8/17~20 57周年 泗水杯(GⅢ)より

 こんにちは。実況の立野純です。

 

                   

 

 7月はサマーナイトF、そして8月は記念競輪。今年の夏の四日市は、Gレースで2度熱くなりました。

 サマーナイトのころは、夜になっても暑さは収まらず、観戦には、 ファンサービスで配られたうちわが欠かせないほどでしたが、今大会では、随分残暑が和らぎました。 競輪場近くにある霞ヶ浦球場付近には、多くのトンボの姿も!急に、秋の足音が聞こえてきたような感じがしました。

 しかし、前検日だけは、話は別!この日は「暑い!暑い!」 の声があちこちで飛び交いました。前検の練習を終えた選手、特に若手は、約10本など、先輩の分もまとめて、 検車場内売店で飲み物を買っていきますが、あまりの暑さに売れ行きもハンパじゃない! たっぷり仕入れたはずのドリンク(特にミネラルウオーター)も、ご覧のとおり、モノによっては欠品が出るほどでした。

 

               

            (奥にある在庫まで底を尽きた人気ドリンクも…)

 

 そんな検車場内では、朝から主力選手にインタビュー収録も行われていました。

 

           

          (撮影スタッフの方々)      (一丸安貴選手にインタビュー中)

 

 一方外では、横断幕の掲示も着々と進んでいました。ただ、四日市競輪場は構造上、 どうしても全てをカメラで映る場所には掲示できません。コーナースタンドも利用しての掲示。きっと選手の目には届いたことでしょう。

 

          

(左:4コーナースタンド)

(右:4コーナースタンドから直線を眺める。1コーナースタンドにも横断幕。

  バンク内では選手が練習中)

 

 さて今回は、前検日にお話しした選手の中から、ここでは2選手取り上げたいと思います。

 

 まずは渡部哲男選手

 

         

 

 先月のサマーナイトの前までの、今年の勝ち星は、わずか『1』。そのサマーNの予選で、 飯野祐太選手を一気に捲って1着を取りましたが、それが今年の2勝目でした。あまりの意外な数字だったので、私も思わず実況で 「今年の2勝目です」と言った記憶があります。そのことに触れると…

 「そうですね。(ようやく2勝目のことは)TVを見ていた他の選手にも言われましたよ。でも、 選手になって、これだけ勝てない日が続いたのは初めてですよ」

 「ダメなときは、自分のレースを度外視してまで1着を取りに行ったりしてたけど、そんなときは、 悪い方に悪い方に流れて…」

 

 ただ、サマーナイトに来る前、ひとつのキッカケになる大会がありました。 親王牌の優出です。

 「親王牌の決勝進出は、気持ちの面でいいキッカケになった。それで、 サマーナイトには、前向きな気持ちで臨むことができました

 「それでも、『親王牌はフロックかな…?』という思いもあったんです。けど、サマーナイト予選で、 いい感じで捲れて、小倉さんも振り切れたので『フロックじゃなかったな!』という気持ちになれました!その勢いで、 直前の小松島記念も優勝することができました」

 

 その小松島記念の後は、地元のFⅠで3連勝。見てる方は、3連勝は当然のような気もしますが…、

 「地元のFⅠは、プレッシャーとの戦いでしたよ。2車単で百円台とか、二百円台ですから」

 

 今回は、そのFⅠ完全Vを含め、2節連続V、小松島記念3日目から5連勝といういいムードで、 四日市記念に参戦となりました。話を聞いていると、とにかく「気持ちが前向きになった」 ということが伺える前検日でした。

 

 成績は、皆さんご覧の通り、準決勝はC回りとはなりましたが、無事人気に応えて決勝進出。 しかし決勝戦は、見せ場を作れず5着に終わりました。

 レース後、検車場でお会いしたとき「今日は、後ろすぎたなぁ…」とポツリ。 単騎のレースの難しさを感じたような一戦でした。

 

