こんにちは。BBライブスタジオ担当の谷友梨子です。

先日、東海地方にも梅雨入りが発表されました。しかし、梅雨入りが発表されたとたんに晴れ渡る… というのはよくある話。今節の前検日も、そんな一日で「暑い、暑い」という声が、 選手からもよく聞かれました。まして四日市は、すぐ横が伊勢湾。潮が風に乗ってくるため、湿気を感じる暑さです。
初日、2日も好天。3日目は曇り空。ただ、雨はないだろうと思われたのですが…。3日目後半からは、 小雨が落ちたりやんだりの不安定な空に。そして10レースの選手入場時には、突然の大雨に!やはり梅雨は梅雨です。連日好天… とはいきませんでした。
さて今節は、今年度2回目のFⅠ戦。『第3回伊勢茶杯』が、 6月14日(日)~16日(火)の日程で行われました。今回は、高松宮記念杯(GⅠ) 直前のシリーズということもあり、抜けた優勝候補は不在。そんな中、前検日から「調子はいいですよ」 というコメントを出していたのは、島野浩司選手(愛知・62期)。その島野選手が、その言葉通りの脚を見せ、 また流れも引き寄せて、完全Vを成し遂げました!
混戦と言われたシリーズでしたが、その中でも初日特選から本線に押された連係は、 伊原克彦選手(福井・91期)-島野選手。島野選手は前検日にこう話していました。
「伊原君とは、以前一度伊東で連係し、すごくいいレースをしてくれて、 1着を取らせてもらいました」
調べてみると、昨年8月の伊東FⅠ特秀戦で連係していて、 このときは先行した伊原選手が3着に残るという結果になっていました。
そして、今シリーズは、 終わってみれば3日間ともこの2選手が連係。しかも、3日間とも伊原選手が先行しての2着。 番手を回った島野選手が1着という結果に。3日間連係というのはよくある話ですが、3日間ともワンツー、 しかも同じ展開や結果というのは、いくら主力とは言え、そうあることではありません。
決勝は、初日特選でも対戦した自力選手の再選に。ジャン前から押さえて先行した伊原選手に、 萩原孝之選手(静岡・80期)が猛然と捲り上げましたが不発。小林大介選手(群馬・79期)は内に包まれ万事休す。 最終2センターで3車落車のアクシデントもありましたが、先手を取った中近勢で上位を独占!島野選手が差してのV! 2着に伊原選手が残り、3着に、地元ホームバンクでようやく初のS級決勝入りを決めてきた上田裕和選手 (三重・86期)が入りました。2車単、3連単ともに、1番人気での決着です。
貫禄さえただよう島野選手が、完全Vをひっさげて表彰のステージへ!
「今年3回目の優勝です。ツキがありますね。完全優勝は、信じられないです」
「準決勝ではゴール後に落車し、打撲と擦過傷で少し心配しましたが、 伊原君がいいレースをしてくれて、後ろも地元の上田君が固めてくれたので、安心して走ることができました。伊原君は、出だしもいいし、 末もいい。付いていても何もすることがなくて、最後だけおいしいところをもらっちゃって、申し訳ないくらいです(笑)」
確かに伊原選手の先行は光りましたが、それを連日島野選手が差したのも事実。最後に、 今年後半に向けて、力強く語ってくれました。
「近況、随分感じよく踏めるようになってきました。このところ、 良くなるとケガばかりして…の繰り返しだったので、ケガのないように、 上のレースでも勝てるように頑張りたいです」
今後はしばらくFⅠ戦が続きます。追い込み選手は、目標や展開に左右されがちではありますが、 今の調子ならさらに優勝を重ね、またビッグの舞台でも白星を獲ってくれそうです。
今回も含めて、島野選手は、伊原選手の番手を回ったのは4回となりますが、 これで島野選手にとっては4戦4勝!よく「○○君とは相性いいよ」というコメントを耳にしますが、 まさにその典型と言えそうですね。
(伊原選手。インタビュールームにて)
一方の伊原選手は、島野選手を引っ張ったときは、2着3回、 3着1回となりました。今回は3日間とも、ジャン前後からの先行。前検日には、
「最近は『してるだけ』みたいな先行が多い。無理して行ったり、力任せに行ったりと、 中途半端なレースが多く、安定感がないですね」
と口にしていました。しかし今節は、連日別線に抵抗の余地を与えない先行! この後控えている地元の福井記念が楽しみになってきました!
さて、次節の四日市競輪は、6月23日(火)に開幕します。次節は、関東・ 南関東から九州までの選手によって争われるFⅡ戦です。引き続き、四日市ナイター競輪でお楽しみ下さい!