ブログ:谷友梨子

女屋文伸V(埼玉・83期) 2009年6月23~25日

 こんにちは。BBライブスタジオ担当の谷友梨子です。

 

                    

 

 ここにきて、ぐっと蒸し暑くなってきました。TVの天気予報では「熱中症にご注意ください」 という呼びかけが、ずいぶん増えてきたように思います。水分補給は、こまめにしておきたいものですね。

 

 さて今回は、いつもの中近から西日本に、関東、南関地区の選手も加わってのFⅡ戦、 『ベイサイドナイトレース杯・Kドリームスカップ』が、6月23日(火)~25日(木) の日程で行われました。初日は、特選を走ってもおかしくない選手も選抜回りになり、「いいメンバーだなぁ」という声が、 前検日には上位陣から聞かれました。

 

 そんな今シリーズを制したのは、女屋文伸選手(埼玉・83期)

 

             

 

 例によって準決勝は、主力陣が分散されましたが、 10レースでは善利裕生選手(滋賀・82期)が、12レースでは不破将登選手(岐阜・94期)、田島高志選手(三重・79期) の中部勢が敗れる結果に。特選組のライバルたちが敗れる中、女屋選手は豪快な捲りを放って、 ゴール前僅差の3着に粘り、決勝進出を決めました。

 決勝の相手となる自力型は、女屋選手以外は全て選抜組。ただ、早野龍二選手 (神奈川・94期)にしても、篠原英雄選手(高知・81期)にしても、 特選から走ってもおかしくない選手。楽なレースは望めそうにありませんでしたが、やはりここは格も評価され、 特選組の女屋選手=田中将彦選手(群馬・78期)の関東コンビが人気に押されました(1番人気は差し目) 。

 

 決勝は、「先行で勝てれば一番いいですね」 と語っていた早野選手が、ホームからのカマシ先行。そこに単騎の池田浩士選手(佐賀・ 86期)が捲り上げる形に!これは不発に終わりましたが、この流れに乗るように、 2コーナーから踏み込んだ女屋選手が一気に捲り切りました

 直線に入ると、完全に女屋選手=田中選手の一騎打ちムードに。番手から田中選手がかなり詰め寄り、 写真判定にもつれ込みましたが、女屋選手が微差振り切って、優勝の決定コールを受けました。

 

 満面の笑みで表彰ステージに来てくれた女屋選手。

 

             

 

 「まさか優勝できるとは思いませんでした。前がもつれてくれて、いい展開になり、 田中さんも遅めに踏んでくれたので、残ることができました」

 やや謙遜ぎみ(?)のコメントから入った優勝インタビュー。

 「自分も先行したかったんですけど、田中さんから『捲りでいいから、 勝つ競走をしてくれ』って言われました。田中さんのアドバイスで勝つことができました。でも、あんなに(自転車が) 出るとは思わなかったので、自分でもびっくりです」

 「今回はA級最後の競走。来期S級に向けて、 思い切り行く競走を心がけていたので、今回勝てたことは嬉しいです!」

 しっかり仕掛けるところで仕掛けて勝てたことに、S級への手ごたえを感じているような雰囲気でした。

 

 女屋選手が四日市を走るのは、今回が2回目。前回は、一昨年9月のS級戦でした。が、 このときは落車し途中欠場。しかし!

 「四日市は、前回来たとき落車してて、 いいイメージがなかったんですけど、これで大好きになりました!直線が長いのは、 地元の大宮も一緒ですしね!」

 と、四日市に抱くイメージも一転!もう、悪いイメージは払拭です!

 

 「次はS級(初戦は7月1日からの大津びわこFⅠ)なので、 今度は赤いパンツを履いて、またここに立てるように頑張ります。また応援に来てください!頑張ります!」

 

             

 

 残ってくださったお客さまに、終始とてもハキハキと丁寧に応えた女屋選手。遠征選手ですが、 ファンの方々からは惜しみない拍手が送られました。S級でも、豪快なカマシ、捲りで暴れまくってください!

 

 

 さて、一方のチャレンジレースは、長谷川辰徳選手(埼玉・89期) の優勝!決勝は、単騎の競走でしたが、そんなハンデを背負っても、終わってみれば悠々のVゴールで、完全Vのおまけつき。 これで今期6回目の優勝。2班復帰前に、弾みをつけました(長谷川選手のことは、『三和英樹V 2008年4月1~3日』 のブログにも掲載していますので、合わせてご覧ください)。

 

 そのチャレンジ戦で、前検日からお互いの健闘を誓い合っていたのがこの2人!