 ただ、今年の前半と、今の渡部選手が違うのは、 誰が見ても明らか。この後はオールスターも控えています。前半振るわなかった分、 後半のビッグ戦線での巻き返しに注目です。

 

 さて2人目は、一次予選組から、新潟の中山健選手 (89期)

 

           

 今節は、 89期や90期といった若手が多く参戦したシリーズでもありました。中山選手は、 直近4節は必ず何日目かで連に絡んでいる…という近況での参加でした。その点は本人も「一時期よりはいいけど、成績に波がありますね…」と、 満足感はない様子。

 「負けるときは、内に詰まったりすることが多いですね。あとは、7番手になることも…。 レースの組み立てですよね。その辺りは、先輩たちにも言われます。分かってはいるんですが、レースになると、難しいですね…」

 1着を取っている反面、大敗も多く見られるのは、その辺りに課題があるようです。そんなこともあり、 「とにかく力を出し切るレースをしたい」という気持ちが伝わってきました。

 「目標は松本一成さん。松本さんは、先行して強いです」

 

 そんな力を出し切るレースに期待した今節。しかし、今節は同型の若手も多く揃った開催。 なかなか思うようなレースができず、初日から3・9・8着。初日の3着も、援軍に切り替えられ、9番手になってのものでした (9番手から直線3着に突っ込んできたのですから、脚はあったんでしょうね)。

 先行できたのは最終日。最後は別線の小西誠也選手に差されたものの、2着に粘り込んで、 ようやく連に絡みました。

 今回は1着なしに終わりましたが、力を出し切るレースに徹していけば、 まだまだ伸びる選手だと思っています。

 

 さて、今節優勝したのは、地元の91期、柴崎淳選手。 準決勝が終わった後、優出選手はインタビュー収録を行いますが、武田豊樹選手を捲って1着クリアに、「まさか(決勝に) 乗れるとは!」と、本人もびっくりしていました。

 

           

          (インタビュー収録カメラが回る少し前のひとコマ)

 しかし、サプライズはそれで終わりませんでした! 決勝でも武田選手を捲り、なおかつ今節実戦気配のよかった山口幸二選手をも完封してのV!レースを終えて、 バンクを1周してきた柴崎選手には、スタンドから惜しみない拍手と声援が送られました。

 その柴崎選手。実況しながら、「すぐにガッツポーズが出るだろう」と思って見ていたのですが、 意外にも(?)ゴール後のガッツポーズはありませんでした(ガッツポーズが出たのは、1周回ってきたとき)。 そのことをレース後に聞いてみたのですが、

 「ガッツポーズですか?いや、ゴールした瞬間は『あーっ!やっちゃったー!』 って感じでしたよ!」

と、それどころではなかったようですね(笑)。

 

 今回は挑戦者の立場としてのレースでした。もちろん今後もその気持ちは変わらないでしょうが、 周りや、お客さんの見る目は変わってくるはず。そんな中で、これからどう大きくなっていくのか、期待は膨らむばかりです。

 

 さて、夏も終わりを迎え、本格的な秋へと移っていきます。次節は9月23日からのFⅡ戦。 もちろんナイター開催です。ナイター照明の中で走るレース数は、これからどんどん増えていきます。ぜひ、 これからもナイター競輪を存分にお楽しみください!

 

            

                  (戦い終えた後の検車場)


第4回サマーナイト 2008年7月19日~20日

  こんにちは。BBライブスタジオ担当の谷友梨子です。

                   

  真夏の祭典「第4回サマーナイトフェスティバル」が2008年7月19日(土) ~20(日)の日程で行われました。

  2日間に渡り、バンク内にはまぶしい夏の太陽が降り注ぎ、 場内のお客様に振る舞われた無料のカキ氷は大好評でした!

