながら写真を撮らせていただきました。

道には、こんな標識も。

三重県は、お茶の栽培面積、生産量、生産額が、静岡、鹿児島に次いで第3位。中でも、三重県全体の約3割を占める「かぶせ茶」の生産量は、全国1位とのこと。四日市に旅打ちの際には、ぜひ伊勢茶も味わってみてください。

ちなみに伊勢茶は、近鉄四日市駅の真下にある、観光案内所で試飲することができますよ。

 

さて、6月の四日市本場開催は、『四日市伊勢茶杯 スポーツニッポン杯』(FⅠ)。6月4日(日)~6日(火)の日程で行われました。

 

今節初日には、バンク内で新人選手紹介が行われました。

三重からは4選手が7月デビューを迎えますが、四日市ホームは、伊藤稔真選手下岡将也選手の二人。

 

伊藤選手


「師匠は浅井康太さん。10年後でもいいので、浅井さんの成績を抜けるように頑張ります。アマチュアのときから、グループの先輩にはお世話になっているので、先輩に恩返しできるように頑張ります。デビュー戦は、大きなレースをして、完全優勝目指します!」

 

下岡選手


「師匠はまだいませんが、しっかり練習して、持ち味のダッシュを活かし、新田(祐大)さんを目標に頑張っていきたい。デビュー戦は地元ではなく、遠い九州(久留米)ですが、どこの場所でも自分の走りをして、先輩を連れていいレースができるように頑張ります!」

伊藤選手のデビュー戦は、7月6日からの松阪。下岡選手は、7月9日からの久留米です。ぜひ、ルーキーの走りにもご注目ください。

 

ではここでは、今節出走選手の中から3選手をピックアップしてお届けします。

 

まずはS級戦から。山本伸一選手(京都・101期)です。

高知登録デビューのころから、三重に来るたびに取材をさせてもらっていますが、いつ話をしても、スポーツマンらしくハキハキしていて、気持ちのいい選手です。
2014年前期にS級昇級後、一度A級に降級したものの、おととし後期にはS級復帰。昨年は4回の優勝。また、昨年のオールスターでは連勝で準決勝進出を決めたり、記念でもこれまで2回決勝進出があるなど、上位でも通用する能力があることは、成績が物語っています。

が、現状の直近4か月の点数は「104.35」(今節前検日時点)。
「落車が多くて、戻ってはまた落車、戻ってはまた落車…でしたね。今、脚自体は戻っているんですけどね」
と、胸の内を話してくれました。

前検日時点の決まり手は、『逃:0 捲:2 差:0 ク:0』で、バックは5本。「無理には駆けていないのですか?」と質問してみました。
「ん~、そういうレースになってしまっていますね…。もっと思い切って駆けるレースを増やそうと、今は心掛けています。ただ、気持ちに体が付いてきていないですね。長い距離を行く気持ちはありますが、なかなか行けていないのが現状ですね。なので、少しずつ戻していきたい」

今節の成績は、オール4着に。ただ、押さえ→押さえ→カマシで、3日間通してホームとバックを取る競走を見せました。本格的に戻るのはもう少し先かもしれませんが、ケガさえなければ、必ずまた110点レベルまで復活してくれることでしょう。

 

 

続いてA級戦から。久島尚樹選手(宮崎・100期)です。

四日市出走は、今年2回目。前回は1月開催で、このときは小野俊之選手と連係し、「ピリッとした開催でした!」と振り返っていまいた。

前検日時点の決まり手は、『逃:1 捲:1 差:7 ク:0』で、バックは3本。初日特選の相手となる連佛康浩選手の決まり手が、『逃:1 捲:1 差:7 ク:4』だったので、前検日には、
「あれ?連佛さんと、逃げ・捲り・差しが全く同じだ!」
と、本人もビックリしていました(笑)。

ただ、連佛選手とは違って、久島選手は先行も十分にある自在。
「自力の決まり手が減っているけど、減らしているつもりはありません。普通に走っていたら、こうなりました」
「番手の番組もあるし、先行じゃ勝てない相手に、位置を取って追い込んだりもしましたし。それで差しが多くなっています。でも、そうやって、いろんなレースができるようになりました。タイミングが合えば、先行もしますよ」

前検日には、「特選は泉谷さんの先行一車みたいなデータ?でも、先行は考えていますよ」と話していましたが、蓋をあけてみたら、その言葉通りの先行策に。準決勝では、スキを突いて前々に踏み、うまく番手を確保して抜け出し、決勝進出を決めました。

ここまで書きながら、1月四日市で小野選手が、「久島君はいい選手になるよ」とコメントしていたのを思い出しました。来期は待望の初S級。相手は一気に強化されますが、バンク狭しと思い切り暴れ回ってほしいですね。

 

 

最後にガールズから。遠峯加奈選手(群馬・110期)です。

デビュー当初は「マークが多かった」とのことですが、今は自ら動くレースも多くなっています。
データだけを見ると、『逃:0 捲:3 差:0 ク:0』で、バックは0本ですが、ジャンやホームでドーンと出るレースも見られます。実際、前回武雄初日や、前々回奈良初日のレースも、そんな感じに。

「でも、いつも初日はよく分からないくらい、バーンと行くのに、2日目に何もできずに終わってしまう。なので今回は、2日目も思い切りのいいレースをしたいですね。自分の中では、思い切りよく出て、そこから(相手に)出られても、それに飛び付けたりできる技術を養っていきたいと思っています」
「今までやっていなかったけど、今はちょっとずつですが、『あぁ、こういう感じなんだな』というのが分かってきました。練習では、そういう場面を作ったとしても、レースとは違うので、レースの中で覚えていきたいですね」

今回は、初日も2日目も、「不甲斐なかった」と反省する内容に。その思いを最終日にぶつけて、一般戦では逃げ切り、通算7勝目を挙げました。

あと、前検日にはこんな話も。
「スタートも苦手で…。スタートで、スッと出たと思って『よっしゃあ!』と思っても、気づいたら『あれ?7番手だ。おかしいなぁ』ということも多くて(苦笑)」
確かに、今回も予選2走ではそうでした…(2日目は7番車でしたが)。
ただ、自身課題をしっかり持ってやっている印象があるので、一つ一つクリアしていけば、まだまだ伸びていきそうですよ。

 

 

さて、今月はもう1節、本場開催が組まれています。次節は19日(月)からの、1・2班が全国斡旋のFⅡ戦。今節は梅雨入り前でしたが、この開催は梅雨の真っ只中。でも、開催中は降らないでほしいなぁ…、と願っています。
次節もどうぞお楽しみください。