こんにちは。実況の立野純です。
年が明けました。四日市競輪場では、4日の立川記念場外発売が今年のオープン初日でしたが、 本場開催は8日(日)が初日。その初日には、心も体も温まるこんなファンサービスが。
ぜんざいの無料ふるまいです。『14時30分より』 と書かれていますが、その数分前に行ってみたら、すでに長蛇の列でした!
つきたてのお餅を…、
ぜんざいに入れて、みなさんに召し上がっていただきました!
こういうファンサービスはいいですね。私も食べたかったくらいですが、そこはグッと我慢して(笑)、 仕事場へ向かいました。
場内はこんな感じでしたよ。
入場門には、門松。
表彰式などが行われる、イベントステージ。
ショーケース内も、謹賀新年(特別観覧席入り口付近。季節ごとに変わるので、 ぜひお立ち寄りください)。
そんな新年を祝うムードに包まれた中、2012年の四日市ナイター開幕戦が行われたのが、 1月8日(日)~10日(火)。2日目は成人の日でしたが、 街中では華やかな着物を身にまとった新成人の姿も見ることができました。
では、今回も、出走選手の中から何選手かをピックアップしてお届けします。
まずは、佐伯翔選手(福島・97期)。
中部地区は、今回が初出走。とは言え、中部は“準地元” のようなもの。と言うのは、こんな理由から。
「震災で、今は愛知県の小牧市で部屋を借りて住んでいます。 練習は一宮の皆さんにお世話になっています。練習環境はとてもいいですよ。今回は中部なので、 地元のつもりで頑張ります!」
中部のお客さまにはまだまだ馴染みが薄いので、自己PRをしていただきました。
「脚質ですか?ずっと長い距離をやっていたんですけど…、 ダッシュかな。先頭に出て、風を切って走るのは苦手なんですよ」
「学校のころは先行していました。でも、 デビューしてからは捲りが多かった。勝つレースですね。でもそれが、 いい感じで来ていると思います。脚を溜めてのタテ攻撃の方がいいけど、メンバーが厳しいときは、ハコを含め前々に、 何でもするようにはしています」
1・2班戦に上がったのが、ちょうど1年前。昨年5月青森では、1・2班戦初優勝も決めていました。 「上に上がったころは良くなかったけど、今はだいぶ慣れてきましたね」。先月は2度決勝に乗って(川崎決勝は、システム障害の影響で中止)、 いいリズムで四日市出走となりました。
その今シリーズ。結果は見事優勝! 勝ち上がりでは前を回っての捲り追い込み。そして決勝は番手戦でのピンピンピン!これ以上ないという、スタートダッシュを決めました!
「今年はS級勝負の年です!背が低い(162センチ)ので、 坂口(晃輔)君みたいになりたいですね。似てるとよく言われますよ」
表彰式では「特進を狙います!」と言っていました!その意気込みで、上を目指してほしいです!
決勝で、佐伯選手の2着だったのが、古川功二選手(福島・92期) 。
S級を3期走りましたが、今期降級。しかし、 降級前の11月地元戦では初のS級決勝進出。年末西武園では2回目のS級決勝入りを果たしていたことを見れば、 今期A級で人気を集めるのは必至です。
「緊張ですか?11月のいわき平のS級決勝で、(佐藤)慎太郎さんに優勝してもらいましたけど、 あのときは、タイトルホルダー(佐藤選手)とメダリスト(長塚智広選手)が後ろでしたからね。そんなこと、なかなか経験できないことですよ。 あのときは緊張しましたけど、それと比べたら、緊張はないです。A級だからと言って、気負いもないし、変に緊張しても、 ロクなことがないですからね」
以前のA級では、押さえ先行という印象がありましたが、S級を経験して、自力の幅も広くなりました。
「脚質はダッシュ系ですね。 以前はずっと押さえ先行ばかりやっていたけど、S級の選手には通用しなくなって…。それで、 とりあえず力を出し切ることを考えて走るようになりました。でも、押さえ先行を捨てた訳ではありません」
今節唯一の100点レーサーということで、3日間オッズは被りました。そんな中、 初日特選ではカマシ先行。準決勝では、うまく中団取っての捲りで1着、1着(準決勝で通算100勝)。
決勝では、先行一車のメンバー構成となりましたが、前を取って引いてのホームガマシ。 さきほどご紹介した佐伯選手と、逃げ差し争いになっての2着。3連勝とはなりませんでしたが、 福島ワンツーで締めくくりました。
今は京王閣に冬季移動中とのこと。ここにも強い選手はたくさんいますから、さらにたくましくなって、 S級に返り咲いた際には、前期以上の成績を積み上げていってくれるような気がします。
では、1・2班戦からもう一人。瀧本匡平選手(愛知・97期) です。
昨年7月に2班昇班し、今期1・2班戦2期目。そろそろ1・2班戦に慣れてきたころ?