             

 

  この真夏の祭典を制したのは、新田康仁選手(静岡)。       

   意外にもビッグ初V! これまで何回もビッグの決勝には乗っており、近況では、5月の高松宮記念杯では決勝2着。しかし、 このサマーナイトでようやくその栄冠を手にしました。

       バンク内で行われた表彰式

  「20代の頃はいつでも(タイトルを)獲れると思っていたが、ずっと獲れなくて長かった。 ようやく、大きなタイトルが獲れて嬉しい!」  まさしく念願のタイトル奪取です。

             

                         前検日の新田選手

  表彰式に向かう前の新田選手の表情が長くカメラに写っていたのですが、後ろには渡邉晴智選手、 丸山啓一選手ら静岡勢の姿が…。優勝した仲間を暖かく見守る姿も印象的でした。

  念願のGⅡを手にし、次は、GⅠ制覇と期待も膨らみます。新田選手、優勝おめでとうございます!

 

 

  それでは、ここからは、前検日の選手の表情をご覧ください。

 

    古田義明選手(三重)

          

          

 地元からは唯一の参戦。ちょぴりシャイな古田選手ですが、 開会式では選手宣誓も行いました!(古田選手の性格をよく知っている三重県の選手は、 テレビの前で固唾を飲んで見守っていたのでは??)

 「優勝したら、練習仲間をハワイに連れていくよ」と、ニッコリ。仲間からは、「サマーナイトは、 2回恵まれたら(勝ったら)いいだけ!」と、辛口の応援も受けていましたが、古田選手がコツコツと地道な練習で力をつけてきたのは、 練習仲間が一番よく知っています。

 直前の向日町では優勝。上々の状態での参戦。

 残念ながら初日で敗退となりましたが、2日間地元ファンの大きな声援が飛んでいました。

 

    小倉竜二選手(徳島)

                

 徳島・鳴門海峡の渦潮を思わせるのような(?!)シャツを着て、颯爽と写真に応じてくれました! 「宮記念杯の落車の影響は無し。親王牌二次予選は、体の反応は良かったよ」

 

    加藤慎平選手(岐阜) 

                

 「今回は岐阜1人なんだよね。まあ、気楽に頑張りますよ」

 前検日に、ちょうど、弟子の不破将登選手(94期)が松阪のチャレンジレース決勝に乗っていて、 そちらの方も気掛かりのようでした。

 

     飯島則之選手(栃木)

       

          小嶋敬二選手(石川)  

 

   高木隆弘選手(神奈川)

               

 検車場の水道で、「いや~。汗かいちゃってさ(苦笑)」と、ヘルメットを洗う高木選手を発見!! (貴重なお宝写真?!)

 「高木さん~。明日までに乾くんですか~??」と、周りの選手の笑いを誘っていました。

  四日市は記念も2回制覇し、 「印象のいいバンクですよ」

   

   桐山敬太郎選手(神奈川)

            

      「鎖骨・ 骨折をやってからイマイチだったけど、5月の大垣記念から掴めてきました。6月の斡旋停止中は、普段できていなかった練習ができましたよ。 前半は、アマチュア時代みたいに乗り込んだし、あともう1ヶ月斡旋停止があってもいいくらい(笑)。 4倍のギアは当分使いますよ」

 

   平原康多選手(埼玉)

              

 親王牌決勝に続き、3.85のギア。

「ギアばかり注目されるけど、フレームやその他、色々調整したり試したり試してしているんですよ。 1着権利でも、いつも通りのレースをしようと思います」

 

    飯野祐太選手(福島)

              

 「一時期すごく良かった頃と比べると、あまり良くないかな。同期の新田祐大が頑張っているので、 負けないようにしたい。基本は押さえ先行だけど、最近は捲りが多くなっていますね」

 

     阿部康雄選手(新潟)

         

        山内卓也選手(愛知)  

 

   前田拓也選手(大阪)

                

 昨年夏の四日市記念で、四日市のバンクレコードを樹立(10秒6)。 「更新は?」と訊くと、「ムリムリ~(笑)」。

 「(初日)前を走る稲垣に、『僕、バンクレコード保持者なんだよな~。また頑張りたいな~』と、 正面切って言うとヤラシイので、食事中なんかに、チラッチラッと、何回かに分けて言ったら頑張ってくれるかな(笑)」と、冗談も。