 

            

              (左: 中川繁樹選手、右:小谷実選手)

 

 小谷実選手と、中川繁樹選手。2選手とも、京都の93回生。 デビューからは一進一退の成績でしたが、ここに来て、揃って点数も上昇!押さえ先行基本の攻めで、 着実に力を付けてきている印象です。

 小谷選手は前検日に「練習も一緒にやっているので、(中川選手の) いいところも悪いところも知っています。もし決勝で一緒になったら、別線で戦ってみたいという気持ちはあります」 とコメントしてくれましたが、その想いは現実のものに!練習では再三ともに汗を流す2人ですが、 実戦で対戦するのは初めてとなりました。

 

 決勝で先行したのは中川繁樹選手。超コマ切れ戦の後ろ攻めから、ジャンで押さえての主導権。 小谷選手はその3番手に追い上げ、ホームから捲りあげましたが、ゴールまで中川選手を捕え切ることができずに、中川選手7着、 小谷選手8着の成績に終わりました。しかし、ともに力を出し合った2人。 まだまだこれから上に上がってくる選手ですから、今後の動向にも注目です!

 

             

 

 

 さて、次節の四日市競輪は6月29日(月)に開幕。1年の折り返しを迎え、最終日は7月1日(水) となります。次節はまさに期末の戦い!伊勢湾の夜をさらに熱くする戦いに、どうぞご期待ください!


島野浩司V(愛知・62期) 2009年6月14~16日

 こんにちは。BBライブスタジオ担当の谷友梨子です。

 

                

 

 先日、東海地方にも梅雨入りが発表されました。しかし、梅雨入りが発表されたとたんに晴れ渡る… というのはよくある話。今節の前検日も、そんな一日で「暑い、暑い」という声が、 選手からもよく聞かれました。まして四日市は、すぐ横が伊勢湾。潮が風に乗ってくるため、湿気を感じる暑さです。

 初日、2日も好天。3日目は曇り空。ただ、雨はないだろうと思われたのですが…。3日目後半からは、 小雨が落ちたりやんだりの不安定な空に。そして10レースの選手入場時には、突然の大雨に!やはり梅雨は梅雨です。連日好天… とはいきませんでした。

 

 さて今節は、今年度2回目のFⅠ戦。『第3回伊勢茶杯』が、 6月14日(日)~16日(火)の日程で行われました。今回は、高松宮記念杯(GⅠ) 直前のシリーズということもあり、抜けた優勝候補は不在。そんな中、前検日から「調子はいいですよ」 というコメントを出していたのは、島野浩司選手(愛知・62期)。その島野選手が、その言葉通りの脚を見せ、 また流れも引き寄せて、完全Vを成し遂げました!

 

             

 

 混戦と言われたシリーズでしたが、その中でも初日特選から本線に押された連係は、 伊原克彦選手(福井・91期)-島野選手。島野選手は前検日にこう話していました。

 「伊原君とは、以前一度伊東で連係し、すごくいいレースをしてくれて、 1着を取らせてもらいました

 調べてみると、昨年8月の伊東FⅠ特秀戦で連係していて、 このときは先行した伊原選手が3着に残るという結果になっていました。

 

 そして、今シリーズは、 終わってみれば3日間ともこの2選手が連係。しかも、3日間とも伊原選手が先行しての2着。 番手を回った島野選手が1着という結果に。3日間連係というのはよくある話ですが、3日間ともワンツー、 しかも同じ展開や結果というのは、いくら主力とは言え、そうあることではありません。

 

 決勝は、初日特選でも対戦した自力選手の再選に。ジャン前から押さえて先行した伊原選手に、 萩原孝之選手(静岡・80期)が猛然と捲り上げましたが不発。小林大介選手(群馬・79期)は内に包まれ万事休す。 最終2センターで3車落車のアクシデントもありましたが、先手を取った中近勢で上位を独占!島野選手が差してのV! 2着に伊原選手が残り、3着に、地元ホームバンクでようやく初のS級決勝入りを決めてきた上田裕和選手 (三重・86期)が入りました。2車単、3連単ともに、1番人気での決着です。

 

 貫禄さえただよう島野選手が、完全Vをひっさげて表彰のステージへ!

