こんにちは。BBライブスタジオ担当の谷友梨子です。
今シリーズはFⅡ戦、 2010年1月27日~29日の日程でKドリームスカップ が行われました。
優勝は、佐藤幸博選手 (岩手・63期)。
優勝後、 検車場で
昨年の後期降級後、 なかなか優勝には届きませんでしたが、降級7か月目での優勝。これが、 2005年5月伊東以来、 4年8か月ぶりの優勝となりました。
決勝は、3分戦。外山三平選手 (愛知・88期)・刀根隆純選手 (福井・83期)・福田直樹選手 (埼玉・85期)にラインができ、また単騎は原田和明選手(千葉・87期)。 機動力タイプでは唯一初日特選メンバーである、外山三平選手に (愛知・88期)◎印が並んでいました。
外山三平選手(愛知・88期)
「2走とも、 思い切って仕掛けられているので、調子はいいですね。決勝は、 『自分が格上だ』」というのは関係なしに、いつも通り積極的に走ります。 久々のA級ですけど、上のレースとそんなに違いは感じていません」
「 行けるけるところがあれば、迷わず仕掛けていきたいですね。 A級では人気にもなるし、他からのマークもキツくなるけど、 そこをどうクリアしていくかですね」
レースは、外山選手がジャンで福井勢を押さえて先行態勢でしたが、やや流し気味。 これを見た福田選手が、 佐藤選手を連れて、 一気のカマシ先行。3番手にハマった外山選手に好展開かと思われましたが、3コーナーからの捲りには、 伸びがあまりなく、 佐藤選手が軽くブロックし失速。
そのまま佐藤選手が、直線一気に追い込んでの優勝となりました。
優勝インタビューで、4年8か月ぶりの優勝ですね、 と問いかけると、「そうでしたか!覚えていませんでした! 長かったですね。優勝は、狙って取れるものではないので、嬉しいです」と、笑顔がこぼれました。
「自分は追い込み選手で、番手が欲しかったので、 決勝は福田君の番手を主張させていただきました。普段は、 福田君とは別線で戦っているんですけど、今日はよく行ってくれました」
「 外山君が3番手に入ったのは分かっていたので、 あとはいかに合わせて出るかと思っていました。4コーナーを回ってからはすごく長くて、 『早くゴールが来てくれ』って感じでした」
四日市は10年ぶりの登場とお伝えすると、「あ~、 そうですか!S級のときは、中部は何回も走っているイメージがあったので、 そんなに経っているとは思わなかったです。10年ぶりの直線は、長かったですね」
「地元選手が優勝すれば、本当はよかったんですけど、プレッシャーがない分、 ちょっと有利に働いたのかなと思います。今後とも練習し、 また、後輩にもアドバイスを送りながら、 もっともっと競輪人生を頑張っていきたいと思います。これからも、応援よろしくお願いします」と話していました。
優勝後、 検車場で会うと、「正直言うと、今回は北日本の先行屋が勝ち上がってなかったし、優勝は無理だと思っていたんだけどね」と、 嬉しい誤算に驚いているようでした。
「冬場の練習は、 ローラー、パワーマックス中心、後は、秘密の練習も」 とニンマリ。その秘密練習のヒントは「雪国!」だとか。
次回、四日市登場時には、 その秘密練習を内緒で教えてもらおうと思っていますが、 なにせ、 今回が四日市10年ぶりの登場…。 ぜひとも、また早めに四日市にお越しください!!