 「バンクレコード、抜かれたくないなあ。でも、山崎あたり出すんじゃないの~(笑)」

 *なお、今シリーズは、バンクレコードの更新はありませんでした。

 

   中村浩士選手(千葉)

        

  「ここに来る4日前に、サマーナイトに向けて、3泊4日の合宿に行ってきたよ。 四日市は2月に優勝してるからね。またホームページに載るよう頑張るよ」と、ニッコリ。

 

    新田祐大選手(福島)

             

「調整は出来ました。でも、いつもみんなに、『調整(練習)し過ぎだ』って、言われるんですよね (苦笑)」

「僕、普段の昼間開催は、寝るの早いんですよ。でも、今回は、遅いレースを走れるよう頑張ります!」

 

   稲垣裕之選手(京都)

            

      太田真一選手(埼玉)  

 

   廣川泰昭選手(愛媛)

         

        

  腕に軽い擦過傷…。「直前の松阪が終わってから、練習中の怪我なんです。まあ、大丈夫ですよ」

  サマーナイトは初出場。また、ビッグでの1着もまだ無いので、「1着は取りたいけど、 恵まれないとね(苦笑)」

  「5月の大垣記念の初日では、周りにラッキーボーイって言われてましたね?」と訊くと、 「今回もそんなふうになったらいいんだけど」

 

    齋藤登志信選手(宮城)

               

 5月の函館では今年2回目のV。函館競輪場とは抜群の相性で、現在7連覇!そのためか、 「ナイターは好きですよ」とニッコリ。 

 先月の四日市ナイターの準決勝ではカマシ先行を見せていて、解説の井上茂徳さんに 「先行していたね~」と突っこまれると、「よく見てますね~」と苦笑い。「状態も悪くないですよ」とのこと。

 ちなみに、齋藤選手の趣味は、 釣りだそう。

 

   武田豊樹選手(茨城)

           

        荒井崇博選手(佐賀)  

 

   山崎芳仁選手(福島)

              

  2日間、4.33のギア! 話題が集まりました。

 

   丸山啓一選手(静岡)

               

 「サマーナイトの一発勝負を意識して、前回の小倉から、ギアを57から77に。 小倉で手応えもあったので、今回も掛けますよ」

 

   海老根恵太選手(86期)

               

 「夏はあまり好きではないですね~」と、 玉のような汗を浮かべながらローラーに乗っていた海老根選手。

 「四日市は直線も長いし、1着権利だし、先行選手も、早くからは思いっきり踏まないでしょうね」

 

   石丸寛之選手(岡山)

         

          渡部哲男選手(愛媛) 

           

                

  牧剛央選手(福岡)

                 

 直前の松阪で優勝、今年3回目のV。秋には、地元・久留米で共同通信社杯が行われるので、 「これで初日特選に乗れるかな」

 同県の先輩、紫原政文選手のレースぶりを尊敬していて、迷った時には「紫原選手ならどうするかな」 と、考えて組み立てています」

 

 ところで、九州といえば「豚骨ラーメン」。そこで、牧選手から一言。「豚骨ラーメンには高菜!」  共同通信社杯にお越しの際には、ぜひご賞味ください!

 

  岡部芳幸選手(福島)

     

       手島慶介選手(群馬)   

 

     岩津裕介選手(岡山)

               

 髪の毛が夏らしくサッパリ!「昨日、切ってきましたよ」

 「まだまだ学生服が似合いそうですね~」と問いかけると、「いやいや。さすがにそれは…(笑)」 と言いながら、カメラに納まってくれました。

 「直前の親王牌の落車は大丈夫。ただ、練習ができていないのでね~。それがちょっと心配」

 

   神開将暢選手(福岡)

                  

 着ているTシャツは、同期・地元の松岡彰洋選手の300勝達成時に作ったもの(2004年)。

 「僕、ちょうど今199勝なんですよ。200勝達成したら、 松岡さんに記念Tシャツをプレゼントしますよ」

 

 

 第4回サマーナイトフェスティバルの選手の表情を、前検日の写真を中心にお送りしました。なお、 写真の一部は、地元の佐久間幸人選手にご提供いただきました。

 

 そして、場内には2日間に渡り、たくさんのお客様にご来場いただきましてありがとうございます。 四日市で行われた真夏の祭典、お楽しみいただけましたでしょうか?オールナイターの競輪場、四日市競輪場を今後ともよろしくお願いします!