 

             

 

 「今年3回目の優勝です。ツキがありますね。完全優勝は、信じられないです」

 「準決勝ではゴール後に落車し、打撲と擦過傷で少し心配しましたが、 伊原君がいいレースをしてくれて、後ろも地元の上田君が固めてくれたので、安心して走ることができました。伊原君は、出だしもいいし、 末もいい。付いていても何もすることがなくて、最後だけおいしいところをもらっちゃって、申し訳ないくらいです(笑)」

 確かに伊原選手の先行は光りましたが、それを連日島野選手が差したのも事実。最後に、 今年後半に向けて、力強く語ってくれました。

 「近況、随分感じよく踏めるようになってきました。このところ、 良くなるとケガばかりして…の繰り返しだったので、ケガのないように、 上のレースでも勝てるように頑張りたいです

 

             

 

 今後はしばらくFⅠ戦が続きます。追い込み選手は、目標や展開に左右されがちではありますが、 今の調子ならさらに優勝を重ね、またビッグの舞台でも白星を獲ってくれそうです。

 

 

 今回も含めて、島野選手は、伊原選手の番手を回ったのは4回となりますが、 これで島野選手にとっては4戦4勝!よく「○○君とは相性いいよ」というコメントを耳にしますが、 まさにその典型と言えそうですね。

 

             

               (伊原選手。インタビュールームにて)

 

 一方の伊原選手は、島野選手を引っ張ったときは、2着3回、 3着1回となりました。今回は3日間とも、ジャン前後からの先行。前検日には、

 「最近は『してるだけ』みたいな先行が多い。無理して行ったり、力任せに行ったりと、 中途半端なレースが多く、安定感がないですね」

と口にしていました。しかし今節は、連日別線に抵抗の余地を与えない先行! この後控えている地元の福井記念が楽しみになってきました!

 

 

 さて、次節の四日市競輪は、6月23日(火)に開幕します。次節は、関東・ 南関東から九州までの選手によって争われるFⅡ戦です。引き続き、四日市ナイター競輪でお楽しみ下さい!


竹澤浩司V(富山・90期) 2009年5月21~23日

 こんにちは。BBライブスタジオ担当の谷友梨子です。

 

                  

 

 前回ブログの結びに、高速道路千円の旅打ちを、ちょっぴり触れさせていただきました。 今節の最終日は土曜日。そうです!今節の決勝日は、まさに高速千円デーでした。場内にも、 その特典を利用してお越しくださった方が、いらっしゃったようです!ありがとうございます。四日市競輪場には、 約3千台駐車可能な駐車場も隣接しています。今後もぜひご利用ください。

 

 さて、四日市ナイターは、今年度2節目、FⅡとしては今年度最初の開催が、 5月21日(木)~23日(土)の日程で行われました。今シリーズは『中京スポーツ杯』 。90点レーサー2人が、初日選抜戦に回されるという構成。前検日、上位陣からも「いいメンバーだね」 という声がちらほら聞かれました。

 

 今年1月のナイターを制した田島浩二選手(三重・84期)。 そして、中部の先頭役を務める竹澤浩司選手(富山・90期)。この二人が、今シリーズの主役級。

 初日特選は、その竹澤選手の完全なる先行一車。番手は地元の田島選手ながら、 木谷凉選手(福岡・78期)が、コメント通り番手勝負に。一旦は木谷選手が「勝った」 という番手勝負でしたが、「(その直後)田島君の動きに合わせてしまった… 」という木谷選手。結果的には「競り負けたと思った。 ラッキーでした」という田島選手に、番手勝負は軍配。その田島選手が1/8輪差まで詰めましたが、竹澤選手が逃げ切ってのワンツー。 一旦遅れた清水広幸選手(愛知・57期)が、直線差し返して3着に入り、中部勢が上位を独占。 3連単1番人気の決着となりました。

 

 準決勝でも、竹澤選手-田島選手の連係。もちろん、最終12レースに組まれたのですが、 それまでに終了した10・11レースが波乱の連続。10レースでは3連単11万円、11レースでは「決勝進出?いつぶりか忘れましたよ」 と言う新田義男選手(広島・60期)の捲りが決まり、2車単2万円超えの配当に!

