こんにちは。BBライブスタジオ担当の谷友梨子です。
平成20年度の四日市競輪もいよいよラスト。今年度は、 三和英樹選手のS級特進で幕を開けたわけですが、最後はどんなドラマが待っているのか…。そんな期待を抱きながら、全国各地からS級、 A級選手が、前節決勝の翌日、3月12日に集結してきました。
ダービー後の開催のため、トップクラスは不在。 得点最上位は109.13の神山拓弥選手(栃木・91期)。以下、 108.36の富弥昭選手(山口・76期)、108.14の稲川翔選手(大阪・90期) と続き、初日特選では、この3車が軸となった3分戦での戦いでした。
決勝でも、再びこの3車が激突か…と思われましたが、準決勝12レースで神山拓弥選手が敗退。 決勝戦では、稲川翔選手、富弥昭選手、そして選抜戦から勝ち上がってきた小川勇介選手(福岡・90期)が、 ラインの先頭に。ここに、明田春喜選手が「単騎で勝てるレースを」というコメントで単騎を選択。よって、 『3分戦プラス1』の決勝戦となりました。
自力型を見渡すと、本格先行タイプは稲川翔選手一車。 稲川選手は、今年1月の松戸でS級初優勝を決めていましたが、このときは、流れで別線の番手を捌いてのものに!周りの選手からは、 その意外な戦法に「嘘やろ!?」と言われたそうです(笑)。よって、自力でのS級優勝に、期待も集まりました。
しかし、それ以上の人気になったのは、その番手の佐藤成人選手(奈良・71期) 。すんなりの番手なら、当然Vに一番近い位置ということで、支持も集まりました。が、狙われる可能性もある位置のため、 圧倒的な人気ではなく、やや割れた人気となっていました。
レースでは、稲川選手がジャン前に押さえ先行。単騎の明田選手が4番手。小川選手が5番手、 富選手が8番手で、最終ホームを通過しました。
さて、誰が仕掛けて(捲って)くるのか…と思って見ていましたが、バックに入っても、 3コーナーに入っても、捲ってくる選手は皆無!番手の佐藤成人選手にとっては、競りもなければ、 ブロックする必要もないという、まさに願ってもいない展開に!ゴール前は横に広がりましたが、 最後は渾身に力でハンドルを投げてのVゴール!デビュー16年で、嬉しいS級初優勝を掴みとりました!
初優勝を決めた佐藤選手は、満面の笑みで表彰の舞台に!
「S級初優勝、嬉しいですね。直前の地元記念では、決勝3着に入って、競輪祭の権利も獲れて、 今回FⅠも優勝できて、嬉しいです!好調の秘訣ですか?近畿の自力選手が頑張ってくれているからです」
…と、先行した稲川選手のことも称えていました。
優勝はしたものの、初日特選が終わった後は複雑な表情だった佐藤選手。というのも、特選では、 稲川選手マークながら、神山選手に競り負けてしまっていたからです。そのことを、
「今回、特選が終わった後は、一晩中考えました…」
と、インタビューでも振り返っていました。
「準決勝は、高城(信雄)君が頑張ってくれたので、たまたまうまくいきました(3着)。 決勝は必死すぎて、バックで掛かっているのか、掛かっていないのかも全く分からなくて…。とにかく必死でしたね。直線は、 脚が三角どころか、四角になっていました」
「今年の目標はFⅠを獲ることでしたけど獲れたので、 次は記念を獲れるように頑張ります」
ついこの前までは、決勝に乗るのにも四苦八苦でしたが、 近況は赤丸急上昇!この勢いなら、記念での活躍も夢ではなさそうです!
さて、20年度の四日市開催も、これで終了。来年度は、桜の季節から始まります。21年度も、 ナイターの四日市にご期待ください!