ブログ:立野純

1/8~10 四日市萬古焼協賛 Kドリームスカップ(FⅡ)より

 こんにちは。実況の立野純です。

 

                   

 

 年が明けました。四日市競輪場では、4日の立川記念場外発売が今年のオープン初日でしたが、 本場開催は8日(日)が初日。その初日には、心も体も温まるこんなファンサービスが。

 

               

 

 ぜんざいの無料ふるまいです。『14時30分より』 と書かれていますが、その数分前に行ってみたら、すでに長蛇の列でした!

 

             

 

             

 

 つきたてのお餅を…、

 

             

 

 ぜんざいに入れて、みなさんに召し上がっていただきました!

 

 こういうファンサービスはいいですね。私も食べたかったくらいですが、そこはグッと我慢して(笑)、 仕事場へ向かいました。

 

 

 

 場内はこんな感じでしたよ。

 

 入場門には、門松

 

               

 

             

 

 表彰式などが行われる、イベントステージ。

 

               

 

 ショーケース内も、謹賀新年(特別観覧席入り口付近。季節ごとに変わるので、 ぜひお立ち寄りください)。

 

             

 

               

 

 

 そんな新年を祝うムードに包まれた中、2012年の四日市ナイター開幕戦が行われたのが、 1月8日(日)~10日(火)。2日目は成人の日でしたが、 街中では華やかな着物を身にまとった新成人の姿も見ることができました。

 

 

 では、今回も、出走選手の中から何選手かをピックアップしてお届けします。

 

 まずは、佐伯翔選手(福島・97期)

 

             

 

 中部地区は、今回が初出走。とは言え、中部は“準地元” のようなもの。と言うのは、こんな理由から。

 「震災で、今は愛知県の小牧市で部屋を借りて住んでいます。 練習は一宮の皆さんにお世話になっています。練習環境はとてもいいですよ。今回は中部なので、 地元のつもりで頑張ります!」

 

 中部のお客さまにはまだまだ馴染みが薄いので、自己PRをしていただきました。

 「脚質ですか?ずっと長い距離をやっていたんですけど…、 ダッシュかな。先頭に出て、風を切って走るのは苦手なんですよ」

 「学校のころは先行していました。でも、 デビューしてからは捲りが多かった。勝つレースですね。でもそれが、 いい感じで来ていると思います。脚を溜めてのタテ攻撃の方がいいけど、メンバーが厳しいときは、ハコを含め前々に、 何でもするようにはしています」

 

 1・2班戦に上がったのが、ちょうど1年前。昨年5月青森では、1・2班戦初優勝も決めていました。 「上に上がったころは良くなかったけど、今はだいぶ慣れてきましたね」。先月は2度決勝に乗って(川崎決勝は、システム障害の影響で中止)、 いいリズムで四日市出走となりました。

 

 その今シリーズ。結果は見事優勝! 勝ち上がりでは前を回っての捲り追い込み。そして決勝は番手戦でのピンピンピン!これ以上ないという、スタートダッシュを決めました!

 「今年はS級勝負の年です!背が低い(162センチ)ので、 坂口(晃輔)君みたいになりたいですね。似てるとよく言われますよ」

 

 表彰式では「特進を狙います!」と言っていました!その意気込みで、上を目指してほしいです!

 

 

 

 

 決勝で、佐伯選手の2着だったのが、古川功二選手(福島・92期)

 

             

 

 S級を3期走りましたが、今期降級。しかし、 降級前の11月地元戦では初のS級決勝進出。年末西武園では2回目のS級決勝入りを果たしていたことを見れば、 今期A級で人気を集めるのは必至です。

 「緊張ですか?11月のいわき平のS級決勝で、(佐藤)慎太郎さんに優勝してもらいましたけど、 あのときは、タイトルホルダー(佐藤選手)とメダリスト(長塚智広選手)が後ろでしたからね。そんなこと、なかなか経験できないことですよ。 あのときは緊張しましたけど、それと比べたら、緊張はないです。A級だからと言って、気負いもないし、変に緊張しても、 ロクなことがないですからね」

 

 以前のA級では、押さえ先行という印象がありましたが、S級を経験して、自力の幅も広くなりました。

 「脚質はダッシュ系ですね。 以前はずっと押さえ先行ばかりやっていたけど、S級の選手には通用しなくなって…。それで、 とりあえず力を出し切ることを考えて走るようになりました。でも、押さえ先行を捨てた訳ではありません」

 

 今節唯一の100点レーサーということで、3日間オッズは被りました。そんな中、 初日特選ではカマシ先行。準決勝では、うまく中団取っての捲りで1着、1着(準決勝で通算100勝)。

 決勝では、先行一車のメンバー構成となりましたが、前を取って引いてのホームガマシ。 さきほどご紹介した佐伯選手と、逃げ差し争いになっての2着。3連勝とはなりませんでしたが、 福島ワンツーで締めくくりました。

 

 今は京王閣に冬季移動中とのこと。ここにも強い選手はたくさんいますから、さらにたくましくなって、 S級に返り咲いた際には、前期以上の成績を積み上げていってくれるような気がします。

 

 

 

 

 では、1・2班戦からもう一人。瀧本匡平選手(愛知・97期) です。

 

             

 

 昨年7月に2班昇班し、今期1・2班戦2期目。そろそろ1・2班戦に慣れてきたころ?

 「いや、1・2班戦は難しいですね…。駆け引きがみんなうまいので、 チャレンジ戦のようにはいかないですね」

 

 そのチャレンジ戦のときとは、ちょっと戦い方を変えているそうです。

 「戦法も今、変えています。チャレンジのときは、前を取って、引いてのカマシ、 捲りが多かったんですけど、今は押さえ先行もカマシも、色々試しています。もちろん、捲りも打ちます。 横は考えていませんが、自力で何でもやれるようにしています」

 「相手から、『こいつ、嫌だな』と思われる選手になりたいですね。でも、難しいですけどね…」

 

 そう語る瀧本選手の決まり手を見ると、バックが20本!ここ2節の成績表には全て『B』(バック) が付いています。

 「いや、徹底先行のつもりはないですよ。早めの捲りで付いたバックもありますし。 流れの中で走った結果、こうなっただけです。内に詰まったりして、悔いの残るレースだけはしたくないですね」

 

 まだ予選クラスでも成績に波はありますが、これからも積極的に攻めて、 力を付けていってほしい選手です。

 

 

 

 

 では、今回の最後にチャレンジ戦から。遠藤雅也選手(千葉・100期) です。

 

             

 

 年齢制限が解除されてから、30台のルーキーは珍しくなくなりましたが、遠藤選手もその一人。 1975年6月生まれの、現在36歳です。

 デビューしたころは、なかなか成績も残せませんでしたが、直前京王閣の予選で待望のデビュー初勝利! 最終日選抜戦も勝って、シリーズ2勝を挙げていました。しかも予選では、人気本線を相手に、押さえ先行での逃げ切り勝ち!「あれは、 してやったりでした!」と、会心の笑顔。

 

 「デビューして最初のころは、マーク流れ込みみたいな感じで、ようやく点数キープという感じでした」

 「でも、『それじゃダメだ!何もできなくなっちゃう』と、生き残っていくために、 自分でレースを作っていかないと思いました」

 

 「ダッシュは言うほどないんですよ(※後述)。どちらかと言うと、ロング(長めにもがく) 方が得意なんで。それに、自分は器用な方じゃないから、前を走った方が絶対いい。戦法? もちろん先行です!」

 決まり手は『逃:2 捲:2 差:0 ク:0 BK:6』ですが、この数字を増やすのは、 キッカケを掴んだこれからです。

 

 今回は予選でレース運び失敗に終わって敗退となりましたが、2日目一般戦、 3日目選抜戦では押さえ先行で2着、1着。どちらもラインで決めていました。

 

 「最初は70点取れないと思っていたけど、やっとよくなってきました。これも、 利根川(勇)さんの練習のおかげです」

 取材中、横にいた外﨑一成選手(北海道・94期、今、 冬季移動で利根川グループで練習中)が「練習は、超強いですよ!」と教えてくれました。今の競走得点には、 プラスアルファして考えた方がよさそうですよ!