 しかし、そんな波乱の波は、12レースに持ち込まれることはありませんでした。 小川幸樹選手(滋賀・92期)が突っ張って抵抗しましたが、落ち着いて竹澤選手が6番手から捲って、 田島選手が番手から抜け出し1着。ただ、捲った竹澤選手は「タレちゃった。もう少し末脚があれば…」と、 3着の結果にちょっぴり残念そうな言葉も残していました。

 

 迎えた決勝戦は、竹澤選手と新田選手の2分戦。ここに、 目標ない木谷選手、奥谷広巳選手(兵庫・78期)が、どう立ち回るか…、という構図に。新田選手は、 本格先行タイプではありませんから、「竹澤選手ペースになるのでは」というのが、大方の見方 しかし新田選手に「捲り、差し、カマシ、いろいろあるかと思いますが」と問いかけると 「それをレースでお見せできれば!とにかく、任された以上は、見せ場を作りますよ!」と気力は充実。はたして竹澤選手のペースになるのか…。 そんな中、号砲が鳴りました。

 

 レースでは竹澤選手が前受け。中団に木谷選手、単騎の奥谷選手が7番手。新田選手は8番手で周回。 ジャンで木谷選手がインを切り、竹澤選手が下げる展開。これを見た新田選手は「レースでお見せできれば!」の予告通り、ホームガマシを敢行! しかし、竹澤選手もあわてません。 このカマシと同時に踏み上げ、4コーナーで捲り切っての優勝!3月一宮以来、 今年3回目の優勝を飾りました。

 

 レース後はさわやかなスマイルで、表彰ステージへ。

 

             

 

 「一宮以来3回目?そうですね。ちょっと間空きましたけど。決勝は中部4車だったので、 先行して中部から優勝が出ればいいと思っていました。でも、新田さんのカマシも頭にあったので、 落ち着いてレースすることができました。踏み出しは、3日間の中では一番重かったんですけど、 思ったより伸びていったので、よかったです」

 「近況は9着取ったりもしてたけど、今回優勝できたので、 また流れも変わってくれたらいいと思います」

 

 そんな竹澤選手、最近ロードレーサーを買い、練習も充実しているそうなので、 そのこともインタビューで触れてみました。

 「そうですね。いい自転車を買って、 練習の励みになればいいかなと思って、ハイ!」

 

 今年1月のナイターでは、準決勝で逃げて4着敗退となりましたが、今回はその悔しさを晴らすV! 来期はまだA級ですが、S級復帰した際は、前回S級時よりさらにたくましくなった姿を見せてくれそうです。

 

                     

 

 

 さて、冒頭で高速千円の話をさせていただきましたが、次節の四日市ナイターは、日曜初日のFⅠ戦。 6月14日が初日となります。皆さまのご来場をお待ちしています(もちろん平日もお待ちしています!)。


浅井康太V(三重・90期) 2009年4月8日~10日

 こんにちは。BBライブスタジオ担当の谷友梨子です。

 

 

 4月に入って、新生活をスタートさせた方も、多くいらっしゃることかと思います。街中では、 まっさらなスーツ姿の新社会人と思える方もチラホラ。新年度を感じさせてくれるひとコマでもあります。

 

 さて、四日市競輪の本場開催は、この4月8日(水)が新年度のスタート。 FⅠ戦の桜祭賞が、10日(金)までの日程で行われました

 戦前の注目は、地元ホームバンクの浅井康太選手(三重・90期) 。浅井選手については、もう説明の必要はないくらい。各地での活躍はファンの皆さまもご存じのとおり。 今年は大宮記念で決勝進出を決め、幸先のいいスタートを切りました。その後のGⅠでは準決勝進出をいずれも逃してしまいましたが、先行、 捲りで強さを見せつけるレースを随所に見せていました。

 

           

 

 浅井選手が、ホームバンクのレースに参加するのは、 昨年8月の記念以来のこと。その記念では、期待を集めながらも準決勝で敗退し、2つ下の高校の後輩、柴崎淳選手(三重・ 91期)が記念初優勝となりました。あのときは、さぞ悔しい思いをしたかと思いきや…、

 「淳が強かっただけ。僕、あまり余計なことは考えませんから」

…と、あっさり。

 

 近況ではそのときよりもメキメキ力をつけて、 ビッグレースで中部の先輩を引っ張る活躍を見せています。

 「大先輩が付いても、緊張はないですね。この前のダービーでも、 山田裕仁さんが付いてくれたんですけど、『好きに走っていい』と言われましたから。僕、 全て任された方が力を出せるんです!」

 前検日には、こんな頼もしい言葉が出てきました!浅井選手は、レース前に細かな作戦を立てるよりは、 流れに任せて、体が反応するがままに動くというタイプのようですね。

 

 今節のFⅠ戦は、そんな浅井選手に、桐山敬太郎選手(神奈川・88期)がどう攻略するかが、 焦点のひとつでもありました。ところが、準決勝11レースでは、大本命に推された桐山選手-村本大輔選手(静岡・77期)-會田正一選手 (千葉・68期)の南関東ラインが、まさかの共倒れに敗れる大波乱!