 


7/31~8/2 第2回 Kドリームスカップ(FⅡ)より

 こんにちは。実況の立野純です。

 

                  

 

 まだまだサマーナイトフェスティバルの余韻が残っているような四日市競輪場場内に、こんなものが展示されています。

 

            

 

 そうです。サマーナイトFオリジナルの、 チャンピオンジャージキャップ。 優勝した新田康仁選手のサインも、しっかり入っています。場所は、特別観覧席入口から、 バンクに向かう辺りにある、ショーケースの中です。本場にお越しの際は、ぜひともご覧ください。

 

 さて、全国各地で夏祭りが盛んなころかと思いますが、ここ四日市でも、毎年恒例の『大四日市まつり』 の季節。そんな“熱い”時期の四日市に、関東から九州地区の選手を集めたFⅡ戦が、7~8月をまたいで開催されました。

 

         

        (大四日市まつり。近鉄四日市駅前では、勇ましい和太鼓の演奏が。

                    クライマックスは『おどりフェスタ』です! )

 

 前回開催のチャレンジレースには、デビューして間もない若手機動型が多数揃っていましたが、 今回は前回と比べると、若手は幾分少なめ。

 「ならば、地元の予選なら、本来の走りで人気に応えてくれるのでは?」と、 私があっせんメンバーを見て思ったのは、星野嘉寛選手 (三重・49期)です。

 

 星野選手と言えば、地元ファンにとってはお馴染みの人気選手。『超』 がつくほどの地脚タイプで、戦法は『先行』オンリー。普通、 徹底先行の選手であっても、専門紙の脚質欄には『先捲』と書かれるものですが、星野選手に関しては『先行』と、いたってシンプル。 後ろ攻めからジャンで押さえての先行。型に持ち込めば、別線はもちろん、マーク選手も『そのまま1車身』で完封します! その先行テクニックに対し、ついたニックネームは『先行職人』。非常にわかりやすい、 いいニックネームですね!

 

 しかし、そんな星野選手も、新制度(チャレンジレース創設)以降は苦戦傾向。前期は2班のため、 相手は常に点数を持っている自力型。今期から3班となりましたが、当たる相手は、イキのいい新人ばかり。 先行できなければ持ち味が出ない星野選手にとっては、今までのような『毎場所1勝ペース』という訳にはいかなくなりました。

 

 前検日、いつものように検車場を訪ねると、笑顔の星野選手がそこにいました。

 

      

                (もちろん左が星野選手です)

 

 お会いするなり、第一声が

 「いや~、明るい時間に走るようになっちゃったよ~…」

 四日市は、オールナイター開催(記念を除く)。前期までの1・2班戦なら、 FⅡ特予選は夕方~夜でしたが、3班戦だと確かにまだまだ陽が残っている時間帯です。

 その3班戦も…

 「新人のデビュー戦ばかりに当てられてね…。もう、大変だよ(苦笑)」

 私も冗談で

 「新人には、ニラミを効かしたらどうですか!?」

 と言ってみましたが

 「ニラミ効かしても、若い子にはスルーされるわ(笑)」

 と、返されてしまいました(笑)。

 

 ただ、今開催の予選は違いました。メンバーを見ると、デビュー間もない若手は不在。おまけに、 星野選手の先行一車の構成。その番組を見て、

 「今回は新人がいないね!地元だし、頑張らんといかんね!」

 力強い言葉が返ってきました!