 (※)=「ダッシュない」に関して、外﨑選手は「あるある!」 と言っていたことを付け加えておきます!

 

 

 

 

 さて、2012年のナイターもスタートしました。今年は8月17日(金)~18日 (土)に、四日市では2回目となるサマーナイトフェスティバル(GⅡ) も開催されます。今年もオールナイターの四日市競輪で、どうぞお楽しみください。

 

 

                   


12/28~30 FMポートウェイブ杯(FⅡ)より

 こんにちは。実況の立野純です。

 

                   

 

 四日市競輪場は、記念を除けば、屋外唯一のオールナイター開催。 前回の開催から、冬季ナイターシーズンを迎えました。身体の冷えを防止するため、選手紹介時、 選手はウオームスーツを着用しています。

 

             

 

 前検日には、見本が管理棟に陳列されていますが、触ってみると結構あったかそう。

 

             

 

 個人的には、(さすがに街中で着るには勇気がいりますが)部屋着として使ってみたい気も(笑)。 選手紹介時には、ぜひユニフォームにも着目してみてください。

 

 

 今回場内では、初日にこんなファンサービスも。

 

               

 

 刀削麺(とうしょうめん)の実演&無料振る舞い!

 今、よく耳にする刀削麺ですが、私はまだ一度も、見たことも味わったこともありません。なので、 見に行きたかったのですが…。いかんせん午後4時から先着順では、実況席を外す訳にはいきません(苦笑)。ご覧になった皆さん、 ご賞味された皆さん、いかがでしたか?こういう身体が温まるファンサービスは、この季節にはピッタリですね。

 

 

 

 さて、2011年の四日市ナイターも、今回が最終戦。 平塚グランプリシリーズと同じ日程で、全国あっせんのFMポートウェイブ杯(FⅡ) が行われました。

 最終日の30日には、グランプリの併売もあって、 たくさんの皆さまに足を運んでいただきました。

 四日市4レースの発売中が、グランプリの発走時刻。このときばかりは、 実況席からメインスタンドを眺めても、人影は皆無!皆さん、投票所内のモニターに釘付けになっていましたから。

 結果は皆さんご存じの通り。四日市では、浅井康太選手が番手から出たときに、 歓声が一段と大きくなったと聞いています。結果は3着でしたが、まだ若い浅井選手にとっては、まだまだグランプリ制覇のチャンスはあるはず。 2012年は、9人に凝縮されたS級S班レーサーの一人として、大いに競輪界を盛り上げ、そして四日市をアピールしてもらいたいです。

 

 

 

 それではここでは、今節出走選手の中から、何人かをピックアップしてお届けします。

 

 

 まずは1・2班戦から。柿澤大貴選手(長野・97期)です。

 

             

 

 四日市は1年ぶりの出走。前回は昨年12月。チャレンジ戦で優勝でした。その後、 今年1月に2班昇班。1・2班戦も間もなく1年。来期は初のA級1班です。

 「地脚系、先行基本に組み立てています。でも最近は、 捲りのウエイトが多くなっていますね(逃:3 捲:7 BK:12)。なかなか思うように先行させてもらえない。そういうときに、 どう対応するかっていうのが、自分の中での課題です。先行で勝てなきゃ、上では通用しないでしょうし」

 

 1・2班戦ではすでに、1回優勝もしています(6月宇都宮)。

 「2班に上がってですか?力は少しずつ付いてきたと思います。でも、 優勝が1回しかない。S級点も今期取れそうにないので、その辺りが思うようにはいっていません。 組み立ても脚力も、どちらもまだまだですね」

 

 優勝1回あるのではなく、1回“しかない”と表現した柿澤選手。まだまだ納得の域ではなさそうです。

 

             

 

 「冬場は、昨年から競輪学校に冬季移動しています。等々力 (久就)君(98期)や、新潟の鈴木庸之さん(92期)らと一緒に行ってます。今年は競輪学校に来ている人も多いので、 いい刺激になっていますよ」

 

 今回は未勝利に終わりましたが、3日間ともバックを取る競走(初日は2コーナーで捲り切り、 準決勝は押さえ先行。最終日はカマシ先行)。積極的に動きました。来年は、S級昇級へ向けた戦いが続きます。

 

 

 

 

 続いて、井上将志選手(福岡・98期)をご紹介しましょう。

 

             

 

 6月函館のレインボーカップチャレンジファイナル2着で、 2班に特進。その後すぐに富山で決勝進出を果たし、能力のあるところを披露しました。

 「そうですね。2班に上がって最初のころは良かったんですけど、落車してから良くないですね(※ 7月一宮で落車し、8~9月下旬は欠場)。2コーナーからの踏み上げが全然…。でも、最近はやっと良くなってきたかなという感じです」

 

 その言葉通り、前々回の武雄では、6月富山以来、1・2班戦2回目の決勝進出も決めていました。 このときの準決勝では、優勝候補の山田隼司選手(岐阜・91期)に対して押さえ先行。3着に粘って、九州3車で上位を独占していました!

 「あのレースは、自分でもビックリしましたね。あの感触が戻れば、自分でもいけると思います」

 

 改めて持ち味を話してもらいました。

 「脚質はダッシュ系です。得意なのはカマシ、 捲りですけど、基本は押さえ先行です。ただ、押さえ先行でも、 タラタラ流したりするのはダメ。カマシ気味にパーンと出てしまう方がいいですね」

 

 今回は、予選で人気本線のラインにカマされ8着敗退となりましたが、残りの2走は車券に貢献。 最終日は6番手から和田信一選手(滋賀・74期)を一気に捲って1着。西日本3車で上位を独占しました。

 

 「オヤジ(井上龍雅選手・52期)には、車誘導をしてもらっています」

 98期在校11位の好素材。来年はもっと優勝戦線に絡んでくることでしょう。

 

 

 

 

 ではこの後はチャレンジ戦から。まずは萱島大介選手(大分・99期) です。

 

             

 

 元プロ野球選手(阪神タイガース)ということで、 競輪学校入校時から話題になった一人。プロ野球ファンの方なら、ご存じの方も多いのではないでしょうか。 引退後はスタッフとして球団に2年勤務しましたが、その後競輪界に飛び込んできました。

 

 取材と、この写真撮影は、ちょっと風通しのいい(?)寒いところでしてしまったのですが、

 「寒さですか?大丈夫ですよ。みんな条件は一緒ですしね」

 と、快く応じていただきました。プロ野球なら、キャンプの季節は寒い訳ですから、 そう考えればこの程度の寒さは平気なのかも(?)。

 

 四日市出走は、9月以来2回目。

 「脚質はダッシュ系です。捲りが多い?(逃:1 捲:9 差: 3 ク:0 BK:6)いや、デビューしたころは、押さえ先行で走っていたんですよ。ただ、 粘れなくて、着がよくなかったですね…」

 「得意なのは、捲り、カマシですね。ただ自分も、 基本は先行で考えています」

 

 さて、2回目となった四日市戦。準決勝では、優勝候補の藤井栄二選手(兵庫・99期) に人気が集まりましたが、その藤井選手を振り切っての押し切り勝ち!