「いや、1・2班戦は難しいですね…。駆け引きがみんなうまいので、 チャレンジ戦のようにはいかないですね」
そのチャレンジ戦のときとは、ちょっと戦い方を変えているそうです。
「戦法も今、変えています。チャレンジのときは、前を取って、引いてのカマシ、 捲りが多かったんですけど、今は押さえ先行もカマシも、色々試しています。もちろん、捲りも打ちます。 横は考えていませんが、自力で何でもやれるようにしています」
「相手から、『こいつ、嫌だな』と思われる選手になりたいですね。でも、難しいですけどね…」
そう語る瀧本選手の決まり手を見ると、バックが20本!ここ2節の成績表には全て『B』(バック) が付いています。
「いや、徹底先行のつもりはないですよ。早めの捲りで付いたバックもありますし。 流れの中で走った結果、こうなっただけです。内に詰まったりして、悔いの残るレースだけはしたくないですね」
まだ予選クラスでも成績に波はありますが、これからも積極的に攻めて、 力を付けていってほしい選手です。
では、今回の最後にチャレンジ戦から。遠藤雅也選手(千葉・100期) です。
年齢制限が解除されてから、30台のルーキーは珍しくなくなりましたが、遠藤選手もその一人。 1975年6月生まれの、現在36歳です。
デビューしたころは、なかなか成績も残せませんでしたが、直前京王閣の予選で待望のデビュー初勝利! 最終日選抜戦も勝って、シリーズ2勝を挙げていました。しかも予選では、人気本線を相手に、押さえ先行での逃げ切り勝ち!「あれは、 してやったりでした!」と、会心の笑顔。
「デビューして最初のころは、マーク流れ込みみたいな感じで、ようやく点数キープという感じでした」
「でも、『それじゃダメだ!何もできなくなっちゃう』と、生き残っていくために、 自分でレースを作っていかないと思いました」
「ダッシュは言うほどないんですよ(※後述)。どちらかと言うと、ロング(長めにもがく) 方が得意なんで。それに、自分は器用な方じゃないから、前を走った方が絶対いい。戦法? もちろん先行です!」
決まり手は『逃:2 捲:2 差:0 ク:0 BK:6』ですが、この数字を増やすのは、 キッカケを掴んだこれからです。
今回は予選でレース運び失敗に終わって敗退となりましたが、2日目一般戦、 3日目選抜戦では押さえ先行で2着、1着。どちらもラインで決めていました。
「最初は70点取れないと思っていたけど、やっとよくなってきました。これも、 利根川(勇)さんの練習のおかげです」
取材中、横にいた外﨑一成選手(北海道・94期、今、 冬季移動で利根川グループで練習中)が「練習は、超強いですよ!」と教えてくれました。今の競走得点には、 プラスアルファして考えた方がよさそうですよ!
(※)=「ダッシュない」に関して、外﨑選手は「あるある!」 と言っていたことを付け加えておきます!
さて、2012年のナイターもスタートしました。今年は8月17日(金)~18日 (土)に、四日市では2回目となるサマーナイトフェスティバル(GⅡ) も開催されます。今年もオールナイターの四日市競輪で、どうぞお楽しみください。