ちなみに、趣味は温泉めぐりとのことで、岩手お勧めの温泉は、「網張(あみはり)温泉」だそうです。

12の温泉が点在する、 岩手雫石町に湧き出る温泉地。
「また、雪国に帰りま~す」と、笑顔で検車場を後にした佐藤選手でした。
決勝2着は、杉山正和選手(三重・59期)。
準決後は、「決勝は、 外山君にきっちり付いて行って、準決勝みたいなこと(差され3着)のないように。2着キープできるように」 と、話していました。決勝は、外山選手マークから最内を追い込みましたが、優勝まではあと一歩でした。
杉山選手のトレードマークは、「タオル」。練習中、杉山選手の後ろポケットには、 いつもタオルが入っています。
決勝3着は、原田和明選手(千葉・87期)
準決後、「今回は体調もよく、いい感じです。乗り込みもしっかりやってこれたので、その成果が出ています。 準決勝は、 内が空いたのが見えたので、身体が動きました。決勝は、 自分でやりたい気持ちがあるので、単騎で何でもやります」と、状態の良さが伺えるコメント。
決勝は、4コーナー6番手から、大外伸びましたが、 3着と終わりました。 「外山さんが先手をとりそうだったので、 その後ろからの競走にしたんだけど、6番(福田選手) が一気に来ましたからね。僕にとっては、 一番まずいパターンになってしまいました」と苦笑。
今回は、 11月以来の決勝入りとなりましたが、連日手応えも良かったようで、 次走に期待が集まります。
決勝は一気のカマシをみせた福田直樹選手(埼玉・85期)
今回は、 久々の決勝入り。 「前回の西武園のあとガッツリ練習をやって、その成果が出ましたね。車も伸びているので、 いい感じです。」と話していた、福田選手。初日は、 11秒8で捲って1着、 一番時計を出していました。
練習で疲れて、 昼休憩で一時間だけ昼寝のつもりが、起こされたら「ドラえもん」のやっている時間だったこともあったとか(笑)。 このまま勢いに乗っていきたいところです。
チャレンジ戦優勝は、蒔苗拓選手(兵庫・79期)
今期、1班から3班に降班。降班直前は、 1・2班戦の初日特選シード選手。競走得点は90.04と、3班戦では抜けた存在です。
直前の熊本、降級初戦は、ピンピンで勝ち上がりましたが、決勝は落車失格。 今回の四日市は、降級後、初Vとなりました。
優勝後、感想を伺うと、「しんどかったです」とポツリ。連日、断然の人気を集め、 これからも、気の張る競走が続いていきそうです。
肥後公允選手(奈良・91期)
地脚タイプ。先行に徹する攻めを見せています。今回は決勝進出ならずでしたが、近況は、 3連続決勝進出。
「好調の要因はフレームです。12月の松阪のときに、先輩からのアドバイスで(原田隆選手、 藤野一良選手)、前乗りのフレームに変えてからよくなりました」
岩渕祐太選手(埼玉・74期)
四日市は5年ぶりの登場。先行含めた自力から飛び付きまで、自在な攻めを見せています。 今シリーズ2日目は、番手を取り切り、追込んで、 久々の勝ち星を上げていました。近況、大きな着が続いていたので、 いい薬になったのでは?
8歳、6歳、2歳のお子さんのパパ。家に帰ると、いつもお子さんに 「何位だった?」と聞かれるそうで、最終日の着を答えるそうですよ。
瀧本匡平選手(愛知・97期)
在校67位・適性組。師匠は、鈴木宏幸選手。鈴木選手は以前から、「弟子が2人、 今競輪学校で頑張っているんですよ。ナイターは学校でもTVを見られる時間だから、弟子も見てる四日市は頑張らないと」 と話していました。
(ご本人の許可なく、勝手に特別出演していただきます↑ 鈴木師匠です)
その弟子の1人、瀧本選手がデビュー2戦目に四日市に登場。「師匠は、年も一つしか変わらないし、 兄貴的な存在です」
「ダッシュタイプで、得意なのは捲りですが、押さえて先行して勝ちたいですね。デビュー戦は特に予選は、 最低でした。何をしていいか分からなかったです」と、前検日苦笑していました。
今シリーズも、 確定板に上がることは出来ませんでしたが、レース後、「だいぶ落ち着いて、 冷静に走ることができるようになってきました」 とニッコリ。次走に期待です。
大学までは陸上を、その後サラリーマンを経験し、競輪界へ。サラーリーマン時代は営業職、 特技はブラインドタッチだとか!(羨ましい!ちなみに今、私は、ブラインドタッチを勉強中…)
小林則之選手(静岡・85期)
S級中堅クラスでも通用するスピードを持つ小林選手。腰痛・ 失格などもあり、今期からA級に降級となりました。実にA級戦は約8年ぶりです。
降級初戦の前橋は、初日特選をギックリ腰で当日欠場。この四日市が、実質、降級初戦となりました。
「今回は、優勝を狙うとかそういうことではなく、いい意味でA級に慣れたいですね。やはり流れも違うと思うし」
「昨年は1班でしたけど、1勝もできなかったんです。 腰痛もひどかったし、失格もあって。やはり、気持ちもやる気も失せてきていました…。ただ、これではいけないって気付いたんです! こうやって落ちていくんだ、駄目になるんだって…」
「そこからは、目標を立てました。後期に何とか7勝しようと。そう思って頑張ったら、 目標を上回る9勝を挙げることができました。いつも、年間20勝を目標に頑張っているんですけど、 これだったらいつものペースと変わらないなって、思えました」
やはりA級戦では常に人気が集中し、プレッシャーのかかる戦いも続いていきますが、 小林選手の奮闘にファンの期待が集まります。
内山貴裕選手(京都・95期)
地脚タイプ。先行基本に戦っています。今シリーズ、初日は、激しい戦いの末、9着と敗れましたが、後は、 きっちり2勝を挙げていました。趣味は、「温泉。スーパー銭湯によく行きます」とのこと。
藤田勝也選手(和歌山・94期)
「最近、彼女が出来ました!」と、前検日、 とても嬉しそうな表情だった藤田選手。←藤田選手の許可を得て、書いています。
「彼女もできたし、ますます頑張りますよ!」と、後ろ姿が踊っていました。 ←私の個人的な感想です(笑)
「基本スタイルは、変わらず押さえ先行です。 だんだん、力が付いてきたという実感はあります。今回、 練習もバッチリ!体調も問題ありません」
その言葉どおり、連日の苦手なコマ切れ戦を克服し、 準決勝は3着!しかし、同着3着。初日の着位で、最終日は優秀戦回りとなりました。
普段は敵(? )、岐阜の臼井昌巨選手と。「臼井さん、(競走では)嫌いなんですよ~」と、藤田選手。
この前検日は、地元和歌山記念の最終日で、「(いつか)地元記念に出たいですね」と、 藤田選手。S級までは、もう一息です!
