「5月前節V・藤田大輔(千)」-「前検・選手取材」

 こんにちは。谷友梨子です。

 

 5月に入って最初の開催、前節は「F2 中京スポーツ杯」、 5月8日(火)~10日(木) の日程で行われました。F2戦ではありますが、北日本から九州までの全国斡旋、 好メンバーが集いました!

 

「四日市は3年ぶりくらいかなあ」と言うのは、 東京の38期のベテラン山口健治選手。

 山口選手とは初めてお話することができたのですが、 「初めまして。 谷と申します」と挨拶すると、 「初めまして。山口健治と申します」と、ユーモアたっぷりの返答でした(笑)。

近況について訊いてみると、「いやあ、 僕の調子は変わらないんだけどさあ、 周りの若い子がどんどん強くなっちゃってねえ。ハハハハハ!でも、 オールドファンを沸かせられるように今シリーズも頑張りますよ。」と、 終始笑顔で色々話してくれました。

 

そして今シリーズはもう一人、 ベテラン選手に話を伺うことができました。

兵庫の28期、坂東利則選手。

 坂東選手は、昨年9月岸和田で落車し、 大腿骨骨折などによる約200日の欠場がありました。 今節は、復帰3場所目。

 「まだ体にボルトが2本入っている状態。 今はレースについていくのがやっとだけど、 心配して手紙をくれるファンの方もいるし、徐々に戻していきたいね。 応援してくれているオールドファンの為にも頑張りたい」と、 優しい笑顔で話してくれました。

 たくさんのお弟子さんもいて、また選手の信頼も厚い坂東選手。 今回の前検日、 中部近畿地区の選手に話を伺っていると、「ぜひ坂東さんの取材もしてね」と、 数人の選手に言われたのがとても印象に残りました。

 

 さて…。

 競走中の選手たちは、レーサーパンツに、Tシャツ、 トレーニングウエア姿という、 どうしてもほとんどみんな同じような格好になってしまいます。そんな中で、 個性的なTシャツを着て、存在をアピール(?) している選手たちも。

 

 今シリーズ、思わず笑ってしまうTシャツを着ていたのが、 富山の樋口奨平選手(87期)。

 (なお、この写真は、その面白Tシャツを着ているときのものではありません… )

 胸には、『イカは俺の前で墨を吐かない、吐くのは弱音だけだっ』 と、訳のわからない(失礼?) 文字が。

 訊けば、「これね、『くじら』 というお笑い芸人が作っているTシャツで、 インターネット販売で買ったんですよ。マニアックなモノマネをする芸人さんで、 マニアックすぎて、似ているかどうかもわからないんだけど、 なんかハマッてしまって」とのこと。

 「メールで、 競輪のスター選手のモノマネもやって欲しいと要望したら、『検討してみます』 と返事が来たんだけど、 まだやってくれてませんね~(笑)」と、Tシャツから、樋口選手のお茶目な一面を垣間見ることができました。

 ネットで「くじら」 Tシャツをせっせと注文している樋口選手の姿を想像すると、 今も思い出し笑いが。

 

 レースでは、今はほとんど「捌いて取りきる」 という位置取りの厳しいレースを見せている樋口選手。 今年3月にA級初Vを達成し、現在「気持ち的に少し余裕ができた」 と話していました。

近況はコンスタントに決勝に乗っている樋口奨平選手。  早く念願のS級に昇級し、「くじら」 がモノマネをするような競輪のスター選手に、ぜひ一日も早くなってください!

 

 

 スターと言えば、 歴史上の戦国時代のスターとも言える名武将の一人に、「豊臣秀吉」がいます。 今シリーズ、その武将と同じ名前を持つ選手が。

 秋田の高橋秀吉選手(88期)。

 「名前は、僕の上の3人の兄姉たちが。8歳、6歳、4歳違いの、 歳の離れた兄と姉たちがつけてくれました」とのこと。幼稚園から小学生にかけて、ちょうどその頃は、伝記物を夢中で読む時期。 きっと豊臣秀吉から取ったものなんでしょうね。

 近況の戦い方については、「昨年6月から12月にかけて、 腰痛による120日の欠場があって。 そのあとは何でもやって戻していこうと考えていたけど、 最近はやはり先行主体でやっていこうと思っています」

 「前回も3日間バックを取るレース。 意識的に増やしていこうと思っています。 積極的なレースをすれば、見ている選手は(僕のレースを)見ているので。そうしたら、 どんどん今後、戦いやすくなるから」

 「まだまだ名前負けしていますけど、 これから名前に勝てるように頑張りますよ」と、高橋秀吉選手、 最後には力強く語っていました。

 

 さあ。

 そして、激戦の今シリーズを制したのは、 四日市初登場、 千葉のルーキー、藤田大輔選手(91期)。

 決勝は先行1車のメンバー構成。後ろがもつれる展開でしたが、 番手を取りきった中村光吉選手を寄せ付けず、見事先行逃げ切り!今年3月、防府でデビュー初Vを達成し、この四日市で、 実に通算4回目の優勝。前回の松戸に続き、連覇となりました!

 優勝インタビューでは、「誰が相手ということではなく、 先行してどこまで粘れるかが今の課題。 早くS級に上がって、師匠の森下太志さん、練習仲間の海老根恵太さんと一緒に走りたい。 今度は赤いパンツで四日市に来ます!」と、 自信に満ちた良い表情で、ファンに宣言していました。

 6月には、 岸和田レインボーカップファイナルステージの出場も決まっています。 S級特進にも大いに期待が集まる、 ルーキー藤田大輔選手です。

 


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