 10レース、12レースの準決勝も、3連単万車券決着となり、 決勝に勝ち上がった初日特選組は、浅井選手と幸田光博選手(栃木・67期)の、わずか2選手だけ。俄然、 浅井選手一色ムードとなりました。幸田選手が決勝進出インタビューで語ってくれた「2着が優勝だと思って頑張ります」という言葉が、 それを物語っていました。

 

 決勝は3分戦。別線の自力型は、選抜組の松村友和選手(大阪・88期) と、予選組の高原仁志選手(徳島・85期)。目標のない幸田選手は、 浅井選手の番手、冨岡健一選手(岐阜・64期)と競る形となりました。

 

 レースは、高原選手が切ったところを、松村選手がジャンすぎに押さえて先行。

 この松村選手。準決勝が終わった後に「決勝で意識する選手は?」と訊いてみると、

 「やっぱり浅井君。浅井君には、ここで特進されましたから」

…という返答が。そうなんです。おととし9月の四日市A級決勝戦。 8連勝で特進を懸けていた浅井選手に対し、松村選手は先行しましたが、結局は浅井選手に11秒3で捲られ、 特進を阻止することはできませんでした。

 「なんとか浅井選手に一泡…」という思いもあったことでしょう。押さえた後も、 さかんに浅井選手の動きを確認していました。そして、ホームからスパート!

 高原選手が、その3番手を捌いていましたが、このとき浅井選手はやや離れた6番手。しかし、 バックから捲ったスピードの違いは、他の選手とは歴然!後ろ競り勝った幸田選手を置き去りにして、3車身差の圧勝!上がりは11秒2! まさに浅井選手のワンマンショーでした。

 松村選手マークの古閑良介選手(福岡・73期)が2着。逃げた松村選手が3着に残って、 2車単2番人気、3連単3番人気の決着でした。

 

 決勝戦のあとは、いつもの通り表彰式。ですが、その雰囲気は、 FⅠではなくGⅢかと思わせるほどの大歓声!多くの拍手に迎えられ、 浅井選手がステージに来てくれました。

 

           

 

 「初日から応援していただき、自分の力を出し切れました。前回(あっせんのあった)豊橋のときは、 膝痛で調子が悪かったんですけど、それから地元に向けて練習してきたので、今回調子はよかったです。去年、記念の準決勝で迷惑かけた(4着) ので、今回頑張ろうと思って来ました」

 「初日特選では、厳しいブロックをもらいましたが、村本さんはGⅠ選手ですからね。 『そこを乗り切れば!』と思って、それだけですね。決勝は、自分の行けるタイミングで優勝を狙って、と思って走りました」

-実況では「次元が違う」とも言われていましたよ!

 「いや、実況は聞こえないんで…(お客さんからも笑い)。はい、 もうゴールまでと思ってモガキました!S級での地元優勝は初めてなので、よかったです」

 「目標は、GⅠ・GⅡで決勝に乗ること。 今回は自分のレースがそんなにできていませんでしたが(捲り、先行、捲りで完全V)、GⅠ・ GⅡでは先行で頑張りますので、応援お願いします!」

 こんあとのG戦線で、さらなる活躍を誓ってくれました。

 

           

 

 …と普通なら、この後表彰式や抽選会が行われて、選手退場、となるのですが、 今回は最後にサプライズが!

 

 この日、場内では『燃えろ!三重県選手』と題して、 柴崎淳選手坂口晃輔選手(95期) のトークショーが行われていましたが、その後輩2人が最後まで残ってくれていて、急遽、お祝いの花束を持って、ステージに上がってきました! そんな2選手に「お祝いのメッセージを」と、マイクを向けてみたのですが…

 「おめでとうございます。ゴチになります!!」

 お客さんは大爆笑!お祝いに来たのか、食事をアテにして来たのか…。その辺りは、 定かではありません(笑)。

 

           

          (スタジオにも登場!柴崎淳選手と坂口晃輔選手)

 

 さて、次回は少し空いての本場開催。5月21日が初日となります。最終日の23日は土曜日。 ETC搭載の普通車なら、遠方からの旅打ちには持ってこいなのでは!土曜日に高速で移動→四日市ナイター競輪を観戦→1泊して、 翌日曜に高速で家路…というコースはいかがですか?

