高谷敏史V(青森・91期)11/20~22

  こんにちは。谷友梨子です。

 

 今シリーズの四日市競輪はFⅡ戦、「第1回ベイサイドナイトレース杯」が11月20日(火)~22日(木) の日程で行われました。前回からおよそ1ヶ月半ぶりの開催。日の落ちるのも早くなり、 第一レースの発走前にはすでに夕暮れ時、バンク内の照明も点灯されていました。本格的な冬はもう目の前です。

 今開催は好メンバーが揃いました。 普段は特選スタートなのに今回は選抜スタートといった選手も数名。また90期台の若手も多く参戦し、 連日見応えのあるレースが繰り広げられました!

 その今大会を制したのは、 青森の91期・高谷敏史選手

      

 決勝は、 前受けの高谷敏史選手を鐘過ぎに押さえたのが、木暮安由選手(群馬・92期) 。その上を押さえようと、地元の坂元洋行選手(88期)が上昇しますが、 意外にも木暮選手が突っ張って先行。坂元選手も踏ん張りましたが、もがき合いに敗れ…。そのまま前で決まるかと思われたところ、 中団5番手からの捲り追い込みで大外伸びてきたのが高谷敏史選手!ゴール寸前捕らえて、 今年9回目のVを飾っていました!

      

 

 優勝インタビューでは、 「今年9回目の優勝ではあるが、8月の弥彦以来優勝が無かったのでとても嬉しい。ただ後ろに自力タイプの鷹木官玄選手 (岩手・89期)がついてくれたのに、捲りになってしまい申し訳なかった…。今回は先行できなかったが、 来期は初のS級も決まっているし、これからも先行で頑張っていきたいです!」と、話していました。

 雪の降る青森から、この四日市に初参戦。 「青森も寒いけど、四日市も寒いですね」とのこと。師匠からは「主導権を取るレースをしろ」と言われているそうで、 現在の決まり手は逃げのみ10回、バックは19本。S級昇級後も、誰が相手でもとにかく先行という、そのレースぶりを貫いてください!

 

 そして、この決勝には、地元からは2名。 花村直人選手(71期)、坂元洋行選手(88期)と、 地元ホームの練習仲間の二人が勝ち上がってきました。

      花村直人選手

     坂元洋行選手 

 自力タイプの二人ですが、 後輩の坂元選手が前を任され、「先輩を連れて思い切って先行。ここは誰が相手でも行かなくちゃ駄目」 という腹づもりではありましたが、「先行は無いだろうと思っていた木暮選手に突っ張られ驚いた」 と坂元選手。それでも懸命にもがき合いましたが振り切られ、 マークの花村直人選手もバックで自力で捲っていきましたが、前に進まず…。花村選手が9着、 坂元選手が8着と終わりました。

 花村選手は、「決勝は駄目だったけど、ここ3場所いい感じできている。 さらに復調目指して頑張りたい」とのこと。以前のような先行仕様の体に戻すため、最近体を4キロ絞り、 今シリーズも軽快な逃げを披露していた花村選手。手応えも出てきたと、とにかく練習にも意欲的に取り組んでいます。

 また坂元選手は、今シリーズの準決勝で、デビューしてから初めてのイン粘りを見せ、 周りを驚かせていました。「これからも先行基本に戦いますが、たまにはこういう動きもしていきたい」とのこと。

 花村直人選手、坂元洋行選手、 地元勢の戦い方にこれからもご注目ください!

 

 そして、 今シリーズ多彩な動きで目が離せなかったのが、決勝6着とは終わりましたが、92期の新人レーサー木暮安由選手(群馬)。

      

 優出インタビューでは 「トリッキーな動きをする新人です!」とアピールしていただけあって、初日「捲り追い込み」、準決「飛びつき」、 決勝は誰もが驚いた「先行」と、初登場の四日市バンクでその存在を存分にアピールしていました!

 「とにかく1着を取るレースを心がけている。 先行には特にこだわっているわけではないです。目標としている選手は、練習でもお世話になっている稲村成浩選手」とのこと。(そういえば、 表情がどことなく似ていましたよ!)

 取材にも人なつっこい笑顔で色々話してくれ、 素直な性格がうかがえました。92回生のルーキー木暮安由選手、これからも真っ直ぐな気持ちでその動きに磨きを掛けてください!