 決勝はオール自力型メンバーでの単騎戦ということで、厳しい戦いになるかと思われましたが、 実に的確な位置取りから追い込んで、ゴール前は川口公太朗選手(岐阜・98期)との写真判定。その接戦をタイヤ差制し、 見事デビュー初優勝となりました!

 

 プロ野球では、残念ながら大成には至りませんでしたが、 その分競輪界では大輪を咲かせてほしいですね。できれば、阪神ファンの皆さんにも、競輪をPRしてほしいです!

 

 

 

 

 では最後に、高橋広大選手(福島・99期) をピックアップしましょう。

 

             

 

 四日市には、5月にも出走。このときにも、このブログに取り上げましたが、 当時と今の成績を比べると、グンと上昇!

 「そうですね。前期は2勝しかできませんでしたけど、今期は20勝しました」と明るい表情。 前期は2着が多く、「シルバーコレクター」と言われていたそうですが、もう返上です。「ゴールドコレクターですね」と言うと、「いや、 それはまだまだ」とのことでしたが(笑)。

 

 成績が上向いた要因を聞いてみました。

 「埼玉の中田健二さん(56期)のところに行って、 併走の練習をつけてもらいました。中田さんの息子が、 同期の中田健太君で、彼に『練習に来ないか』と呼んでもらいました」

 「これまでは、併走になったら力が入って、焦ってしまっていたんですが、それがなくなりました。 自分は適性なので、全て自己流で今までやってきたんですが、この機に全部一から教えていただきました。その練習が、いい方に出ましたね」

 

 決まり手を見ると、『逃:2 捲:8 差:5 ク:0 BK:5』と、 捲りの比率が高くなっていました。

 「特進が懸かっていたとき(10月に8連勝までいくも、弥彦決勝でストップし特進ならず)、 勝ちにこだわって捲りが増えてしまいました。でも、基本は先行です」

 

 今回は、予選は捲り追い込み、準決勝はカマシ先行での2連勝。決勝でも、 オッズが割れた中で人気の一角となりました。しかし、牽制のスタートから前になり、勝負所では7番手に置かれ、 追い込み届かず4着に終わりました。

 

 来期はいよいよ2班。上位陣相手にどんな戦いを見せてくれるか、楽しみな選手です。

 

 

 

 

 さて、今年の四日市競輪も、全日程を終了しました。新年の本場開催は1月8日(日) に開幕します。翌日9日が祝日ですから、連休という方も多いのでは。お近くの方はもちろん、遠方からの旅打ちでも、 2012年の四日市ナイターを存分にお楽しみください!

 

                   


12/18~20 Kドリームスカップ(FⅡ)より

 こんにちは。実況の立野純です。

 

                   

 

 少し遅くなりましたが、今節を振り返る前に、ここでは先月行われた、 浅井康太選手のGⅠ祝勝会の様子をリポートさせていただきます。

 

 

 場所は、近鉄四日市駅前の都ホテル。 朝からこんなボードが掲示されていました。

 

               

 

 当日は、関係者やファンの方々、約200人がお祝いに駆けつけました。

 

             

 

 主役です。ビシッと決まっていますね!

 

               

 

 地元選手のテーブルです。

 

             

 

             

 

 武豊騎手もお祝いに。がっちり握手のシーンに、 記者やファンも殺到!

 

             

 

 トークショー。四日市記念解説の井上茂徳さんとともに、深谷知広選手、山口幸二選手を交え、 グランプリの公開作戦会議???

 

             

 

 トークショーには、いろんなゲストの方がステージに立ち、大いに盛り上がったのですが…

 

             

 

 やっぱり、トークのMVPはこの方でしょう!(笑)

 

             

 

 最後は奥様、お母様と並んで、「タイトルを取れたのは、皆さまや家族の支えがあってこそ。 これからも競輪界が盛り上がるよう、もっといいレースができるよう頑張ります」と謝辞。

 

             

 

 

 グランプリの車番は『』 に決まり、深谷選手マークのコメントが出ました。グランプリは30日(金)、平塚競輪場で行われます。もちろん、 四日市競輪場でも発売されますので、ぜひ車券片手に熱い応援をお願いします。

 

 その前に、28日(水) に行われるヤンググランプリに出場の西村光太選手坂口晃輔選手にも、どうぞご声援を!

 

                              

 

             

 

 

 

 

 さて、師走のナイター第1弾18日(日) ~20日(火)の日程で、全国あっせんのKドリームスカップ(FⅡ)が行われました。 先月の記念はお昼の開催でしたから、ナイターは実に2か月ぶり!

 

 

 今シリーズは、結果はどうあれ、竹内雄作選手(岐阜・99期) が中心の3日間でした。既に、来期も来々期もS級が決まっている期末戦とは言え、今回3連勝ならS級特進。

 

             

 

 結果は皆さまご存知のとおり、決勝5着で特進はならず。ただ、 すでにS級初戦はホームバンク(大垣)の正月3が日開催と決まっています。

 A級では抜群の成績を残しながらも「常に勉強させてもらっています」と謙虚な姿勢。 「S級は自分より強い選手ばかり。先行で挑戦していきます!」

 恐らく、S級初優勝までは、それほど時間がかからないのでは?来期も引き続き注目です!

 

 

 

 その決勝で、竹内選手を下して優勝したのは、 山崎将幸選手(秋田・92期)

 

             

 

 前検日から、 「自分のレースで特進を決められたらイヤですからね。絶対に阻止しますよ!」と意気込んでいましたが、 正に有言実行となりました。

 昨年1月から1年半S級に在籍していましたが、そのS級でも多く1着を取っていました。 そう考えれば、S級経験のない竹内選手に特進させる訳にはいきませんね。

 

 今期降級後はすでに4回の優勝。ただ、その優勝は7月から9月上旬に集中。 以降は決勝には勝ち上がるものの、Vには届いていませんでした。

 「9月西武園以降、優勝はないけど、脚はよくなってきていると思います。 最近大きい着を取っていることもあるけど、色々試していることもあります」

 「セッティングは変えていませんが、 ギアはちょこちょこいじっています。3場所前の向日町では4倍を掛けましたが、 その後は3.85や3.86も使いました」

 

 「脚質はダッシュ系。捲りが得意なんですけど、 1回は前に出ることを基本に考えています。先行する気持ちも、もちろんあります」

 

 「しばらく優勝してないけど、A級最後はしっかり優勝して、来期S級戦を迎えたい」 そう語っていました。来期からのS級戦は、降級前よりもいい成績を残してくれそうな予感がします。

 

 

 

 

 その決勝で2着。竹内選手を先に捲り切ったのが、本郷雄三選手(熊本・99期) 。これまた、楽しみな選手が出てきました!

