吉本卓仁V(福岡)2008/1/13~15

 こんにちは。谷友梨子です。

 今シリーズはF1戦「第1四日市萬古焼杯」が、 2008年1月13日~15日の日程で行われました。

 新年最初のF1戦。このシリーズを制したのは、吉本卓仁選手(福岡・89期)。

          

 決勝は、好メンバーが揃っての3分戦。 人気は兵藤一也選手に集まっていました。レースは、 後ろ攻めの峠祐介選手がジャンからの押さえ先行。 正攻法の吉本卓仁選手は7番手まで引き、志智俊夫選手が中団に。 峠選手が本格的に踏み込む前に、ホーム7番手から吉本卓二選手が捲り上げ、兵藤選手のブロック乗り越えてバックで捲り切り、 そのままゴールまで押し切ってS級2回目の優勝。ゴール後はガッツポーズも飛び出していました。

 

 優勝インタビューでは、「ここに来る前は調子が悪かったけど、2日目にいい感じで捲れたので、 もしかしたら…と思いました。今シリーズは押さえ先行していなかったので、『どうかな』と思ったけど、優勝できたので良かったです。今後は、 先行・捲りで、どんどん上に上がっていきたいこれからももっと練習して、上の大会に出られるよう頑張ります」と話していました。

 

          

                  (ファンの方にサイン入りユニフォームのプレゼント)

 前走は初の地元久留米記念。ただ、その前の小松島で落車をし、 一場所欠場し練習できないまま無理して走ったとか。今シリーズも初日には少し足首が痛んだそうで、先行しましたが粘れず6着。しかし、 準決では捲って、久留米の先輩中谷渉選手とワンツー。中谷選手の通算200勝に貢献していました。 先輩の中谷選手によると、「特別級の先行選手だと思いますよ」と評価。

 

 昨年9月、久留米でS級初V。今期からは初のS級1班に。 積極策でどんどん力をつけています。今回、このメンバーでの優勝は自信になったことでしょう。まだビッグの出場はありませんが、 今年は本人の言葉どおり、上の大会にでられる日もくるのでは? 

 吉本選手、S級2回目のVおめでとうございます!

 

 

 ここでご紹介したいのが、青森の川崎健次選手(88期)。 北の選手ではありますが、三重には出走も多く、 「また、ようこそ三重へ」と話しかけると、「またこの景色 (笑)」と、川崎選手。

          

 なお、川崎選手は現在「彼女募集中」だそうです。  ←本人からの希望で掲載しました!現在お年頃の28歳です!

 

 川崎選手は、昨年の11月にS級初Vを達成し、 初のBIGふるさと観音寺にも出場しましたが、「昨年は、全体的にはあまりいい年ではなかったですね、 後半にようやく上がってきたけど。今年はいい年になるよう頑張りたいですね」

 

 現在は冬季移動中で、神奈川の小田原で練習していて「暖かくていいところですよ」とのこと。 近況の戦い方については、「今は、積極的な攻めで、自分でレースを動かしていきたい。 着を度外視というわけではないけれど、果敢なレースをしていきたい。何もしないで終わったレースが何回もあったので、 それを減らしていきたいですね」とのこと。

 その言葉どおり、今シリーズは、初日・ 二日目とHB取って積極的なレースを見せていました。

 

 本来なら、競走得点も高く初日特選スタートメンバーの川崎選手も、12レース制では選抜スタート。 今回は初日クリアーできませんでした。しかし、積極的な攻めに徹する前向きな姿勢は必ずや実を結ぶのでは…。   またの三重県へのお越しをお待ちしております(笑)。

 

 

 今シリーズのS級戦では、地元期待の岩見潤選手が準決勝で敗退し、 決勝に三重勢の姿はありませんでした。しかし、今期からS級に昇級した、三宅裕武選手(三重・88期) が2日目に、S級初勝利を挙げていましたのでご紹介しましょう。

        写真提供 廣田浩選手(三重)

   練習仲間の先輩からは、「よく気のつく後輩だよ」とお褒めの言葉が。

 

 昇級初戦は、お正月開催の岸和田。この予選では、 後ろ攻めから鐘前に押さえ先行を見せ、3着に粘っていました。三宅選手の押さえ先行は珍しかったので、 訊いてみると、「あれは先行する形になっただけ。基本的には、S級でも戦い方(スピードを活かした捲り・カマシ主体の攻め) は変わりませんね」とのこと。