 


 さて、今シリーズの敢闘選手。今回は樋口奨平選手 (富山87期)を取り上げてみました。

       

            前検日、四日市競輪の駐車場。愛車の前で。

 樋口選手は、小柄で決して恵まれた体格とは言えませんが、その身体から繰り出されるレースぶりは、俊敏そのもの。位置がなくても 「何かやってくれる」と思わせてくれる、目の離せない動きをする選手です。


 そんな樋口選手も、なぜか『勝てない』トンネルに…。 4月16日の福井を最後に、白星から遠ざかる中、四日市に乗り込んできました。



 「練習はできているんだけど、落車・失格もあり流れが悪いですね…。本当にそろそろ1着が欲しいですよ…」

 しかし、トンネルの出口は、早くも初日にやってきました!逃げた坂元洋行選手の3番手。 誰もが番手の田中大介選手が1着と思ったところ、3番手から樋口選手がさらに追い込み1着! 7ヶ月白星がなかったのが嘘のようなキメ脚を発揮しました。


 初日のレース後検車場で、「坂元選手のお陰ですよ。恵まれました」と謙遜しながらも、 その表情からは嬉しさが!

 準決勝は、展開向かず5着に敗れ決勝進出はなりませんでしたが、最終日は目標不在のレースで、6番手捲りを決めての快勝! シリーズ2勝で締め括りました。

 常に強気のレースから、落車もつきまとう近況でしたが、差し脚勝負は無論、捲りも放つ、番手勝負も辞さずの姿勢は、 車券を握りしめるファンの方を、最後まで楽しませてくれる選手と言えるのでは?今回はキッカケを掴んだシリーズになったはず!これからは、 再び上昇カーブを描くのみ。樋口選手のレースぶりに、どうぞご注目下さい!単騎でも恐い選手ですよ!

 

 

 それではここで、 今シリーズBBライブスタジオに登場してくれた地元選手をご紹介しましょう!

 

初日登場  鮒田博文 (ふなだ ひろふみ)選手 (79期)

     

 今シリーズに参戦の田中大介選手(83期)とは、三重高校自転車部の同級生。 高校時代は二人で早朝から練習練習の毎日。とにかく「高校時代といえば大介との思い出ばかり」とか。共に励ましあって頑張った、 そして今も大事な親友だそうです…。

 

2日目登場  田中康典 (たなか やすのり)選手 (80期)

    

 前回登場は今年の5月。 その時は通産勝ち星196で、「もうすぐ200勝。意識しますか??」なんていうお話をしていたんですが、半年後登場の今は204勝! 8月に岸和田で見事区切りの200勝!!達成時には、実況アナが「200勝」と連呼していたと後から聞いたそうで、 「それが印象に残ってます…」とか…。

 

最終日登場  岩尾正人 (いわお まさと)選手  (52期)

     

 45歳のベテランレーサーでありながら23年と半年、今も先行で頑張っています。実は、デビューして半年ぐらいは訳が分からず、 ラインの3・4番手をまわる追い込み屋だったそうですよ!! 若手をカマして逃げ切る姿を見ると、 こちらもパワーを貰える気がして元気が出ます。 

 

 次回の四日市競輪は、 11月28からのFⅡ戦。次回も四日市ナイターにご期待ください。

 

 最後に…、 今このブログを書いているのが11月25日なんですが、「明日、競輪学校に出発します!」というのが、 11月27日に95回生として競輪学校に入校する坂口晃輔君。 四日市バンクに最後の練習に来ていました!(師匠は、水谷弘泰選手)

      

 なお、明日からは丸刈り。 見納めの、髪の毛のある(?!)坂口君です。

「とにかく強くなって帰ってきます!そして、 早く師匠を決勝で引っ張れるようになりたいです!」と笑顔で答えながらも、その言葉からは強い意志が伺えました。

 頑張れ坂口君!応援の気持ちを込めて…。

 

 


萩原操・51期(三重支部選手紹介・その4)

  こんにちは。谷友梨子です。

 

 三重県の選手を紹介する、「三重支部選手紹介」

 4回目は、萩原操選手(51期・松阪)。

   

                     写真提供・廣田浩選手(64期・三重)