 

 そのチャレンジ予選4R。 レースはまさに、絵に画いたような先行一車の展開。後ろの競りを尻目にマイペースの先行。実況していて、ホームすぎには 「あっ、もう勝ったな」と思えるようなレースでした。番手を取った別線の選手を寄せ付けない逃げ切り勝ちで、 降班後初めて予選を1着クリア!準決勝にコマを進めました。

 準決勝では9着でしたが、最終日(2R一般戦) はまたもや先行一車。ここも、断然の人気に応えての逃げきり勝ち。今シリーズは、久々に3戦2勝の成績を残し、 通算勝ち星を「572」に伸ばしました。こういう数字を見てしまうと、我々はつい「600勝」 を期待してしまいますが、ここまでの数字も、一戦一戦の積み重ねのもの。これからも変わらぬ先行で、地元ファン、 そして全国のファンを楽しませてほしいと思います。

 

 さて、次節はいよいよ記念競輪。年に唯一の昼間開催です。暑い中でのレースになると思いますので、 観戦の際には、水分補給をどうぞお忘れなく!かき氷の無料サービスもあるようですよ。

 

        

           (駅前商店街の横断幕も、記念バージョンになりました)

 

 なお記念開催中は、メロンパンの移動販売車も連日出店されるとのこと。

 

        

 

 焼き立てのメロンパン、その名もズバリ『メロンちゃん』。 普段の開催でも時々出店されていますが、私はその都度買っています(笑)。メロンパンの他、ラスクや焼きカレーパンもあります。 ちょっとリッチな方は「北海道メロンパン(270円)」を。メロン果汁のクリーム入りで、食べ応えも十分です。写真のとおり、 いろんな種類がありますので、ぜひご賞味ください!


7/23~25 Kドリームスカップ(FⅡ)より

 こんにちは。実況の立野純です。

 

                  

 サマーナイトフェスティバルが終わって、しばらく経ちましたが、皆さんの成績は、 いかがでしたでしょうか。開催中は、地元の方はもちろん、遠方からも、たくさんの方に足を運んでいただき、ありがとうございました。やはり、 実況する者としても、大歓声の中で実況すると、普段以上に気持ちが乗ってくるというのが、正直なところです。予選の山崎芳仁選手の捲り 優勝した新田康仁選手への拍手喝采は、今でも耳に残っています。予選の、 内田慶選手のレースも印象的でした。来月の記念競輪でも、そんなレースを多く見せてもらいたいです。

 

        

           (場内のショーケース。涼しげな夏バージョンです!)

 

 そんなサマーNFから、わずか中1日。 新田康仁選手優勝の余韻がまだまだ残っている四日市、ベイサイドバンクに、早くも次節に出走する選手が続々と集まってきました。

 

 今回はFⅡ戦。北日本を除く全地区からあっせんされました。四日市にとっては、4/1~3以来、 実に約3か月半ぶりのFⅡ戦です。

 直前のサマーNFのような『G』のつくレースは、競輪の華ではあります。しかし一方で、 「FⅡも好き」というファンの方も多いはず(私がそうなんです)。車券は比較的絞りやすいですからね(実際に当たる、当たらないは別として… ですが)。

 『絞りやすい』という点では、新鋭が揃うチャレンジレースが、それに当てはまるでしょう。今節には、 優勝候補に押される93・94期が東西から多数揃って、予選からその勢いを存分に見せつけました。

 

 何人かと前検日にお話ししましたが、ここでは2選手をピックアップしましょう。

 

 まず一人目は、蒔田英彦選手 (千葉・93期)

 

        

 

 四日市はもちろんのこと、西への遠征も、 今回が初めてだったそうです。

 ここに来る前までの成績は、チャレンジレースで優勝2回。この数字が多いか少ないかはともかく、 ほぼ確実に決勝へはコマを進めているなあ、という印象でした。

 話しかけると、非常に気持ちよく、ハキハキといろいろ答えてくれました。

 