 また、 「A級では人気が集まり勝たなくてはいけないレースだったが、S級ではチャレンジャーの立場なので気持ち的には楽です」と話していました。

 

 S級2場所目の今シリーズは、初日は中団捲りが不発に終わって、「駄目でした。 バンクも重く感じました。寒さもあって全然体も動きませんでしたね」とがっかりした表情。しかし、2日目の一般戦では、 馬場喜泰選手を4番手外併走から捲って、後ろを4車身突き放しての1着。 嬉しいS級初勝利を地元戦で挙げました。

 次走は初の記念「奈良記念」、また2月27日からはS級になってから初のホーム戦「松阪F1戦」 も控えている三宅選手。気合の入る戦いが続いていきます。

 

 

 それでは、今シリーズも、 BBライブスタジオに登場してくれた地元選手のご紹介でしましょう。

 初日登場 岩尾正人選手(52期)

          

 近況地元戦が続いている岩尾選手。追加もあって、年末と年始に四日市を走り、また2月には松阪戦。 チャレンジレースでは、若手相手に自分のスタイル(逃げ)を貫き奮闘しています!

 2日目登場 小谷文吾選手(79期)

          

 初日の選抜戦であろうが何であろうが、納得のいくレースをすれば「ガッツポーズ」も飛び出す、 ガッツマンの小谷選手。様々なトレーニングにも意欲的に取り組んでいて、今は、 滋賀にあるスポーツの大学に足を運んで練習もしているようです。

 3日目登場 佐久間幸人選手(51期)

          

 およそ1年振りの登場。「前回喋りすぎたので、もう呼ばれないのかと思っていた(笑)」 と佐久間選手。 今回は、数々の競輪選手を輩出している、四日市の朝明(あさけ)高校のことなど、 色々話してくれました。ちなみに、96回生には、三重から3名合格しています。 

 

 今シリーズから、 四日市競輪のホームページがリニューアルしました!記者予想・ 決勝進出メンバーのインタビューもご覧いただけるようになりました。また携帯サイトも開設されましたので、ぜひご活用ください!

 


小西誠也V(地元) 2008年1月1~3日

 こんにちは。谷友梨子です。

 新年最初の開催は、FⅡ戦・新春第1回 「四日市伊勢茶杯」1月1日(祝・火)~3日(木)の日程で行われました。 今シリーズからは12レース制。108人の選手による戦いが繰り広げられました。

 新年最初のレースを制したのは、地元の小西誠也選手(80期)

        

 降級初戦が地元戦…。開催前からかなり気合も入っていましたが、注目・期待・人気が集まる、 勝たなくてはいけないこのシリーズ。

 初日特選は地元主張で小林信晴選手(愛知83期) の後ろを回りましたが、ゴール前は3番手を回った田中秀治選手(岐阜)が1着、小西選手は3着に。 また準決勝は写真判定の結果3着と、かなり苦しい戦いをしのいで決勝に。

 決勝インタビューに現れた小西選手は「準決は駄目だと思った。 連日かなり緊張していて、気合い・脚が空回りしてる感じ。初日は地元主張で2番手に行かせてもらって、 有り難い・申し訳ない気持ちがあり、ゴール前遠慮してしまって3着になってしまった。決勝も特選と同じく、 2番手を回らせてもらうので頑張ります」とコメント。

 「はい!OKです!」とインタビュー収録終了の声がかかると、急に力が抜けたようで、「 (最低ノルマの決勝に乗れて)良かった~。ほんとホッとした… 」と、しばらくイスから立ち上がることなく、 安堵の表情を浮かべていました

 

 そして迎えた決勝戦、後ろ攻めの高瀬卓選手(埼玉) がジャンから先行態勢に入りましたが、阿部利光選手(宮城)も仕掛け、両者のもがきあいに。 小林信晴選手にとっては、絶好の捲り頃となりましたが、 番手の小西誠也選手が4コーナーから追い込みVゴール。ゴール後は、 小さくガッツポーズも出ていました。

           

 優勝インタビューでは、「本当は大きなガッツポーズをしたかったんですが、4コーナーで田中君 (田中秀治選手)が落車したのも分かりましたからね…。初日も決勝も、田中君や島田さん(島田雅彦選手)に無理を言って、 番手をまわらせてもらいました。その気持ちが嬉しく有り難かったし、感謝しています