 三重を長年引っ張っているS級レーサー。44歳のベテランでありながら、差し・ 捲りの威力は若手顔負けのものがあります。

 デビューして7ヶ月で、特進してS級に上がり、 以来ずっとS級をキープ。長年S級の座を維持するというのは、やはり日々の並々ならぬ努力があってのこと。しかし、 普段は決してそれを表に出さない、いつも笑いの輪の中心にいる気さくな選手です。

 「40歳を超えた今は、 今年と来年が同じであることが、成果が出ていることだと思う。維持できるのが向上。その為に、いかに日々の誤差を小さくするか」と、 萩原選手。

 

 現在、選手生活25年目。どんな思いでここまでやってきたのでしょう、また、 今どんな思いでレースにのぞんでいるのでしょうか…。

 

 「俺らの若い頃は、本命を背負った先輩を死にものぐるいで引っ張るだけが仕事。だから、 特別競輪に行ったって何にもおもしろくなかった。一次予選なんて勝ったこと無かったし。先輩の為に駆けるだけ駆けて、初日はいつも大きな着」

 「でも、それが嫌だとかそういうことではなく、それがごく当たり前のことだった。 敗者戦だけは好きに走れって言ってもらえたけど」

 「 その死にものぐるいで駆けて作った脚のおかげで、 今こうして自分がまだ頑張れていると思うけどその時はやっぱり辛かった…

 

 そんな思いの中、デビューから4年が経って…。

 「24歳の時、初めて記念を取ることができた(昭和63年・ 富山37周年記念前節)」

 

 「決勝には中部から3名。愛知の2人、美行さん (高橋美行さん・33期・引退)今泉ゲン (今泉元嗣選手・55期)と、俺が勝ちあがって」

 「その時美行さんが、『(いつも前で頑張っているんだから)、 今泉の後ろはお前がまわれ』と、番手を譲ってくれた。 愛知の二人の間に入って、番手捲りでの優勝」

 「本当に嬉しい優勝だった。 4年間一生懸命やってきたことは間違いじゃなかったと思った。100回辛いこと、 しんどいことがあっても、こんなことしてくれるんや。こんな嬉しいことがあるんだって…

       

  萩原選手の話は続きます。

 「選手もやっぱりみんな、 今後、 競輪界はどうなるんだって思ってる。でもお客さんも、例えば、死にものぐるいで後ろのために駆ける選手がいて、『あいつ、 あそこまでやってるんだ』って、そんなふうに思ってもらえるレースをしたら、感動してくれるんやないかな」

 「選手って夢を与えていると思う。ゴールまで一生懸命走るのは、自分の為でもあるけど、 お客さんの為でもあると思う」

 

 「お客さんってありがたいよ。車券で俺を買ってくれて、100回のうち1回でもいいこと (的中や大穴)があったら、『操さんに儲けさせてもらったんや』って俺に話しかけてもくれる。でもさ、結局は99回負けてるのに…。 有り難いよな」

 「最近思うんや。1着取れるのは、自分だけの力じゃない。競輪はギャンブル。 萩原操が1着に来ると思って買ってくれている、お客さんの(見えない)力が作用して、 引っ張ってくれて勝ててるんじゃないかって。自分だけの力ではあかんところもあると思う」

   

                               (左端先頭が萩原選手)

 「地元の選手が地元で頑張る。そうしたら、『萩原操が決勝に乗ってるんか。じゃあ、 祝儀で1000円買っておくか』なんて思ってくれる人がいるかも。地元選手が頑張れば、やはり盛り上がるし、売り上げも上がると思う」

 

 地元というと…、以前このブログにも書きましたが、萩原選手は意外にも、 地元ホームの松阪で記念・B級・A級の優勝はありますが、準記念(FⅠのS級) の優勝だけがないのです。「とにかく、これだけは何としても取りたい!」と、以前から聞いていました。

 「今までそのことは他の選手には言ってなかったんだけど、(谷さんが) ブログに書いたこともあって後輩に言ったら、『え!?操さん本当ですか!?』ってみんなビックリしてた。 周りにも気を遣わすし早く取りたいなあ」

 

 「たかだか準記念やけど、獲ったら…。俺、泣くかもな…」

 

  今でも若手と五分に渡り合う萩原操選手。近々,必ずやホーム松阪での優勝を成し遂げて、その待ちに待った喜びの涙を私達に見せてくれることでしょう!

