こんにちは。BBライブスタジオ担当の谷友梨子です。
今シリーズはFⅡ「第1回じばさん三重カップ」が、 2009年7月7日~9日の日程で行われました。
優勝は十河哲治選手 (岡山・60期)
(優勝後、検車場で)
おととし4月の大津びわこ以来、2年3か月ぶりの優勝を完全Vで飾りました。 「完全Vは久しぶりです。 S級の2・ 3班戦であったくらいですかね。優勝の実感は、帰ってから湧くと思いますけど、今は全然湧きません」 と、 とても嬉しそうだった十河選手。
今シリーズは期の初戦らしく、S級からの降級組が主力を形成。 初日特選には、前期S級レーサーが実に7名揃いました。 が、レースはまさに水もの。その特選で、いきなり2選手が落車と失格で姿を消す、波乱の幕開けになりました。
そんな中でも、持ち味のスピードを発揮し勝ち上がってきたのが、原田隆選手 (大阪・77期)と、
村上卓茂選手(愛知・84期)。
原田選手が、11レース準決勝で11秒6で捲ったかと思えば、12レースでは村上選手が「予定どおり!」と言ったほど、 本人も自信を持っていたかのような11秒4の捲り!
一方、2日間先行で勝ち上がってきたのが大川龍二選手(広島・91期)
初日特選では原田選手の11秒6の捲りに敗れましたが、 準決勝では押さえ先行から2着に粘り、番手の十河哲治選手(岡山・60期) とワンツーを決め、決勝にコマを進めてきました。
決勝戦は特選同様、この3名、村上卓茂選手、原田隆選手、大川龍二選手による3分戦。
レースでは、 中団からの攻めとなった大川選手が、ジャンからの押さえ先行。原田選手がホームで内を突き、 大川選手マークの十河選手と少し絡むシーンがあったが、最終2コーナーでは、先手を取った大川選手-十河選手に対して、 原田選手が3番手、村上選手が6番手の形に。
その2コーナーから村上選手が捲っていきましたが、いつものような伸びはなく不発。3番手の原田選手にも、出て行く脚はなく、 4コーナーで外に浮き後退。直線は、絶好の番手から追い込んだ十河選手が、迫る肥後尚己選手(大阪・83期) を1/2輪振り切ってのVゴールでした!
2着の肥後尚己選手。 初V目前、1/2輪届かず… 。
十河選手は優勝インタビューで、 「今日はお客さんから『死んでも止めろ!』と言われていたんで、『どうにかせんといけんな』と思ったんですよ。少しもつれたけど、 先行選手が内に来たので、それでよかったです」
「大川君はよく頑張ってくれました。大川君のおかげです。2着までに残してあげたかったけど、僕にも余裕がなかったので、 早く抜いてしまいました」
「また上(S級) に上がれるよう、一戦一戦頑張っていこうと思います。これからも若い選手がいっぱい出てくると思いますので、 競輪場に足を運んで、しっかり勝って帰ってください。よろしくお願いします! 」と、ニコニコ顔で話してくれました。
優勝した十河選手の前で、準決勝、決勝と先行したのは大川龍二選手(広島)
決勝での人気は『第3のライン』でしたが、人気選手を不発にさせて3着に残りました。
直前の高松で落車していたものの、前検日には「何ともないです!練習もガッツリできました!」と、明るい表情で話してくれました。
「戦法は、何でもできるようにしています。先行基本ですが、『先行できなかったら捲り』って感じで。最近は、先行、捲り、 両方とも同じくらい付けてますしね。横もできるようにしています」
「戦法の好き嫌いはないんですよ。そういうのを決めたら、多分僕はダメなんですよ。根が真面目なんで(笑)。 バックは多少減ったんですけど、『自分が絶対行かなきゃいけないところを、外さないこと』を心がけたら、うまくいきだしました」
「頑張って考えすぎたら、あまりうまくいっていない。もっと力を抜いてレースを組み立てて、自分がレースを作って、 『あいつのせいで負けた』って、相手に思ってもらえたら最高です」
そう話す大川選手は、話す内容もとにかく前向き。ちなみに『keirin.jp』 プロフィールの特技欄には『プラス思考』と書かれています!