 「今回は3連勝するつもりできましたが、初日・2日目と、 ふがいない競走をしてしまい申し訳ありませんでした。3日間、本当に緊張しました。こんな緊張、 もう味わいたくありませんね」と、優勝を喜ぶというよりは、この3日間の地元戦で、ようやく最後に「優勝」 という形で結果を残せたことに胸を撫で下ろしたような表情でした。

 

        

前検日に写真撮影をお願いすると、「髪の毛セットするの忘れてた! S級では写真撮られることなんか無かったからなあ。これからしばらくは、前検は髪の毛セットしてこなくちゃなあ…」

 

 普段の小西選手は、とても明るい、 ユーモアを交えながら強気の発言もたくさんしてくれる選手ではあるんですが、今シリーズはプレッシャーとの戦い。 連日いつもとは全然違う表情でした。来期のS級の点は取れたということですが、これから半年、A級での戦いが続いていく小西選手。まずは、 優勝を飾ってのスタートです。

 

 

 さて、ここでご紹介するのが、神奈川の山田慎一郎選手(89期)

        

               とても素直で明るい山田選手です

 最近、ギアを上げている選手も多くなっていますが、山田選手もその一人。

 「昨年は初優勝という目標を立てていたけど、達成できずでした。勝つ為にはということで色々考え、 練習仲間の岡嵜浩一さん(69期)と、『このギアでは勝てないいんだからやってみようよ』と、 昨年12月から、3.71から4.00のギアに変えています。岡嵜さんも今4倍のギアなんですよ。。 練習では、もうちょっと重たいギアを踏んでいるので、競走では余裕がありますね。外併走になっても、そこから踏んでいけばいいと、 焦らなくなりました」

 「でもさすがに、4倍にギアを踏むとレースでは疲れると分かっているので、 疲れを残さないように宿舎でも生活しています。余計な事をしなくなって、巣箱 (宿舎の自分の場所であるベッド・蜂の巣のように区切られている)からずっーと動かないですよ」 とのこと。 今シリーズでは、最終日に2コーナー6番手からの捲り追い込みを決めて、1勝を上げていました。

 大ギアを活かし、今年こそは目標の初Vを達成したいですね!

 

 続いては、 検車場で仲の良さそうな2匹の狸を発見しましたのでご紹介!

  「兄弟と呼んでください」と三谷選手。

 滋賀の三谷将太選手(92期)左と、 土田仁史選手(88期)右。(滋賀といえば、ユニフォームにも描かれている信楽狸!

 土田選手(右)は、「ちょっと前では腰が悪く駄目だったけど、 今はだいぶマシになってきています。積極的な競走は心がけているけど、特に初日が悪いですね」とのこと。今シリーズは、 初日は9着と終わってしまいましたが、3日間バックをとるレース。積極的な攻めを見せていました。

 三谷選手(左)は、「今回から新フレーム。 いい感じできましたよ!チャレンジレースでV狙っていきますよ」と、天真爛漫なニコニコ顔。今回はチャレンジ決勝2着と終わりましたが、 92期在校2位、地脚を活かした先行・捲りでデビューしてから、徐々に頭角を現しています。初Vは目前です。

 2匹の信楽狸の次回の四日市戦に期待です。

 

 さて、四日市ナイターでは、選手の防寒対策のひとつとして、 (希望者による)パンストの着用も認められていますが、前検日、 ひじょ~に嬉しそうな表情でパンストを履いていたのがこのお方!

     大阪の森村勇選手(66期)!!

 写真では分かりにくいですが、パンストを履いています!

 普段からとてもユニークな選手ではあるんですが、「お~!パンスト色っぽいなあ!」 と珍しがって集まってくる選手に、「ミチコロンドンのパンストですが何か??」と、おどけて答えていました。 カメラを向けると「パンスト伝線してるのに~。誰か(伝線を食い止める)マニキュア持ってないかしら~」と、 心も体も女性になりきっていましたよ?!

 

 さて、それでは、今シリーズもBBライブスタジオに登場してくれた、 地元選手をご紹介しましょう!