余談ですが、「直前の岐阜は雪で一日順延になったんですけど、 こんなのは初めての経験ですね。その日は、 中野(彰人)さんと雪合戦をしていました(笑)。ローラーは使えたので乗りましたが、 宿舎では将棋もしていましたよ」 (←立野実況アナ情報)
臼井昌巨選手(岐阜・89期)
今回は、決勝進出はなりませんでしたが、近況は、2節連続決勝進出。徐々に復調気配の臼井選手。
「レース前は、レースをイメージして臨みますが、 最近は結構思ったとおりになっていますね。今期はS級取るつもりで頑張ります!」
3歳の男の子のパパで、 子供さんと2人で、並んで、よくゲームをしているそうですよ。 「ドラクエなんて、子供の方がよく覚えていて詳しいです」
宮村耕一選手(石川・61期)
今期から降級。初日特選は吉野猛選手マークの2着。
趣味は、ドライブ。「車に乗るのがとにかく好きで、リラックスできる時間ですね」
稲毛健太選手(和歌山・97期)
スピード、地脚兼備の好素材。(在校28位) 師匠は、西野卓也選手。
地元デビュー戦で完全Vを達成し、 この四日市がデビュー2場所目。
「デビュー戦は、やはり緊張しましたよ。内に詰まる競走だけはするなと言われていたのに、 内に詰まったり…。ただ、地元戦だったので、戦い方より、勝つ競走をしろと言われました。今回は、 後ろから押さえて先行してといったレースをしていきたいです」
今シリーズは連日先行して決勝へ。決勝は激しいもがき合いの末、6着と終わりましたが、 これからの戦いに注目が集まる新人レーサーです。
趣味は映画(DVD)鑑賞。「アバターは映画館で見てきましたよ」
堂村知哉選手(福井・88期)
昨年9月、福井で優勝して以来の決勝入り!!
成績を落としていたことについては、 「レースの組み立て面で、 何をしたらいいのか、分からない状態になっていました。前の期は自在な走りだったんですけど、 今は自力基本の走りにしています。先行、 捲りの自力基本に組み立てて、内に詰まったときや、あまりに強い人が相手のときは、ヨコも考えます」
「体調は、 全然問題ないですよ。近況は、 少しずつ、成績に結果が残せるようになってきて嬉しいです」
お酒が好きな堂村選手。「ビールから日本酒と何でもいけます!飲むと…陽気になります!!」 とのことです。
「奈良コンビ」
丸井宏将選手(67期)・山本淳選手(65期)
丸井選手は、現在勝ち星が198勝。四日市では200勝達成ならず。 次走ではぜひ!
山本選手は、喋りだすとまるで漫才師のようなノリの選手! トークをお聞かせできないのが残念です。
萩原大選手(86期・三重)
今シリーズは初日で敗退となりましたが、「ここに来る前には落車もあって腰を打ったけど、大丈夫。 最近は流れもいい」と、近況は復調気配です!