 

*なお、9/30(9/19~21開催分)のブログにも萩原操選手のお話を掲載していますので、 そちらも併せてご覧ください

 


第35回中部地区プロ(10月10日)

  こんにちは。谷友梨子です。

 

 10月10日ノーケイリンデーの日。四日市競輪場において、 第35回中部地区プロ自転車競技大会が行われました!

                                写真提供・ 廣田浩選手(三重)                             

 真っ青な秋晴れの空の下、9時15分からは開会式。

       

 樋口信夫大会会長のご挨拶、 ご来賓の方のご挨拶、片岡浩也審判長の訓辞に続いては、 浅井康太選手による選手宣誓。

      

 佐久間重光大会委員長による、開会宣言・号砲により、大会はスタートしました。

          

 

       スプリント決勝

     

                             ケイリン予選

             

   

     勝利者インタビュー

           

                                              ケイリン決勝

 

種目別成績

スプリント  ①金子貴志(愛知)  7連覇 

                  ②柴崎淳(三重) ③森川大輔(岐阜)

ケイリン ①山口富生(岐阜) 初V ②海田和裕(三重)  ③志智俊夫(岐阜)

1kmT.T    ①笹倉慎也 (富山)1分06秒407 初優勝

                  ②外山三平(愛知)1分07秒117③竹澤浩司(富山) 1分07秒410                                                                                                                                                                                                                                                                              

4km個人追抜   ①倉野隆太郎(愛知) 4分47秒65 連覇

                   ②日比野敏行(岐阜)5分01秒02 ③山田晃久(石川) 5分08秒06

4km団抜 ①富山チーム (石川 4分37秒48富山チーム7連覇・昨年も同じメンバーでV

           坂上忠克・岩本和也・坂上樹大・藤川浩平

       ②三重チーム 4分45秒69 萩原操・松岡彰洋・坂元洋行・上田国広

       ③岐阜チーム 4分48秒88 山口幸二・加藤渉・臼井昌巨・吉田将成

ポイントレース ①舛井幹雄(三重)  通産5回目2年連続V 

         ②鰐渕正利(愛知) ③永井清史(岐阜)

チームスプリント①三重チーム 1分15秒139 浅井康太・柴崎俊光・柴崎淳

          ②愛知チーム 1分16秒698 島野浩司・渡会宏和・富永益生

          ③富山チーム 1分17秒523 伊藤健詞・松崎貴久・笹倉慎也     

 

 選手による競技の他、ファンサービスもいっぱい!サイン色紙のプレゼント・素人脚自慢大会、 また表彰式には、ファン代表の方にプレゼンテーターとして登場いただきました。

      四日市在住・ 女性ファンの方もプレゼンテーターに。

       

                 

                     ポイントレース優勝 舛井幹雄選手(三重)

 ご来場頂いたファンの皆様ありがとうございました!「初めて競技を生で見たけど面白かった」 「選手の普段と違う顔を見られて楽しかった」などの声も聞くことができ嬉しく思っています。競技・競輪ともに、 いつも選手は全力投球で戦っています。これからも、ファンの皆様の暖かいご声援をお願いします。

 

 それでは最後に、今大会に参加した地元三重の選手をご紹介します。

 監督      鈴木邦明

              

助監督   小谷文吾(左)・花村直人(右)    

        

スプリント  萩原操

       

    西村豊                 柴崎淳

    

4K個人追い抜き  

    西川弘資            鮒田博文

    

1KMタイムトライアル

      西浦仙哉          鈴木幸紀

    

4KM団体追い抜き 萩原操 

                      

          松岡彰洋

        

    坂元洋行              上田国広(左)

    

ポイントレース    神田聖治

              

           西川弘資                              舛井幹雄

         

ケイリン   海田和裕

        

              岩見潤

             

 

    田島高志              古田義明

    

    小西誠也              上田裕和

    

チームスプリント

  浅井康太         柴崎俊光        柴崎淳

   

 

メカニック   三宅裕武

      

 

競技役員(三重県)

佐久間重光・片岡浩也・平田雅己・野呂尚・地場正樹・ 城山基克・

末良昇司・廣田浩

 星野嘉寛          籔本誠           加藤純治

   

     岩尾正人                 水谷弘泰

      

 


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