こんにちは。BBライブスタジオ担当の谷友梨子です。
4月に入って、新生活をスタートさせた方も、多くいらっしゃることかと思います。街中では、 まっさらなスーツ姿の新社会人と思える方もチラホラ。新年度を感じさせてくれるひとコマでもあります。
さて、四日市競輪の本場開催は、この4月8日(水)が新年度のスタート。 FⅠ戦の桜祭賞が、10日(金)までの日程で行われました。
戦前の注目は、地元ホームバンクの浅井康太選手(三重・90期) 。浅井選手については、もう説明の必要はないくらい。各地での活躍はファンの皆さまもご存じのとおり。 今年は大宮記念で決勝進出を決め、幸先のいいスタートを切りました。その後のGⅠでは準決勝進出をいずれも逃してしまいましたが、先行、 捲りで強さを見せつけるレースを随所に見せていました。
浅井選手が、ホームバンクのレースに参加するのは、 昨年8月の記念以来のこと。その記念では、期待を集めながらも準決勝で敗退し、2つ下の高校の後輩、柴崎淳選手(三重・ 91期)が記念初優勝となりました。あのときは、さぞ悔しい思いをしたかと思いきや…、
「淳が強かっただけ。僕、あまり余計なことは考えませんから」
…と、あっさり。
近況ではそのときよりもメキメキ力をつけて、 ビッグレースで中部の先輩を引っ張る活躍を見せています。
「大先輩が付いても、緊張はないですね。この前のダービーでも、 山田裕仁さんが付いてくれたんですけど、『好きに走っていい』と言われましたから。僕、 全て任された方が力を出せるんです!」
前検日には、こんな頼もしい言葉が出てきました!浅井選手は、レース前に細かな作戦を立てるよりは、 流れに任せて、体が反応するがままに動くというタイプのようですね。
今節のFⅠ戦は、そんな浅井選手に、桐山敬太郎選手(神奈川・88期)がどう攻略するかが、 焦点のひとつでもありました。ところが、準決勝11レースでは、大本命に推された桐山選手-村本大輔選手(静岡・77期)-會田正一選手 (千葉・68期)の南関東ラインが、まさかの共倒れに敗れる大波乱!
10レース、12レースの準決勝も、3連単万車券決着となり、 決勝に勝ち上がった初日特選組は、浅井選手と幸田光博選手(栃木・67期)の、わずか2選手だけ。俄然、 浅井選手一色ムードとなりました。幸田選手が決勝進出インタビューで語ってくれた「2着が優勝だと思って頑張ります」という言葉が、 それを物語っていました。
決勝は3分戦。別線の自力型は、選抜組の松村友和選手(大阪・88期) と、予選組の高原仁志選手(徳島・85期)。目標のない幸田選手は、 浅井選手の番手、冨岡健一選手(岐阜・64期)と競る形となりました。
レースは、高原選手が切ったところを、松村選手がジャンすぎに押さえて先行。
この松村選手。準決勝が終わった後に「決勝で意識する選手は?」と訊いてみると、
「やっぱり浅井君。浅井君には、ここで特進されましたから」
…という返答が。そうなんです。おととし9月の四日市A級決勝戦。 8連勝で特進を懸けていた浅井選手に対し、松村選手は先行しましたが、結局は浅井選手に11秒3で捲られ、 特進を阻止することはできませんでした。
「なんとか浅井選手に一泡…」という思いもあったことでしょう。押さえた後も、 さかんに浅井選手の動きを確認していました。そして、ホームからスパート!
高原選手が、その3番手を捌いていましたが、このとき浅井選手はやや離れた6番手。しかし、 バックから捲ったスピードの違いは、他の選手とは歴然!後ろ競り勝った幸田選手を置き去りにして、3車身差の圧勝!上がりは11秒2! まさに浅井選手のワンマンショーでした。
松村選手マークの古閑良介選手(福岡・73期)が2着。逃げた松村選手が3着に残って、 2車単2番人気、3連単3番人気の決着でした。
決勝戦のあとは、いつもの通り表彰式。ですが、その雰囲気は、 FⅠではなくGⅢかと思わせるほどの大歓声!多くの拍手に迎えられ、 浅井選手がステージに来てくれました。
「初日から応援していただき、自分の力を出し切れました。前回(あっせんのあった)豊橋のときは、 膝痛で調子が悪かったんですけど、それから地元に向けて練習してきたので、今回調子はよかったです。去年、記念の準決勝で迷惑かけた(4着) ので、今回頑張ろうと思って来ました」
「初日特選では、厳しいブロックをもらいましたが、村本さんはGⅠ選手ですからね。 『そこを乗り切れば!』と思って、それだけですね。決勝は、自分の行けるタイミングで優勝を狙って、と思って走りました」
-実況では「次元が違う」とも言われていましたよ!
「いや、実況は聞こえないんで…(お客さんからも笑い)。はい、 もうゴールまでと思ってモガキました!S級での地元優勝は初めてなので、よかったです」
「目標は、GⅠ・GⅡで決勝に乗ること。 今回は自分のレースがそんなにできていませんでしたが(捲り、先行、捲りで完全V)、GⅠ・ GⅡでは先行で頑張りますので、応援お願いします!」
こんあとのG戦線で、さらなる活躍を誓ってくれました。
…と普通なら、この後表彰式や抽選会が行われて、選手退場、となるのですが、 今回は最後にサプライズが!
この日、場内では『燃えろ!三重県選手』と題して、 柴崎淳選手と坂口晃輔選手(95期) のトークショーが行われていましたが、その後輩2人が最後まで残ってくれていて、急遽、お祝いの花束を持って、ステージに上がってきました! そんな2選手に「お祝いのメッセージを」と、マイクを向けてみたのですが…
「おめでとうございます。ゴチになります!!」
お客さんは大爆笑!お祝いに来たのか、食事をアテにして来たのか…。その辺りは、 定かではありません(笑)。
(スタジオにも登場!柴崎淳選手と坂口晃輔選手)
さて、次回は少し空いての本場開催。5月21日が初日となります。最終日の23日は土曜日。 ETC搭載の普通車なら、遠方からの旅打ちには持ってこいなのでは!土曜日に高速で移動→四日市ナイター競輪を観戦→1泊して、 翌日曜に高速で家路…というコースはいかがですか?
次節もどうぞご期待ください!