こんにちは。実況の立野純です。
前回から約1か月空いての、本場開催となりました。11月は、一年のうちで、 気温の上下差が最も大きい月だそうですが、下旬ともなると、季節はもう冬。マフラーや手袋が手放せなくなりました。カメラマンは手袋をして、 レースを撮っていますよ。
投票所のいたる所には、写真のような暖房器具があります。大きな 「首振りハロゲンヒーター」みたいなもの…と言えば、わかりやすいでしょうか(『バルワイド』と書かれてます。 商品名ですかね?)。正直、かなり暖かいですよ。でも本場へは、もちろん暖かい服装でお越しくださいね。
さて、今シリーズは、四日市競輪にとっては、久々のFⅠ戦 (FⅠは7/1~3以来)。S級、A級ともに、上位陣の自力型が充実したメンバーとなりました。
前検日、検車の列に、仲良く談笑している90期コンビを発見!
左: 鈴木謙太郎選手(福島)、右:篠塚光一選手(兵庫)
「写真いいですか?」と尋ねると、
「『90期のイケメン二人』って書いといてください! このツーショット、なかなかないッスよ!」と、篠塚選手!はい、確かにイケメンです!
かなり仲良く話していたので、学校時代はどんな生徒だったか、少し聞いてみると…、
鈴木「(篠塚選手のことを)山の上から見下ろす感じで…」
篠塚「(間髪入れず)なんでやねん!」
鈴木「いや、90期のムードメーカーですよ。自分ですか?自分は、黙ってそれに付いて行く…」
篠塚「どこがや!」
:
篠塚選手が『ムードメーカー』なのは、納得しました(笑)!
鈴木選手の脚質はダッシュ型ですが、 「押さえ先行を心がけて走っています」と。今節は、初日の選抜戦で、赤板すぎからの押さえ先行! ゴール前、友定祐己選手には差されたものの、2着に粘っていました。
決勝は、鈴木選手の先行一車ということで、S級初Vに人気も集まりましたが、 友定選手に先行されて9着。「まさか…」という感じだったそうですが、またチャンスは巡ってくることでしょう。
鈴木選手は、年末にヤンググランプリを控えるとあって、 今節注目の一人。前検日には、スピードチャンネルの取材も入っていました。
今のところ、ヤンググランプリの並びは、正式には発表されていませんが、北日本は、「壱道君 (菅田選手)が前で、あとは点数順になると思います」とのこと。
ちなみに鈴木選手が平塚を走るのはA級時代以来。バンクには「軽いイメージがある」 と言っていました。点数順だと4番手になる可能性が高そうですが、そこから直線でどこまで突っ込めるか。今から楽しみです。
一方の篠塚選手は、 現A級の最高得点保持者。それについては「たまたまですよ」と、まったく気にかけていない様子。
来期もA級なだけに、12/13からのレインボーカップには、力が入るところです。もちろん、 それに向けて頑張っているそうですが、
「もっと先は、S級で…」
と、見ているところは、さらに上の舞台。このまま順調に強くなれば、初めて経験したS級時代 (昨年後期~今年前期)より、スケールの大きい篠塚選手を見ることができるでしょう。
今節は、初日・2日目が4着・3着。末の粘りが本来のものではなく、決勝では、 番手の中畑正彦選手の差し目が1番人気に。しかし、最後はきっちり押し切って、 今年5回目の優勝を飾りました。レインボーカップ、注目してください。
さて、もう一人、ここでは取り上げたいと思います。
S級の予選スタートながら、近況捲りがポンポン決まっている、 中曽直彦選手(千葉・74期)。
本来は追い込み選手ですが、ここに入る前の勝ち星は捲りばかり! 決まり手も『逃0 捲6 差5 ク1』と、捲りが差しを上回り、予選も自力選手扱いのような番組になっていました。
「捲りが決まっている?たまたまですよ。前回松山の11秒1?それもたまたまです」
と、謙遜しきりの中曽選手でしたが、たまたまで冬場に11秒1は出ないでしょう!
「今は予選スタートだけど、やっぱり上で走りたい。 まずは選抜スタートに定着したい。そのためには、僕は追い込み選手だけど、追い込み一本ではなく、 勝てるように何でもしないと。目標がなければ、流れで何でもやる、っていうのが基本ですね」
地元地区のレースでは、目標にも事欠かないでしょうが、遠征になると、 前になる番組が近況は多いようです。そんな中でも勝てるように、捲りは、そのための一つの手段…と。だから「たまたま」 という言葉になるのでしょう。
取材の最後には、もう一度「上で走りたいですしね」というコメントが出てきました。
今回予選(初日8R)では、宮司周郎選手(愛知・82期)、 中園和剛選手(福岡・89期)との対戦。宮司選手の先行かと、大半の方は思われたようですが、号砲から、 だ~~~れも出ず、宮司選手がしぶしぶ前を取らされる羽目に。そこを中園選手が押さえ、宮司選手が突っ張ったところ、ホームで先行したのは、 何と中曽選手!中園選手には捲られたものの、しっかり2着に粘り、準決勝進出を決めました。逃げの決まり手『1』の、おまけ付きです!
最終日の特秀戦は、単騎の競走ながら、流れも掴み3着入線。この分だと、 選抜スタートも見えてきた感じです。中曽選手が前を回る番組のときは何をしてくるのか、ファンの皆さんもじっくり推理してください。
ちなみに、初日8Rで1着になった中園選手は、前回松山で、中曽選手に11秒1で捲られた選手。 前検日もそのことを口にしていました。「今回はやり返しますよ」と言ってましたが、有言実行となりました。
年内の四日市S級戦は、これにて終了。次節はFⅡ戦。お時間のある方は、 ぜひ本場で大声を張り上げてください!もちろん、各場外、電話・インターネット投票でも、冬季ナイターにご参加ください!お待ちしています。