 

             

 

 四日市出走は2回目。前回は、ついこの前の10月。このときはまだチャレンジ戦を走っていました。 ただ、99回生ですから、それが普通です。その四日市で3連勝。続く奈良チャレンジ戦でも3連勝し、 2班特進を決めたのが10月末特進初戦の別府では準決勝で、 優勝候補の山下一輝選手(山口・96期)を8番手から捲り追い込んで1着! いきなりの決勝入りを決めていました。

 

 「ダッシュ系ですね。捲りが多い?そうですね。(前検時点では、 逃:1 捲:14 BK:8)」

 「スタートで牽制して、前を取らされて捲りになることが多いですが、 そうなると先輩にも迷惑をかけますし…。もっと先行を増やさんとダメですね。先行を意識します!」

 

 今回予選は、前受けから7番手に引いての捲り追い込みとなりましたが、準決勝では、 ジャン前押さえ先行から2着に粘って九州ワンツー。優勝した山崎将幸選手を破っていました。「押さえて勝つのが理想」とも話していましたが、 準決勝では2着とは言え、その形で結果を出しました。

 

 「1・2班戦は、S級点を取るための通過点です」

 まだ特進3場所目。ですが、定期昇級を待たずに、来年早々にS級特進があっても驚けません!

 

 

 

 今回の決勝自力3車は、将来S級で何度も好勝負を繰り広げてくれそうな気がします。後々、 「ハイレベルな決勝だったな」と言われるレースになるか?今後に期待です!

 

 

 

 

 一方、残念ながら今節決勝シートを外してしまいましたが、来期初S級で注目の一車が、 紀井孝之選手(岡山・96期)

 

             

 

 10月広島では、二段駆けで竹内雄作選手を下し、今年2回目の優勝。四日市は今回が初出走でした。

 「ダッシュ系ですね。先行が多いのは、 こだわっていると言うより、自然とそうなっている感じです」

 「ただ、成績にばらつきがありますね…。末の粘りは悪くないんですが、 駆けるまでの脚の使い方が課題ですね」

 

 今回、初日特選では山崎将幸選手に捲り追い込まれて4着でしたが、奥平充男選手(京都・93期) とのモガキ合いを制してのもの。その特選後は「サドルを上げたけどスカスカしたので、準決勝では戻します」と。その準決勝では、 これまたモガキ合い!石田宏樹選手(青森・91期)を振り切り、乾庄平選手(滋賀・95期)を捲らせなかったものの、 ゴール前わずかに粘れず4着。連日の勝ち上がり戦は、厳しい戦いとなりました。

 

 師匠の筒井敦史選手(岡山・85期)は以前、 「弟子はみんな強い。自分が振り回されていますよ」と話していましたが、そのことを紀井選手に話すと、「いやいや、 自分の方が振り回されています!」と(笑)。

 いずれにせよ、そのくらい練習しているという証。来期は待望のS級戦です。

 

 

 

 そこに、同期の若松孝之選手(三重)も通りかかったので、 一枚お願いしました!

 

             

 

 96期の同期で、どちらも名前が『孝之』。“ダブル孝之”です!

 

 

             

 

 「地元だし、恥ずかしいレースはできません!」と気合い十分に話してくれた前検日。 予選では痛烈な中団捲り2着で、中部上位独占。番手から追い込んでアタマを取った西田潤選手(富山・63期)は、決勝までコマを進めました。 が、若松選手は準決勝で運行失敗に終わり9着敗退。来期は1・2班戦4期目。来年は、決勝常連になることを期待!

 

 

 

 立て続けに、96回生を取り上げましょう。相笠翔太選手(福島・96期) です。

 

             

 

 三重県は今回が初めて。1・2班戦に上がって、間もなく1年になります。

 「地脚系ですね。ダッシュはありません。(ダッシュは) 練習では付いて行けるのに、本番になるとイマイチですね…。1・2班戦ですか?ん~、全然勝てていないんで…」

 (もちろん“全然”なんてことはありません。ですが、本人の中では“全然”なんでしょうね)

 

 前検日の時点では『逃:6 捲:0 差:0 ク:0 BK:8』。 捲りに決まり手が付いていませんが…。

 「先行が基本ですけど、こだわってはいません。むしろ、 元々は捲りの方が多かったくらいです」

 

 今節は、初日と2日目に『HB』を取る競走。 決まり手を付けることはできませんでしたが、積極的な競走を見せました。

 

 ちなみに、keirin.jpに書かれているニックネーム『あいしょー』 は、「最近はあまり言われていません。学生のときですね」とのこと。でも、今度車券片手に金網越しに応援される方は、 ぜひ大きな声で呼んでみては!?

 

 

 

 さて、1・2班戦からもう一人取り上げましょう。西田大志選手(福岡・98期) です。

 

             

 

 チャレンジ戦を順調に2期で卒業し、今期から1・2班戦を走っています。三重には今回が初登場。

 「地脚系です。 先行基本に走っています」

 

 今期は決勝にも勝ち上がったりなど、1・2班戦でも十分通用するシーンを見せていました。が、 直前の広島では昇班以来初めてとも言える、3日間大敗(8・9・9)。

 その原因は、おたふく風邪。その様子は、 自身のブログ『たいちゃんのブログ』、11月16日付けにも書かれていますので、 ぜひご覧になってください。

 「おたふく風邪?そうなんですよ。びっくりしました!こんなに腫れるものかと。 もっと早くにかかっておけば(苦笑)。体重は落ちましたね…。その分、治ってからはガッツリ食べています!」

 「治った後は、ジムで今まで持ち上げられていたやつが、持てなかったんですよ。でも、 それも段々と持てるようになってきました」

 

 今節は、最終日の一般戦ではありましたが、逃げ切って1勝。しかし、 「まだ完全には戻っていないけど」と話していた中での今回。おたふく風邪前のことを考えれば、 いずれ上位戦線に定着してくるかと思われますので、ぜひ追いかけてみてください。

 

 

 

 

 では、ここからはチャレンジ戦出走選手を。まずは福田拓也選手(栃木・100期) です。

 

             

 

 “栃木の福田”…と言えば、そうです、その競輪一族です。 ちなみに拓也選手のお父さんは、福田篤司選手(66期)。そんな環境に育ったらしいエピソードが。

 「幼稚園のころから競輪選手になりたいと思っていました!でも、 本格的に自転車を始めたのは高校からです。中学には自転車部がなかったですからね」

 幼稚園のころとは、すごいですね。その前に、幼稚園で競輪選手という職業を知っている人は、 いないに等しいでしょうから。「普通、野球選手とはでしょう?本当にそう思っていたんですか?」と突っ込んでみましたが「はい、 本当に幼稚園からです!」とのこと。

 「じゃあ、中学は何部だったんですか?」と聞くと、これまた意外な答えが。 てっきり何かの体育会系かと思いきや…、

 「パソコン部です!ブラインドタッチですか?できません(苦笑)」

 あるいは、その中学時代に“勘ピューター”が鍛えられたのかも?いずれにせよ、念願かなって、 100回生一発合格だったそうです。

 

 「脚質はダッシュ系捲りが大好きです! 先行にはこだわっていません。でも、緩んでいたら行きますよ」

 

 ここに来る前は、決勝進出は外さないものの、優勝には手が届かないレースが続いていました。

 「優勝を意識しているつもりはないけど、決勝になると体が固くなっちゃう…。先輩からも 『そろそろ獲れ!』と言われています」

 

 その“そろそろ”が、今回となりました!決勝戦では、道中被る展開で、実況していた私は正直、 「もうダメだろう」と思っていました。ところが、4コーナー6番手からは、直線外めを鋭く伸びた白の勝負服! 一気に捕えてデビュー後初めてのVゴール。ゴール後は右手を何度も挙げて、喜びを表現していました!