自転車も、自分のモチベーションを上げるために、自分の好きなデザインやカラーのものに乗っているとか。
「僕、最近はいつも8番目か9番目で特選に滑り込んでいるんです。周りからも『なんでお前、いつも9番手におるねん!?』 って言われますし(笑)。先月はS級勝負駆けでしたけど、 ダメでした。今期は滑り込みで、S級を狙います」
今シリーズでは、 2名の新人選手がデビューを飾りました。
西村光太選手(三重・96期)
師匠:萩原操選手
アマチュア(三重高校)では、ポイントレース、団体追い抜きなど、 長距離で活躍した、地脚タイプ。スポーツ推薦で早稲田大学へ進学、 そして競輪学校へ。
96期の在校1位・卒記チャンプの西村光太選手。師匠の萩原選手は在校時代の活躍に目を細めながらも、「本当の戦いはこれから。学校の成績なんて関係ないから。 まずは1勝すること。そこからがスタート」と話していました。
前検日の西村選手は、 かなり緊張気味の表情で。「9連勝で特進しますよ、 なんて調子に乗って言っていたら、師匠に『それだけのことを言ったんだから、 ちゃんと実行しろよ。見てるからな』と、 言われて(苦笑)。実はそれがすごいプレッシャーなんですよ…」
そんなプレッシャーの中、デビュー戦は勝利で飾り結果を残したものの、準決勝で敗退。しかし、 師匠の話すとおり、戦いはこれから、スタートしたばかり。
「まずは、 A2班に特進することが目標です。将来は、 賞金ランキングで10位以内に入る選手になりたいですね」
笹川嘉幸選手(滋賀・96期)
師匠:渡邉大助選手
高校・社会人でボートで活躍。自転車経験は無かったのですが、サラリーマンから、 競輪選手への道を選びました。
「ダッシュタイプだったんですが、街道練習もしっかりしてきたので、 地脚もついてきました。師匠には 「好きなように走れ」と言われていますが、先行で戦います。練習は、 街道で100km~150km、一人で乗り込んでいますが、 ここ1~2週間は、 ここに向けての仕上げで、バンクに入ってきました」
前検日には終始リラックスムードだった笹川選手。 「大丈夫です!」「いけます!」というコメントがポンポン飛び出していて、前向きなんですねと訊いてみると、 「自分で先入観を与えているんです!潜在意識って言うんですかね」
杉山正和選手・佐々木功選手(三重)
常川佳介選手(三重)
愛知・機動力3人衆
村上卓茂選手・佐野雄希選手・柴田昌樹選手
濱野雅樹選手(福井)
竹田慎一選手(富山)
83期同期コンビ
肥後尚己選手(大阪)・田中大介選手(三重)
肥後「調子は右肩上がりだと言っておいてください(笑)。そうそう。最近、 3人目の子供が産まれました!」
田中「前回和歌山は4・3・7でしたけど、 踏んだ感触はよかったですよ。 だいぶ戻ってきました」
原田隆選手(大阪)
連日11秒6で捲って、2連勝で決勝入り。好調ぶりが伺え、決勝も人気の中心に押されていましたが、優勝はなりませんでした。
練習も充実しているようで、「大阪のヤングマン達と一緒に練習してますよ(笑)。練習メニューは前田拓也さんにお任せで、 色々アドバイスももらっています。(初日の特選は快勝で)ゴール後は、『前田さ~ん!見てますか~!』と、心の中で叫んでました(笑)」
南和夫選手(福岡)
四日市は、05年8月以来、約4年ぶりの登場です。
「降級初戦で、ちょっと緊張してます(苦笑)」
「普段は街道中心の練習ですが、雨が降ればドームで練習しています」
南選手の元気の源は2歳になる息子さん!「子供が産まれてから、(更に)仕事へのやる気が増しました。 息子は、 言葉は少しは話せますよ。一番最初に覚えたのが『ママ』、次が『犬』で…、『パパ』はそのあとくらいかな(笑)」
古川貴之選手(佐賀)
「四日市は、チャレンジで優勝して以来ですね。あのときも7月でしたから、 いいイメージあります。脚質は、 どちらかと言えば地脚ですね。押さえ先行主体に走っています。5月に、 練習中に落車して、しばらくよくなかったけど、だんだん感じはよくなってきましたよ」
今シリーズの最終日には、地元選手トークーショーがイベントステージで行われました! その合間にBBライブスジオに出演してくれたのが、
田島高志選手・上田国広選手
また、今後も地元選手のトークショーを開催していきますので、また皆さん四日市競輪場にお越しください。お待ちしています!
谷友梨子