初日、元日登場佐久間重光選手(41期)

                      

 三重の支部長として、ファンの皆様に「年頭のご挨拶」。なかなかお目にかかれない、 改まっての着物姿で登場!!「今年は選手会のイベントをもっと増やして、選手とファンの皆様と触れ合う機会を更に多くしていきたいですね」

二日目登場 神田聖治選手(61期)

                          

 神田選手は、ゴール前のフォームが独特で、頭(ヘルメット)を突き出して、 ゴール線に突っ込んでいきます。「一つでもいい着を取りたい一心なんですかね~」と、神田選手。これからは、「ハンドル投げ」ならぬ、 「神田聖治のヘルメット投げ」にもご注目ください!

3日目登場 伊藤世哉選手(87期)

                       

 昨年の7月にA級に降級。降級後すぐに、順調に2回のVがありましたが、そのあとは、 なかなか本人の思うような成績が残せず。(とは言っても昨年は半年で3回のV) 「これからはもうちょっと捲りもだして、 勝てるようにしていきたいですね」と、伊藤選手。

 

 次回は、1月13日からのFI戦です。次回も四日市ナイターにご期待ください!

 


2008/1/13~15 実況席より(朝倉佳弘選手・S2・東京90期)

 初めまして。四日市で実況を担当させていただいています、立野純です。 ナイターになる少し前からの担当ですので、もう7年くらいになるかと思います(ナイター初開催は、2002年10月7日。 ちなみにこのときの優勝は有坂直樹選手でした)。とてもそんなに月日が流れているとは思えないのですが…。時が経つのは早いものです。

 さてこのたび、四日市競輪のHPが、リニューアルされました。これを機に、 私もコラムを書かせていただくことになりました。実況席から気になった選手や、気がついたことを、 思うがままに書かせていただこうと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

 今シリーズは新期に入って最初のFⅠ開催。A級上がりのフレッシュな顔ぶれが参戦するのも、 新期ならではのものがあります。

 その中で、今回私が注目したのは、東京の90期、朝倉佳弘(あさくらよしひろ) 選手

         

 これまで東日本のA級戦を走っていたこともあり、中部から西には、まだまだ馴染みがありません。 90期ながら、決まり手を見ると、マーク以外はまんべんなく付いています。そんな朝倉選手に、前検日にお話を聞くことができました。

 

 「何をするのか分からないのが、僕の持ち味です!」

 

 セールスポイントについて尋ねたところ、出てきたのがこの言葉です。

 「流れの中で何でもどんどんやって行きたい。緩めばカマすこともあるし、ヨコへも動いていきたい。 とにかく、ラインにとって有利になれば!」

 朝倉選手は、おだやかな表情をしていますが、その表情からは想像できないほど、 タテにもヨコにも厳しいレースを見せてくれます。車券を握りしめるファンの方にとっては、 仮に着外に終わっても、最後まで紙くずにならない走りをしてくれるとも、言えるのではないでしょうか。

 今シリーズ。予選では後ろ攻めからの押さえ先行。原真司選手に捲られ7着に沈みましたが、 2日目には真価発揮!自力2車の争いのところ、うまく内を突いて竹内公亮選手の番手を捌き、 直線抜け出し1着。最終日は5着に終わりましたが、常に好位をキープする運びを見せていました。

 

 実況していると、「あれ?この選手、どこから突っ込んできたんだろう?」「いつに間に、 好位置にもぐり込んだんだろう?」ということがたまにあります。朝倉選手の動きも、油断していると見失ってしまうかもしれないような (今回は、幸いそのようなことはありませんでしたが)、そんな選手の一人かもしれません。次に実況するときも、 心してかからねばなりませんね(笑)。

 ホームバンクは京王閣。京王閣と言えば、昨年後閑選手が移籍したことでも話題になりましたが、 その後閑選手には「本当にやさしくしていただいています。勉強になります」と。

 まだまだS級戦は始まったばかり。「まずS級に定着することが目標。そして、 少しでも上のレースで走れるようになりたいです」と。今度四日市に来るときは、どんなレースを見せてくれるのか、とても楽しみです。

 

 四日市は、GⅢ以上を除いて、オールナイターの競輪場になりました。正直、 「冬の夜はお客さまに来ていただけるのかな?」と、不安な部分もありましたが、実況席から見る限り、そんな心配は無用でした。 特に若いお客さまの声援が、普段より多いように思います。外は寒くても、ファンの皆さんの熱い声援で、レースを盛り立てて下さい! 今後もどうぞよろしくお願いします。

 

 


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