小島雅章V(埼玉) 2009年3月23日~25日

 こんにちは。BBライブスタジオ担当の谷友梨子です。

            

 前開催のブログで「春はもう少し先のよう」と書きましたが、2月下旬ともなると、 「ずいぶん暖かくなったなぁ」という日も増えました。走り終えた選手からも、「思ったほど寒くなく、 走りやすかった」という声も。

 昨年12月に開幕した今シーズンの冬季ナイターも、 いよいよ今節がラスト。3月23日~25日の日程で、Kドリームスカップが行われました。そんな今シリーズは、 北日本地区を除いた全国あっせんのFⅡ戦。

 普段のFⅡ戦ですと、初日特選のボーダーが89点前後となるのですが、 今開催は91点レーサーが選抜に回されるという、ハイレベルなあっせんメンバー!前検日にも、 上位選手からは「今回はキツイなぁ」「(特選に)乗れただけでもよかったですよ」という声も聞かれました。

 

 そんな初日特選は、小島雅章選手(埼玉・83期)、菊谷信一選手(大阪・90期)、伊藤世哉選手 (三重・87期)の、自力3車による3分戦でしたが、この中で準決勝を突破してきたのは、10レースを走った小島雅章選手だけに!菊谷選手、 伊藤選手はともに敗退し、決勝は意外にも、小島選手の先行一車となりました。

                                    

 小島選手は、2日間未勝利とは言え、連日カマシ先行で3着、2着。「後ろには抜かれているけど、 レース自体はいいと思います」と、ある程度の手応えは掴んでいた様子。しかし…、

競輪は甘いもんじゃない。(先行一車のメンバー構成でも) 油断しないように、必ず先手だけは取ること。そこだけに気をつけたい」

…と、勝ち上がっても、兜の緒を締めるようなコメントを残していました。

 

 さて、決勝戦。

 小島選手のラインは佐藤英史選手(東京・84期)-永野秀和選手(千葉・73期) と続く、準決勝同様の並び。準決勝では、佐藤選手が無風で回り、 後続の捲りを止めての追い込み勝ちでしたが、決勝は無風の保障がないメンバーに。

 その位置を取りに来るのは、舛井幹雄選手(三重・71期)か、 尾篭久則選手(福岡・86期)か、大崎飛雄馬選手(愛媛・88期) か、はたまた小林卓人選手(大阪・79期)なのか…?混戦になれば、捲りも打てる選手も揃い、 小島選手にとっては、コメント通り、油断禁物のメンバーに。また、番手を回る佐藤選手には、試練の決勝メンバーとなりました。

 

 レースは大崎選手の前受け。地元の舛井選手が3番手。5番手に単騎の尾篭選手。 注目の小島選手は6番手に構え、最後方に、近畿単騎の小林選手で、周回を重ねました。

 ジャンが鳴っても、誰も動きませんでしたが、2センターで、 満を持して小島選手がスパート!1センターで前を叩ききり、先行態勢へ。前受けの大崎選手は、 番手に飛び付きバックで競り勝ち、4コーナーでは、逃げる小島選手と、追い込む大崎選手の争いに。直線内から大崎選手が迫りましたが、 1/4輪差で小島選手に軍配!見事、人気に応えて、降級後2回目の優勝を飾りました。

 

                        

                

 遠征選手ながら、地元ファンの温かい拍手の中、ステージに上って来た小島選手の優勝インタビュー。

 「A級では力が違う?いや、そんなことはないです。自分のレースができるように走って、 それが優勝という結果につながったのだと思います」

 「みんな飛び付きとか、番手勝負とかで、 ごちゃごちゃになるのは目に見えていたので『2センターから思い切って行こう』と決めていました。 『あとはもう、抜かれてもいいや』くらいの気持ちで駆けた結果、逃げ切れたという感じです。(ホームで)スピードが(大崎選手と) 合ったので『行けるかな…?』と思ったけど、普段先行している数も多いので、年の功で出させてもらいました(笑)」

                      

 小島選手は、今期7年ぶりのA級戦ですが、その辺りに触れると、

 「A級戦は甘くないです。一戦一戦頑張るだけです」

…と、ここでも自身を引き締めるかのようなコメントが。

 「来期はまたS級で頑張れるような競走を、これからもしていきたい。まだまだ未熟ですが、 これからも応援よろしくお願いします」

 

 準決勝が終わった後には、「いつも決勝でポカしている(ここ3節の決勝は8・9・9着)ので、 今回はポカしないようにしたい」と語っていましたが、今回は自身のレースをきっちり果たした結果となりました。 まだしばらくはA級戦が続きますが、来期S級戦につながるレースを、これからも期待しましょう。

 

 

 さて、今シーズンの冬季ナイターはこれで終了。寒い中でも、本場に足を運んでいただき、 本当にありがとうございました。振り返れば、昨年は雪の舞う中のレースもありましたが、今季はそれはなかったですね。 コンディション的にはまずまずのシーズンではなかったでしょうか?

 

 次節は春、3月です。が、まだ寒さも少しばかり残る季節かと思いますので、暖かくして、 本場で生のナイター競輪をお楽しみください!


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