 「栃木、福田」と言えば「拓也」。そう言われる日は、遠くはなさそうです。

 

 

 

 

 戦前の優勝候補筆頭は、井上将志選手(兵庫・100期)でした。

 

             

 

 何しろここまで5連覇。8月大垣初Vを含めると、 デビューから半年弱で優勝6回。今回も断然の優勝候補でした。

 

 「ここまで振り返って?成績はまとまっていますけど、内容はまだまだです。カマシても、 押さえ先行でもいいので、自分が最初に作戦を立てた通りにレースを動かせればいいんですけど」

 「特進?まだそんな力はありません。準決勝も、ここ最近飛んでいますしね(※立野注釈。「飛ぶ」と言っても2着ですが)。 落ちついて走れてはいるけど、もっと思い切って走りたいですね」

 

 今回決勝では、保科千春選手(宮城・100期)の突っ張り先行を、 一旦は捲り切ったかに見えましたが、そこから伸び切れずに4着。6連覇とはなりませんでした。

 

 今回100回生は4選手あっせんされていましたが、井上選手はその中では最年長の27歳。聞くと、

 「村田雅一(兵庫・90期)とは同級生なんですよ。 同じ高校の野球部でした。村田君が先に競輪選手になったのを見て、自分も目指しました」

 

 その村田選手はS級で活躍中。また、師匠の高城信雄選手からも 「早く上に上がらなアカン」と言われているそうです。同級生や師匠に早く追いつけるよう、これからも力走が続きます。

 

 

 

 

 今回決勝戦で、井上選手を苦しめ3着に入ったのは保科千春選手(宮城・100期)

 

             

 

 100回生も遠征がスタートしましたが、この保科選手は前回久留米ナイターが初遠征。 その久留米がデビュー初V、それも完全Vでした!(捲り、捲り、カマシ先行で完全V)

 「久留米まで行った甲斐がありました!ガッツポーズが出なかった?いや、ゴールしたときは 『ヤッター!』と言うより、『疲れた…』という感じでした(苦笑)」

 

 前回は九州へ、そして今回は中部地区初出走。ナイター連戦になりました。

 「ダッシュ系です。組み立ては先行主体には考えています。でも、 『勝ちたい』という欲が出て、捲りが多くなっていますね。なので、先行にこだわってはいません」

 

 前回久留米は完全Vでしたが、前々回いわき平の最終日も1着。そして今節は、予選・準決勝を捲り、 捲り追い込みで連勝。合わせて6連勝で決勝進出。

 その決勝では、正攻法からの突っ張り先行!井上将志選手に一旦捲られたかに見えましたが、 3~4コーナー踏ん張り切って、井上選手に踏み勝っての3着。地脚タイプのようなしぶとさも見せてくれました。

 

 あっ、前検日に、こんなことも言ってました。「成人式近いから、頑張ろう!」 ぜひこれからも頑張ってください!

 

 

 

 

 今節には、100回生が4選手参加していました。表原周選手(徳島・100期) も、優勝候補の一人でした。

 

             

 

 今回生の中でも、個性派とも言える選手。何しろ、 バック本数はゼロ!逃げの決まり手も、もちろんゼロです。デビュー前の資料にも「先行に興味はない」 と書かれていましたが、正にその通りの競走を貫いて、それでいて優勝も2回挙げています。

 「今期はバックを取らないレースをすると決めました! 『先行してもいいんとちゃうか?』と周りからは言われるけど…、でも、今期はバックを取らないと決めたので!前なら、 脚を使って位置を取ります。8割方、位置取りに脚を使っています」

 「ただ、戦法がハッキリしているので、逆に最近は戦いにくいですね…」とも。「今期は…」 とのことなので、来期はどうなのでしょうかね?

 

 今節は、予選は番手戦。連係が外れたものの、直線外鋭く伸びて1着。準決勝は前回りで不発4着で、 決勝進出には及びませんでしたが、最終日は捲り追い込みで1着。シリーズ2勝で締めくくりました。

 

 表原選手は、金網越しでも分かりやすいですよ。レーサーパンツのお尻の部分を見てください。 ハッキリと『周』と書かれているのが見えますから。ダイジェストでも分かるくらいです。今度見かけたら、 「しゅー!」と大きな声で応援してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 さて、今回最後に取り上げるのはこの選手。阿部充宏選手(山口・98期) です。

 

             

 

 三重には今回が初登場。1月デビュー組ですが、途中夏場の長欠があって、 まだまだ本来の姿とはいっていないようです。

 

 決まり手は『逃:1 捲:1 差:2 ク:2 BK:5』となっていますが…

 「地脚タイプです。 レースは先行基本ですが、ケガをして休んでから、決まり手が右寄りになってしまいました… (右側に書かれている、差しとマークが多くなってしまった)。差しやマークは、飛びついてではなく、別線にハマってのものですね。 差しとマークの決まり手は要りません!

 …ということですので、これからは決まり手が左寄りに変わっていくものと思います!

 

 今回は、1・2班戦の決勝にも勝ち上がった、師匠の中村泰啓選手(山口・62期) と師弟あっせんでした。その師弟あっせんは「何回かあります」とのこと。

 阿部選手は選手になる前、小学生を対象に、陸上競技のコーチをしていたそうですが、 そこに師匠のお子様が入ってきたそうです。

 「師匠の子供を教えていましたよ。選手になるきっかけはそれですね」

 「だとすると、中村選手にとったら、阿部さんは弟子でもあり、先生でもあるんですね!」と尋ねたら、

 「いやいや、もうコーチは辞めました。最初のころは両方やっていましたが、時間がないので…」

 

 その阿部選手自身は、 高校時代にはハンマー投げをやっていたとか。ハンマー投げと聞いて、思い出す名前は…、

 「室伏(広治)さん?よく似てるって言われます!」

 確かに似ていますね。ぜひ皆さんも、金網越しにご覧になってください!そして、ご声援ください!

 

 

 

 

 さて、年内の本場開催もあと1節。 平塚グランプリシリーズと同じ日程で行われます。昼間は併売で、そして夜は四日市で、 存分にお楽しみください!併売では、西村光太選手、坂口晃輔選手、浅井康太選手に、どうぞご注目ください!

 

                   

             


11/12~15 開設60周年記念 泗水杯(GⅢ)より

 こんにちは。実況の立野純です。

 

                   

 

 四日市競輪にとっては、年に一度のデイレースである記念開催、 今年は節目の60周年を迎えました。駅前商店街では、 開催1か月前から、横断幕で告知。

 

             

 

 近鉄四日市駅の改札を出たところ。 ご覧になった方もいらっしゃるのでは?