 次節もどうぞご期待ください!


佐藤成人V(奈良・71期) 2009年3月13日~15日

 こんにちは。BBライブスタジオ担当の谷友梨子です。

 

 

 平成20年度の四日市競輪もいよいよラスト。今年度は、 三和英樹選手のS級特進で幕を開けたわけですが、最後はどんなドラマが待っているのか…。そんな期待を抱きながら、全国各地からS級、 A級選手が、前節決勝の翌日、3月12日に集結してきました。

 

 ダービー後の開催のため、トップクラスは不在。 得点最上位は109.13の神山拓弥選手(栃木・91期)。以下、 108.36の富弥昭選手(山口・76期)108.14の稲川翔選手(大阪・90期) と続き、初日特選では、この3車が軸となった3分戦での戦いでした。

 

 決勝でも、再びこの3車が激突か…と思われましたが、準決勝12レースで神山拓弥選手が敗退。 決勝戦では、稲川翔選手、富弥昭選手、そして選抜戦から勝ち上がってきた小川勇介選手(福岡・90期)が、 ラインの先頭に。ここに、明田春喜選手が「単騎で勝てるレースを」というコメントで単騎を選択。よって、 『3分戦プラス1』の決勝戦となりました。

 

 自力型を見渡すと、本格先行タイプは稲川翔選手一車。 稲川選手は、今年1月の松戸でS級初優勝を決めていましたが、このときは、流れで別線の番手を捌いてのものに!周りの選手からは、 その意外な戦法に「嘘やろ!?」と言われたそうです(笑)。よって、自力でのS級優勝に、期待も集まりました。

 しかし、それ以上の人気になったのは、その番手の佐藤成人選手(奈良・71期) 。すんなりの番手なら、当然Vに一番近い位置ということで、支持も集まりました。が、狙われる可能性もある位置のため、 圧倒的な人気ではなく、やや割れた人気となっていました。

 

 レースでは、稲川選手がジャン前に押さえ先行。単騎の明田選手が4番手。小川選手が5番手、 富選手が8番手で、最終ホームを通過しました。

 さて、誰が仕掛けて(捲って)くるのか…と思って見ていましたが、バックに入っても、 3コーナーに入っても、捲ってくる選手は皆無!番手の佐藤成人選手にとっては、競りもなければ、 ブロックする必要もないという、まさに願ってもいない展開に!ゴール前は横に広がりましたが、 最後は渾身に力でハンドルを投げてのVゴール!デビュー16年で、嬉しいS級初優勝を掴みとりました!

 

              

 

 初優勝を決めた佐藤選手は、満面の笑みで表彰の舞台に!

 

            

 

 「S級初優勝、嬉しいですね。直前の地元記念では、決勝3着に入って、競輪祭の権利も獲れて、 今回FⅠも優勝できて、嬉しいです!好調の秘訣ですか?近畿の自力選手が頑張ってくれているからです」

…と、先行した稲川選手のことも称えていました。

 優勝はしたものの、初日特選が終わった後は複雑な表情だった佐藤選手。というのも、特選では、 稲川選手マークながら、神山選手に競り負けてしまっていたからです。そのことを、

 「今回、特選が終わった後は、一晩中考えました…」

と、インタビューでも振り返っていました。

 「準決勝は、高城(信雄)君が頑張ってくれたので、たまたまうまくいきました(3着)。 決勝は必死すぎて、バックで掛かっているのか、掛かっていないのかも全く分からなくて…。とにかく必死でしたね。直線は、 脚が三角どころか、四角になっていました」

 「今年の目標はFⅠを獲ることでしたけど獲れたので、 次は記念を獲れるように頑張ります」

 

 ついこの前までは、決勝に乗るのにも四苦八苦でしたが、 近況は赤丸急上昇!この勢いなら、記念での活躍も夢ではなさそうです!

 

            

 

 さて、20年度の四日市開催も、これで終了。来年度は、桜の季節から始まります。21年度も、 ナイターの四日市にご期待ください!


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