刀根隆純選手 (福井・83期)
「最近、やっと少しマシになって、 いい感じになってきました。去年は、 出だしはよかったけど(1月四日市完全V)、そこから全然ダメでした。でも、去年後半からは、 子供が生まれて『頑張らなきゃ』という自覚が出てきました」
「僕は、メンタル面が弱い方なので、 子供が生まれて責任感が芽生えたのは大きいですね。でも、まだムラがあるので、 そこを治さなければいけませんね」
息子さんは、悠友〔ゆうと〕くん。昨年の8月25日生まれ。「めちゃめちゃかわいいです。顔が僕にそっくりで、 年賀状に写真を付けて送ったら、 「お前そのものやないか!」と言われました。今は、家を出るのがつらいですよ」 とパパの顔。←ご本人の許可を得て、書いています。
初日選抜は、「師と仰ぐ森村さんが付いてくれますので、頑張ります」と、森村勇選手(大阪・ 66期)と連携。
①↑ ②↑ ③↑
動物園…の写真ではなく、検車場の写真です…。
①左のカンガルーは、 森村選手のリュックサック。チャックを開けると、中に工具が入っています
②真ん中のキツネは、 森村選手からプレゼントされた、刀根選手の工具入れ。
③一番右は、刀根選手。 お腹のチャックを開けると、工具がいっぱい出て… こないそうです。
(刀根選手、快く写真撮影に協力してくださってありがとうございます!)
初日は、この「ぬいぐるみライン」で、(結果的には)確定板にあがっていました!
網谷修選手(富山・62期)
今シリーズは最終日に、後藤卓也選手マークから抜け出して勝ち星を挙げていました。
特技はカラオケ。十八番は「サブちゃん」。「結婚式でもよく披露します♪」とのこと。
「顔が分かりませんが…」
富安保充選手(愛知・91期)
今回は、 「写真を載せてもらうほどの成績ではないので…」とのことでしたので、 腹筋トレーニングで使うボールで顔が隠れている写真を使用させてもらいました。今回から、ギアを3. 71に上げて、カマシ、突っ張りと、 積極的な攻めに意欲見せています。
次回の四日市で、成績がよければ…、
今回撮ったこの写真を↑、大きなサイズで使いますね…。
吉野猛選手(愛知・74期)
今期降級。初日は、外山三平選手マークから俊敏に立ち回り、いい伸びを見せて初日特選を制していました!
徳丸佳克選手(兵庫・46期)
「準決勝は、やっとの思いで3着に入れました」と苦笑。準決勝は、藤田勝也選手と同着3着でしたが、 初日の着上位で、徳丸選手が決勝入り。ここ3場所で2回の決勝入りと、近況流れよく来ています!
岡田大門選手(愛知・87期)
「同格戦は自力基本ですけど、 格上の先行屋が相手のときは、飛び付くレースもあります。メンバーや流れによって、 柔軟に構えています」
同期の、田中充選手(三重)達と共に数人でギター部を結成しているそうで、 岡田選手の担当は「メインボーカル」だそうですよ。
「これから福井に帰ります!」
高間悠平選手(95期)・白崎正剛選手(46期)
最終レースが終わった後の検車場で。リラックスしている2人です!
白崎選手は、ちょうど1年前の1月もこの四日市で決勝入り。 ユーモアセンス溢れる話ぶりが魅力のベテラン選手です。現在21歳の高間選手は、お子さんよりも年が下だとか。 高間選手の今シリーズはどうでした?と訊いてみると、「まだまだ(これから)」と、ニンマリ笑っていました。
高間選手は、今期から初の2班。 昨年のチャレンジ戦では10回優勝があった高間選手は、「(チャレンジのようには)なかなか勝てませんね。今が我慢の時かな」 と話していました。しかし、今シリーズは、敗者戦で2連勝。先行に徹する攻めで、上昇中です。
若松孝之選手(三重・96期)
今年1月に成人式を迎えたばかりの、二十歳の新鋭レーサー。ホームバンクは四日市です。ベビーフェイスで、 女性ファンも多し!
若松選手によると、お父さんが競輪ファンで、若松選手の名前「孝之」 は、南雲孝之選手(東京)、 中澤孝之選手(大阪) の両選手から取って付けたらしい…とのことですよ。
師匠は北幸博選手。 朝明高校時代は、 JOCスクラッチ1位、 インターハイチームスプリント3位等の戦歴残しています。
この朝明(あさけ)高校は、 数々の競輪選手を輩出している四日市にある高校で、「アスリートコース」というスポーツ選手育成コースもある学校です。休みの日には、 この四日市バンクでも、朝明高校の選手が、監督さんとともに練習していることも。
ちなみに、先輩には、杉山正和選手、鈴木幸紀選手。また、 四日市をホームバンクとしている浅井康太選手以降(90期)の選手は、すべて朝明高校出身なんですよ。
競輪学校時代、夏休みに帰省した際の、若松選手です。 (マニア必見の、永久保存版!!)
まだデビューから半年を過ぎたばかりの若松選手は、俊敏な立ち回りから繰り出す捲り、 先行で戦歴上昇中です。ここまで、優勝が2回。四日市は、 昨年9月には決勝に乗っていましたが、今回は決勝入りならず。次回に期待です。
谷 友梨子
次回は、2月4日からFⅡ戦が行われます、次回もご期待ください!