 

             

 

 場内では、4日間に渡って様々なイベントが行われました。…とは言っても、 私はレース中に場内散策ができませんでしたので、ここでは開門前の準備段階の写真をアップ。

 

               

 

 被災地応援として、初日は三陸沖炭焼きさんまが、 先着500名様に振る舞われました(2日目は四日市市楠町の焼きはまぐりが先着千名様に)。

 

             

 

 CS放送でも録画放映されましたが、いい音がしていました。食べたかった…。

 

 “食”と言えば、移動販売車も。

 

             

 

             

 

             

 

 イベントステージでは、ダブルネームやめるへん堂のライブ、レース展望、表彰式などが。

 

             

 

 その近くでは、選手会による『サイクル・タイム・トライアル』 も。

 

             

 

             

 

 検車場ツアーも実施されました。 発走前の選手をご覧になっているシーンが、CS放送にも何度か映し出されていました。

 

               

 

 横断幕は、記念ともなるとFⅠの数倍届きます。

 

             

 

             

 

             

 

 先月移転された公開BBスタジオ。背景は記念バージョンに! 後半解説は、今年も井上茂徳さんにお越しいただきました。

 

             

 

 バンクリポート勝ち上がり選手インタビューは、 藤澤宏己さんの担当でした。

 

             

 

 

 

 

 それではここからは、前検日の選手の表情をお届けしましょう。 いつもは数名に絞って掘り下げていますが、今回はテンポよく!(笑)。

 

 

             

 

 山崎光展選手(京都・93期)。今期初S級。 デビュー時から先行主体のレースを貫き、最近、少しずつ車券にも絡むようになってきました。

 「まだまだですけど、前回小倉はよかったですね!(予選で飯野祐太選手を下し、2着に逃げ粘る) チョコチョコですけど、ヒットが出るようになってきました

 「レース中の余裕はだいぶ出てきました。でも、自分ができることは限られているので、 できることだけをしっかり頑張りたい」

 

 今節は、3日目の単騎戦で、「9番手からS級初勝利か!?」という捲りを見せましたが4着。 レース後は「行けると思ったんですけどねぇ…」と。

 でもこの分なら、来期降級前に1勝できそう…かな?

 

 

             

 

 稲垣裕之選手(京都・86期)は、 さきほどの山崎選手の師匠でもあります。今節は、師弟そろって追加あっせんでした。

 「最近の組み立ては、先行か、最低中団。 とにかく7番手に置かれないことを心がけています」

 「ケガしてからは、今が一番いい状態です。レースを作れているし、流れの中で力を発揮できているし。 あとは、末の粘りだとかいうところは、もっと練習で上積みしていかなきゃ。まっ、 そういう課題はハッキリしていますよ

 「中部は全体的に相性いい」と話していましたが、 今回は1月地元戦以来の記念決勝進出を果たし、近畿4車の前で駆けました。

 

 

             

 

 師弟あっせんと言えば、この三木翔太選手(群馬・95期) もそうでした。師匠は清水敏一選手ですが、「同じあっせんは初めてですね」とのこと(しかし残念ながら、 同じレースを走ることはありませんでした)。

 今年からS級。「S級にも慣れた?いや、まだまだです」と言いつつも、今年9勝。 そのうち8勝は逃げ切りです!「積極的?いや、僕はただ捲れないだけですよ」とも言っていましたが、 今節3日目には5番手捲りを決めて関東ワンツーも決めていました(あとの3走は全て先行)。

 来期はA級となりますが、またすぐにS級に戻って、 準決勝クラスでも勝ち負けしてくれそうな気がします。

 

 

 

             

 

 184センチの長身で、検車場でもアタマひとつ抜けて見える秋山貴宏選手(佐賀・ 89期)

 四日市出走は、昨年9月のA級戦以来ですが、このときは、 さきほど紹介した三木翔太選手を捲り追い込んで優勝を決めていました。そのときと比べると、今は自力の決まり手がグッと減っています。

 「もう先行はないですね。今は追い込みの勉強中です。 捌きも番手も3番手も、全てが勉強です」

 今は過渡期とも言える時期。まだ番組上、前になることも多いかと思いますが、 これからどう変わっていくのか、楽しみな選手です。

 

 

             

 

 河端朋之選手(岡山・95期)。 ナショナルチームの男子強化育成選手として、本業と競技の両立を図っています。

 「競技はとても刺激になっています。ああいう環境で練習させてもらっているだけでも、 自分のプラスになります」

 「でも、本業の方はまだ乗り切れていないですね…。練習だとモガけている感じが、競走に出ていない。 どうも変なところで脚を使っちゃってますね。競輪は難しい…。でも、楽しいです!」

 

 

             

 

 坂本貴史選手(青森・94期)も、河端選手同様、 ナショナルチームの男子強化育成選手

 前回の地元戦は、お父さんの冠レース『坂本勉カップ』でしたが、そこでは松川高大選手相手に、 かなり積極的なレースを見せていました。「最近バックを取れていなかったので、 先行してバックを取るレースを心がけました

 今節は、ワールドカップから帰って間もない参戦でしたが、 「帰って久しぶりに競輪の自転車に乗ったんですけど、感じがよかったので楽しみです」と、明るい表情。

 準決勝は、南関二段駆け態勢の前に8着敗退でしたが、残りの3走は全て2連勝式に貢献しました。

 

 その坂本選手と河端選手。前検日には…、

 

             

 坂本「                                  」

 

             

 河端「                                   」

 

 皆さんで、何か面白いセリフをはめ込んでください(笑)。

 

 

 

             

 

 新田祐大選手(福島・90期)は、 ナショナルチームの男子強化指定選手。さきほどの2選手同様、ワールドカップから帰っての参戦。 S級S班の責任を果たし、決勝には勝ち上がってきましたが、連日のレースには、納得のいく表情は見られませんでした。

 初日は柴崎俊光選手と並走の内側で、捌けず後退。 「あそこでどかせる力があったらよかったんですけど…。今は力任せの競走をするしか、勝つ方法がないですね…」

 その初日は、マークした伏見選手が最後方から伸びて1着だったが、「伏見さんは強い! 自転車が無駄に動いていないので、踏んでいないみたいです」と。

 この後は、競輪祭に全力投球!そして来年は、オリンピックイヤーです。

 

 

             

 

 その新田選手と、今節2度連係したのが伏見俊昭選手(福島・75期) 。震災後は、松阪で練習していることが、すっかり有名になりました。

 「三重に馴染んでいる?でも、三重魂にはならないですよ。福島魂です!

 「三重は、四日市も松阪も希望あっせんです。今回の前は1回地元に帰りました。 色々イベントがあってハードスケジュールでしたけど、それで今月のあっせんは1本にしました」

 伊勢神宮には「今回来る前には行ってませんが、 また時間を見て行こうと思っています」とのことですよ。

 中部勢とのグランプリ対決が、今から楽しみですね。

 

 

             

 

 その伏見選手を、フォーリンカップで破り、3連勝で勝ち上がった松川高大選手 (熊本・94期)。今年は岐阜オールスターでGⅠ初出走。敗者戦とは言え、シリーズ2勝を挙げました。

 「GⅠは雰囲気が違うし、隙がないですね。超一流との差は、脚力的なものもあるんですけど、 レース中の判断みたいなものも違います。できるだけ高いレベルのレースを走って、そういう技術を身につけていきたいですね」

 

 ところで、松川選手はブログをやっていますが、その中に、 横綱白鵬とのツーショット写真がありました!

