6/23~25 Kドリームスカップ(FⅡ)より

 こんにちは。実況の立野純です。

 

                  

 

 今節前検日は、 正午を少し回るころまで雨が落ちていましたが(時間帯によっては豪雨!)、その後は雨も上がり、無事バンク練習ができるまでに回復しました。 前検が雨だとバンク練習はなくなり、検車場内のローラー室は満員状態になります。

 

           

 

 今節は関東・南関から九州までの選手を集めたFⅡ戦。 上位陣に自力型が揃いに揃い(初日選抜10Rには自力型が6人!選抜でこんな構成になるのは、珍しいことです)、 連日激しい戦いが繰り広げられました。

 

 

 さてここでは、今節1・2班戦、チャレンジ戦出走選手の中から、2選手をご紹介しましょう。

 

 まずはチャレンジ戦から、志水祐彦選手(大阪・94期)

 

           

 

 志水選手は選手になる前、パワーリフティングをやっていたそうです。 ベンチプレスでは205kgを挙げていたとか!…と書きつつも、205kgを持ちあげるのが、 一体どんな世界なのか、私には想像もつきません…。ただ、「今は100kgちょっとしか挙がらないですよ(笑)」とのこと。やはり、 使う筋肉が変わると、そうなるんですかね。

 

 「ただ、パワーリフティングでは(普通の仕事で)働きながら、やっていかなければならない。 それではちょっとしんどいかな…と。で、肥後が『志水ならいけるから!』と、声をかけてくれました

 競輪転向へのキッカケを、こう話してくれました。なお、『肥後』とは、 肥後公允選手(奈良・91期)のこと。肥後選手とは、中学の同級生だそうです。

 

 競輪学校には、4回目の受験で合格。厳しい学校での訓練を終え、 師匠である前田新選手(大阪・ 68期)に出会います。

 「師匠には、学校を出てから拾ってもらいました(笑)。師匠には、 迷惑かからないようにしてるんですけど、なかなか成績も上がってこなくて…。師匠は、自由にやらせてくれます」

 力はあるのに、思うような成績をなかなか残せないことについて、志水選手はこう話していました。

 「パワータイプ?そうですね。でも、その力が、 自転車にうまく伝わっていないですね。早く、うまく自転車に乗れるようになりたいです」

 

 ベンチプレスで205kgを挙げていた選手が、非力なはずはありません。自転車に力を伝える… このキッカケをひとつ掴めば、大化けする可能性を秘めている気がしてなりません。

 

 そんな今節の志水選手。決勝は単騎の競走でした。車番も『4』でしたので、 当然人気はさほどなかったのですが、2コーナー7番手から、渾身の力での捲り!バックでは「これは初優勝も!」 そんな勢いでした。4コーナーでは中川繁樹選手(京都・93期)を捲りきり、あとはゴールを目指すだけ!

 …というところでしたが、後ろに続いてきたのが、 チャレンジ戦ではトップクラスの戦歴を残している長谷川辰徳選手(埼玉・89期)。 最後は長谷川選手が貫禄の伸びを見せて、悠々とVゴールへ。志水選手のデビュー初Vは、次節以降にお預けとなりましたが、 収獲もあったシリーズになったのではないでしょうか。

 

 「近い目標は、一日でも早いチャレンジの脱出。将来は、 師匠の前で引っ張れるように!

 その目標に向かって、これからも突き進んでいきます!

 

 

 次は1・2班戦から、伊藤将志選手(愛知・94期)を。

 

            

 

 6月上旬には、 平塚競輪場でレインボーカップファイナルステージが開催されましたが、 伊藤選手はそこで2班特進を決めた一人です。

 前検日に配布された番組の決まり手を見ると、『逃:6 捲5 差:2 ク:0』。

 「今年の初めは、ここ(と言いながら、『捲5 差:2』のところを指差した伊藤選手) が全然なかったんですけどね。ただ、95期が出てきてから、こうなりました。だから、1・2班戦では、 先行して頑張っていきたいですね。僕はダッシュが全然ない。 どれだけ長い距離を踏めるかが持ち味ですからね」

 

 今回の四日市戦は、昇班初戦。レインボーが終わって、すぐにあっせんが入ったそうです。 今まで一緒に走ったことがない上位メンバー、おまけに今節は東日本の選手も混じった開催だったため、

 「予選のメンバー見たんですけど、知っているのは山崎さんと、角脇さんだけ(どちらも地元選手。 つまり、伊藤選手にとっては、同じ中部地区の先輩)。あとの方は分からないですねぇ…。(自力の相手となる)浅沼さんって、 どんな選手ですか?」

…という逆取材(笑)。ちょっとした初々しさも見られました。

 

 もちろんこれからレースをどんどん重ねて、上位の選手も覚えて、 また逆に覚えられて警戒される選手になることでしょう。

 

 「まずは初勝利を目指して!そして怪我をしないように、 無事完走すること。1回落車して怪我したとき、2週間休みましたからね…」

 今節は、前検日の「1・2班戦では、先行して頑張っていきたい」の言葉どおり、 3日間先行。3・2・7着で、初勝利とはなりませんでしたが、その初勝利は時間の問題でしょう。

 

 

 さて、次節の四日市競輪は、もう目の前。中3日でFⅡ戦が開幕します。次回もお楽しみに!」

 


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