7/7~9 第1回じばさん三重カップ(FⅡ)より

 こんにちは。実況の立野純です。

 

                   

 

 1年も半分が過ぎました。今節初日は七夕。ということで、 場内にはたくさんの七夕飾り

 

                

 

 そこには短冊がかけられ、さまざまな願い事が。

 

                

           (最近、新しい仕事を任されたのでしょうか?)

 

                

         (獲りたいです!でも、なかなかうまくいかないですねぇ…)

 

                

          (これは、お客さんも選手も大好きな言葉!?(笑))

 

 今節は、2009年後期最初の開催。期も変わって新たな気持ちで臨んだ 『第1回じばさん三重カップ』(FⅡ)。前期S級の実力者が7名揃い、ここに勢いある若手がぶつかっていく開催でした。 そんなシリーズを制したのは十河哲治選手(岡山・60期)。かつては特別クラスで活躍していた実力者が、 復活の完全V!S級復帰に向け、足がかりをつかんだかのようなシリーズとなりました。

 

 また、3班戦では96回生新人レーサーが2名デビュー

 中でも話題になっていたのは、在校1位&卒記チャンプの称号を引っ提げてのデビューとなった、 西村光太選手(三重)。しかし、準決勝ではプロの厳しさを味わうことに。別線に一気に叩かれたところを、 もう一枚のラインに捲られることに。結局、脚を余して7着大敗。1・7・2着で、デビュー節を終えました。前検日から「緊張しています」 という言葉が聞かれましたが、プレッシャーも相当あったかと思います。これから実戦を積むにつれて、 まだまだ大きくなることは間違いないことでしょう。

 そして、もう一人デビューを果たしたのが、笹川嘉幸選手(滋賀) 。「先行します」と前検日に語ってくれましたが、まさに有言実行!3日間、『HB』は誰にも譲りませんでした!しかし、 予選は着が1つ足らず、惜しくも6着。準決勝進出はなりませんでした。しかし、最終日には、後続に大差をつけての逃げ切り勝ち! 嬉しい初勝利を挙げました。

 

 今節参加の96期両者は、ともに逃げ切って、デビュー節で1勝挙げました。が、 プロ生活は始まったばかり。ファンの皆さまも、各地で走る新人選手に、どうぞご声援ください。

 

 

 さてここでは、今節出場した選手の中から、松尾信太郎選手(福岡・92期) を取り上げさせていたさきます。松尾選手は、四日市初出走です。

 

             

 

 松尾選手は、今節からチャレンジ戦に出走。昨年春ごろには、チャレンジ戦で 「特進するか!?」というところまでいったほどの力の持ち主(昨年4月大垣準決勝7着で、連勝は7で止まり、 特進とはならず)。昨年後期から今年前期までは1・2班戦を走っていましたが、今期は3班降班となってしまいました。その理由を聞くと…

 「去年の春に、交通事故に遭ったんですよ。両太ももの筋肉が切れてしまって…。 3か月休んで7月に復帰したんですけど、全然ダメでした。復帰が早すぎましたね…」

 

 予期せぬ大けが、そして早期の復帰による成績不振が、3班降班の原因になってしまったようです。 後からデータを調べてみましたが、昨年7月下旬の一宮で復帰していましたが、復帰後初勝利を挙げるまでには、5か月を要していました。

 

 3班に落ちたからと言って、別に落ち込むことはなく、いたって明るい表情で取材に答えてくれました。

 

             

 

 「脚質は地脚タイプですね。3班戦になっても、レーススタイルは1・2班戦と同じです。 押さえて駆ける感じですね」

 

 そんな松尾選手には、今年の春にちょっとした“変化”が!

 

 「今年の4月から、(練習で)『狂心會(きょうしんかい)』(※ )でお世話になっています。S級では、園田匠さんや、小川勇介君がいます。それまで練習は一人でやっていましたが、 藤井克衛さん(福岡・57期)が、『一回、練習に来い』と、声をかけてくれたんです。で、 行ったら周りがみんな強くて!いい刺激になっています!

 (※)狂心會=秋永共之選手(福岡・90期)の命名だそうです。別名『空港通りグループ』 (北九州空港)とも呼ぶとか。

 

 練習環境が変わって、約3か月。本格的に成果が現れてくるのは、これからかもしれませんね!

 

 

 ところで、松尾選手が競輪選手になったのは、おじいさんの影響が大きかったようですよ。

 「じいちゃんが競輪好きで、よく小倉競輪場に連れてってもらってました。もちろん、 ドームになる前の小倉ですよ。だから、僕は幼稚園のころから『競輪選手になりたい』って、言ってたらしいです(笑) 。でも、まさかなるとは思いませんでしたけど(笑)」

 

 そんな松尾選手も、今期からは兄弟でプロの競輪選手に。2歳下の透(とおる) 選手が、96期生としてデビューします。

 「これからは、チャレンジだと弟の同期と当たるので、そのプレッシャーを感じます(笑)」

 確かに…。それは負けられませんね!

 

 さて、今節の松尾選手。ここに来る直前に、蛇渕(じゃぶち)キャンプ場へ合宿に行ったそうです。 ご本人曰く、「軽く乗るつもり」だったそうですが、「相当きつかったです…。疲れが残っています(笑)」と!でも、 実績からチャレンジ戦で人気になるのは必至。連日、当然のように重い印が付きました。

 

 そんな人気にしっかり応えるかのように、予選は押さえ先行逃げ切り。準決勝は、 いったん突っ張られたものの、2コーナーで行ききっての押し切り勝ち。連勝で決勝へコマを進めました。

 決勝では、同じく連勝で勝ち上がってきた大瀬戸潤一郎選手(広島・95期) と、人気を分け合う形に。しかしレースでは、その大瀬戸選手に押さえられ、さらに別線にも上を行かれて、 道中6番手に下がる展開に。ただそこから、直線だけで2着には持ってきました。

 決勝は、やや悔いの残る負け方だったかもしれませんが、さらに上を目指すレースは、 まだ始まったばかり。兄弟揃って、今後の活躍にもご注目ください(ひょっとして、2班特進もあるかな?)。

 

 

 6月中旬から今節まで、1か月ないうちに4節行われた四日市ナイターですが、 この後はしばらく場外発売中心です。次回の本場開催は、約1か月後(8/10開幕)。まさに夏本番!ビール片手に、また、 無料サービスのかき氷で涼みながら、次節のナイターもどうぞお楽しみください。


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