 「先輩がお店をやっているんですけど、巡業で熊本に来たときにその店に来ていて、知り合いました。 オーラが違いますよ。そのオーラをもらっています!」

 目指せ!競輪界の横綱!

 

 

             

 

 近況好調と言えば、野田源一選手(福岡・81期)。 今期の単勝率は、軽く5割を超えています。

 「これまでが悪すぎたので、まだまだです。GⅠにも全然出られていませんし。 良かったころを“10”とすると、GⅠに出ていないから、まだ“7”くらいです

 「よくなってきた要因ですか?体重が増えたことですかね。悪かったときと比べて、 5キロくらい増えました。悪かったときは、食道が悪くなって…。練習は普通にしていたんですけど、あまりご飯が食べられなくて、 体重が減ってしまって。そうなると、パワーも上がらないですしね」

 来年は、GⅠ戦線に復帰し、大暴れしてくれそうです!

 

 

             

 

 周囲の期待は大きい、楢原由将選手(福岡・94期)。 ダッシュを活かしたカマシ、捲りに魅力がありますが、ここ2節は勝ち上がり戦で、押さえ先行策でクリアしています。特に、前々回の函館では、 ジャンからの押さえ先行で僅差の3着に粘って、決勝進出を決めていました。

 「最近は先行が多くなりましたね。今回は、 新フレーム。坂本兄弟と同じ色なんですけど、本人たちも間違えるくらい、ほぼ同じなんです。こでれ、 坂本兄弟との差を詰めたいですね!」

 ただ、残念ながら今回は4日間期待に応えられず…。レース後は、反省の言葉ばかり出ていました。 「また練習します」。次回からの巻き返しに期待です。

 

 

             

 S級3期目で、地元記念初出走は、坂口晃輔選手(三重・95期) 。小柄な体で、バンク狭しと動き回ります。地元記念出走前は、 弥彦でS級初優勝を決め、ヤンググランプリ出走も決めるなど、 存在感は大です!

 「ヤンググランプリは滑り込みました。嬉しいですよ!」

 「最近の流れはいいですね。今回は地元の記念ですけど、僕がメインじゃないですから。でも、 決勝に勝ち上がって、地元で連係したいですね」

 今回は、一次予選を番手戦でクリア。3日目、4日目は、地元の先輩を連れて駆けました。

 

 

             

 

 『プロスポーツ 四日市記念特集号』の表紙を飾っていたのが、柴崎俊光選手(三重・ 91期)。「地元の顔?いやいやいや、荷が重いですよ(苦笑)」と、本人は言ってましたが、 これは編集部さんの期待の表れでもあったのでしょう!

 「千葉記念から3週間空きましたが、練習はみっちりやって仕上げてきました。 今回は地元のお客さんに期待されていると思うので、気持ちで走りますよ!」

 初日は外併走でしたが、まさにその気持ちで3連単に絡み、フォーリンカップにコマを進めていました。

 

 

             

 

 説明不要の第一人者、神山雄一郎選手(栃木・61期)。 三重県では、先月松阪で共同通信社杯が行われましたが、その準決勝で「アッ!」と思われた方も多いはず(落車)。しかし 「ケガは大丈夫ですよ。練習もできています!」と、明るいコメントを残してくれました。

 四日市に来るのは、2008年以来、3年ぶり。この年には、 サマーナイトフェスティバルと記念の2回出走し、記念で決勝進出を決めていました。

 「四日市は久しぶりですね。でも、ここは悪いイメージはないですよ」

 ちなみに記念3日制時代には、4回優勝を決めているバンクです。

 

 

             

 

 近況、復調気配の海老根恵太選手(千葉・86期)

 「ここ2場所、記念の決勝に乗れているので。 状態はいいと思います。ただ、前回観音寺の決勝は残念でしたね。勝負所で内へ差しちゃって…。 ギアが掛かっていましたからね」

 「今回は、昨日まで地区プロだったので、その疲れがどうかですが。地区プロの成績?ダメでした (苦笑)」

 3場所連続決勝進出にも期待が集まりましたが、松川選手の大捲りに敗れて準決勝無念の7着。 ベストナイン入りへ、競輪祭が勝負です。

 

 

             

 

 今節3日目には捲り追い込み2着、最終日には捲って今年の初勝利! いずれも3連単50万円台の大穴提供となった鷲田佳史選手(福井・88期)

 「今年最初のころは、ホームを取ってもバックまで届かなかったけど、最近はバックも取れて、 4コーナーまで来ている」と、やや復調を匂わす談話。

 来期はA級降級とはなりますが、前向きなコメントを残してくれました。

 「捲りや差しで、状況に応じて走れば、点数は拾えると思うんですけど、 それでA級に落ちても通用しないのは分かっています。だったら、点数を落として(A級)予選回りになるかもしれないけど、 自力を出して落ちた方が納得できます

 何かキッカケを掴んだシリーズに、なったでしょうかね!

 

 

             

 

 竹山陵太選手(宮城・91期)は、今回が四日市初出走。 「四日市は微妙に遠かったです(苦笑)」と。長旅、お疲れさまです(笑)。

 「バックは最近増やした方ですね。前は5本くらいしかなかったんですけど、 前々回函館では3日間バックを取りました」

 「先行基本?そうですね。それは考えていますけど、捲りになる作戦もあるので、以前ほど“先行、 先行”ではないですけどね」

 「今年V2?それはたまたまです。波があるので、もうちょっと成績を安定させて、 決勝に乗りたいですね。でも、今年は前半が悪く、98点くらいしかなかったので、それを考えれば8点くらい上がったので」

 今回は、一次予選で7番手捲りが不発になり、勝ち上がりに失敗。しかし、残りの3走は「2・1・ 1着」でまとめました。それだけに、初日が悔やまれるところでした。

 (ちなみに、Tシャツのお店は、竹山選手がよく飲みに行くお店だそうです)

 

 

             

 

 お馴染みのガッツポーズは、佐藤慎太郎選手(福島・78期)

 今から7年前、四日市では世界の強豪を迎えた単発レース『ワールドグランプリ』 が行われましたが、そこでV目前のパベル・ブラン選手(チェコ) を差し切って優勝したのが、佐藤選手。

 「ワールドGP?もちろん覚えていますよ。世界の佐藤? いいですね。もっと褒めてください!(笑)」

 今回の記念では、本場サービスの一環として、私と谷キャスターが毎日選手情報を載せた『かわら版』 を発行させていただきましたが、最終日に私は佐藤選手をピックアップし、こう書かせていただきました。

 『以前も今回も、取材したとき「何か褒めてください!」と言っていたので、 佐藤選手の車券片手に応援される方は、ぜひ金網越しに褒めてみては!?』

 その最終日は、北日本ラインの前回りで、4.08にギアを上げての自力戦。そこでは、 バックで一気に野田源一選手を捕えての3着。番手の斉藤正剛選手が1着となりました。

 レース後談。「あの流れだったら、2着に残らないとね…。でも、お客さん、 いっぱい褒めてくれましたよ

 ぜひ、これからも佐藤選手の車券を買って、どんどん褒めてください! 思わぬ配当をプレゼントしてくれるかも!?

 

 

 

 さて、記念も終われば、来月からは冬季ナイターになります。 ぜひ、暖かい服装に身を包んで、本場で思う存分お楽しみください!お待ちしています!