 脚質は「ダッシュ系」とのこと。しかし決まり手は『逃げ』 が圧倒しています。これについては、

「押さえ先行基本に戦っています。師匠(斉藤和徳選手)や、練習仲間の藤田大輔さんからは 『チャレンジレースでは、カマシ・捲りで勝っても意味がないぞ』と言われています」

 目先の1着ではなく、先を見据えたレースを心掛けているようです。先行一本の攻めで、ここまで (もちろんこれからもでしょうが)戦っています。

 

「デビューのころと比べると、レースにも慣れてきて、力を出し切れるようになってきました。ただ、 勝てるレースで勝ててなかったりすることもあって、取りこぼしも多いですね…」

 どうやら、その辺りが2着、3着という数字にも現れているようです。

「前々回青森の準決勝では7着に敗れましたが、このレースは、今までで一番悔しかったです (ジャンから押さえ先行も、金野俊秋選手に捲られ、直線失速)。今回、体調も問題ないし、先行で頑張ります!」

 

 四日市初登場となった今節は、連日先行し、2着・2着での勝ち上がり。 決勝はチャレンジレースらしく、93期4人、94期1人のレースになりました。先行意欲満々の選手が揃う中、『HB』 をつけたのは、この蒔田選手。ジャンからの押さえ先行でした。最後は捲り合戦に屈し、6着には終わりましたが、 今回のチャレンジレースで、印象に残った選手でした。

 

           

    (写真は、Tシャツの背中。同期の昭和58年生まれの選手で作ったそうです。

        今節一緒に走った蓮井選手、古川選手の名前もありますね)

 

 南関の選手なので、四日市に来る機会はそう多くはないかもしれませんが、次に来るときも、 先行一本で駆け抜けてもらいたいですね。

 

 

 さて、二人目は、岐阜の94期、柴田祐也選手

 

        

 

 柴田選手は、有名な練習グループ『闘心會』の一員。 デビュー前から、スピードチャンネルでも取り上げられていたので、ご覧になった方もいらっしゃるのでは?(『ペットボトル泡ブクブク競争』 が放送されてましたね!不破将登選手、北村篤選手を破り、見事優勝でした!)

 四日市はデビュー2戦目。デビュー戦は名古屋でしたが、結果は7・2・6着。初勝利は、 今回の四日市に持ち越しとなっていました。

 デビュー初戦(名古屋チ予選)は、齋尾大丈夫選手(岡山・69期)に突っ張られて7着。 2日目は2着でしたが、ホームで内へ行ってしまい後手を踏み、何とか捲り上げてのもの。3日目は、初めて先行(ジャンから押さえ先行) しましたが、濱鋭人選手に捲られ6着でした。

 

 振り返って…

「デビュー戦は、冷静に走れていませんでした…。気持ちに全然余裕もありませんでしたね。 最終日にやっと先行できましたけど、これも『先行できた』だけでした。全然掛かってませんでした」

と、本人の評価。満足できるレースは、できなかったようでした。

 師匠は本村隆文選手。

「師匠からは、『人は気にせず、自分のレースをしろ』 と言われています。自分のレースは、バックを取るようなレースですね。1着を取ることより、 自分のレースをして、力を出し切りたいですね!」

 

 その「バックを取るレース」をすべく臨んだ今シリーズ。

 しかし、初日、2日目は『自分のレース』をさせてもらえず6・5着。迎えた3日目は、 初日に一緒に走った二宮司選手(大分・86期)を含めた3分戦でした。この3日目は、後ろ攻めからの押さえ先行。 ようやくバックを取ることができました。あとは、粘れるかどうかの直線勝負になりましたが、番手選手を振り切って、 デビュー初勝利を逃げ切りで飾りました!

 現状は、まだ優勝争いには至っていませんが、練習環境は申し分ないはず。レースにも慣れて、 師匠の教えを守れば、着実に力をつけてくるのではないでしょうか。

 

 可能性を秘める新鋭のレースは、S級戦とは違った楽しみもあります。今後の各地のFⅡ戦でも、 ぜひ車券を買って、皆さんの『宝』を発掘してください!


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