 

                   


10/13~15 三交パルック杯(FⅡ)より

 こんにちは。実況の立野純です。

 

                   

 

 記念開催まで、あと1か月を切りました。遠方の方で「よし、 この機会に四日市に行ってみよう」という方もいらっしゃるのでは?

 電車でお越しの方。近鉄、JR四日市駅からは無料バスが出ていますので、 ぜひともご利用いただきたいのですが、ここでは別のアクセスをご紹介しましょう。

 それは『レンタサイクル』です!(ただし、 日祝、その他一部の特定日は休みです。詳しくは『四日市 レンタサイクル』で検索してみてください)

 

              

 

 写真の場所は、近鉄四日市駅の名古屋寄り改札を出て、下って左手にあるマクドナルドの近くです (JRにもあります)。1日120円(電動は240円)は、 はっきり言って安いですね!

 

 では、近鉄四日市駅前をスタート地点として、 競輪場へ行ってみましょう!

 

 まずは、近鉄高架をくぐって商店街を直進。片側2車線の大きい道路が見えたら、 これが国道1号線。ここを左折して、しばらく1号線を走ってください。

 

             

 

 三滝川を渡って…、

 

             

 

 右手にレンガ色の百五銀行が見えてきたら、その交差点を右折。

 

             

 

 しばらく行くと、JRの踏切があります。ここも直進。

 

             

 

 踏切を超えて1つ目の信号が、国道23号線。ここも直進。

 

             

 

 信号を渡ったら、すぐ左折。

 

             

 

 『かすみがうらぱーくぶりっじ』を渡ります。

 

             

 

 ちなみに、橋からの眺めはこんな感じです。

 

             

 

 車止めのチェーンが掛けられていますが、自転車は通行OK。端を通って直進し、すぐ左へ。少しの間、 緑の中を走ります。

 

             

 

 しばらく行けば、右手に野球場が見えてきます。 その奥に見えるのは四日市ドーム

 

             

 

 四日市ドーム前まで直進すると、見えてきました、 左手に競輪場が!

 

             

 

 お疲れさまでした。到着です♪

 

 

 これでだいたい25分くらいでしょうかね。もちろん、ここに書いたのは一例で、 方向さえ間違わなければ、他の道はいくらでもあります。天気がよければ、エコな自転車でご来場されてみては?気持ちもいいし、 いろいろ足も伸ばせますよ。

 

 

 

 

 さて、すっかり秋本番のシーズンに入ってのナイター開催、『三交パルック杯』 (FⅡ)が、10月13日(木)~15日(土)の日程で行われました。

 

 ここでは、今節出走した選手の中から、何人かをピックアップしてご紹介しましょう。

 

 

 まずは、杉本正隆選手(茨城・96期)です。

 

             

 

 昨年後期に2班に上がり、今期1・2班3期目に突入と同時に1班昇班。先月からは、 特選スタートに定着するようになってきましたが、前々回の福井では、 嬉しい1・2班戦初優勝を飾っていました!

 「やっと1本獲れました!やっとですね」

 が、続く青森は「6・6・3」着で終わってしまい…。

 「青森は最悪でしたね。重かったです。でも、今回はしっかり調整してきたので、 青森のようなことはないと思います」

 と、明るい表情でした。

 

 四日市は今回は初登場。レーススタイルについて聞いてみました。

 「レースでは、流れの中で先行もするし、捲りも出します。 番手ですか?最悪、内に詰まったりしたらありますけど、基本は自力です」

 

 ただ、決まり手を見ると、結構バラエティーに富んでいて、器用さも伺えます。 その決まり手は『逃:1 捲:4 差:5 ク:1 BK:5』。が、本人は、 この決まり手は不満のようです。

 「逃げと捲りを、半々くらいにしたいですね。差しですか? 差しは要らないです!」

 自在ではなく、あくまで自力-そういう印象を受けました。

 

 今節は、初日特選ではジャンからの押さえ先行策!準決勝は中団からの捲り追い込みで決勝進出。 前回青森の修正を果たしました。が、決勝は6番手の展開になって、最後は追い込んできましたが3着。レース後は、 内容面でも反省していました。

 

 ただ、順調に来ていることは確か。「そろそろ上を狙っていきたいですね」。これからも、 S級を目指す戦いは続きます。

 

 

 

 続いて、同じく関東から。今度はチャレンジ戦より、桜井宏樹選手(東京・98期) です。

 

             

 

 昨年7月にデビューしてからしばらくは、なかなか決勝には届かない成績が続いていましたが、 今年に入ってからは少しずつ決勝進出も見られるように。前々回川崎ナイターの準決勝では、好位置からの捲り。 捲り切るには至らなかったものの、地脚タイプらしく最後まで粘り強く踏みきっての3着で、今期3回目の決勝に勝ち上がっていました。

 

 四日市は、今回が初出走です。

 決まり手は『逃:3 捲:0 BK:11』。 捲りは付いていませんでしたが…、

 「捲りの決まり手が消えてしまっているけど、 あった方がいいですね」

 「脚質は地脚。レースでは、 前々にいることを心がけています。捲りが消えてしまっているけど、徹底先行という訳ではありません。 自力で柔軟に行きたいですね」

 

 桜井選手は2世レーサーで、 お父さんは引退された勝さん(44期)です。

 「父は、あまり口出ししないようにしているみたいです。多分、言いたくて仕方ないんでしょうけどね (苦笑)」

 

 今回、前検日には、こんな“泣き”のコメントも…。

 「僕、400バンクにあまりいいイメージがないんですよ(苦笑)」

 

 ん~、日本の競輪場の大半は400バンクなので、何とかこのイメージは払拭してもらわないと…。

 

 ただ、その言葉とは裏腹に、 今節は活発な動きを披露していました!

 残念ながら予選敗退とはなってしまいましたが、その予選は先行争いになってのもの。 2日目以降の敗者戦では、7番手一気の捲り(1着)→ジャン前突っ張り先行(2着)と、星をまとめました。

 

 「練習は、松戸の若い人たちと一緒にやっています。街道6割、バンク4割くらいですね」

 まずは初優勝を目指して、頑張ってほしいですね。

 

 

 

 ではこの後は、これから上を目指す中近の選手を3人。

 

 まずは、泉利和選手(大阪・98期)

 

             

 

 泉選手は、今年デビューの98回生。デビューこそ半年遅れとなりましたが、 その後の活躍は目覚ましいもの!優勝は7回。準決勝敗退は1度もなし。予選、準決勝は、 ほとんど1着で勝ち上がっています。

 「すごい成績ですね」と声を掛けましたが、本人からはこんな答え。

 「いや、全然すごくないです。特進しなきゃダメなのに、 決勝で負けることが多いですね。何も考えずに『バーン!』と行っているときはいいんですけど、考えすぎると、車が伸びないですね」

 

 決まり手は、逃げと捲りが半々くらい。バックも多く付けています。

 「本当は押さえ先行をしたいんですけど、 どうしても別線の警戒がきつくて、カマシや捲りが多くなっていますね」

 チャレンジ戦の本命選手には、よくある話です。上に上がれば、 押さえ先行がバンバン増えるかもしれませんね。

 

             

 

 師匠は乾準一選手

 「師匠からは、『若いうちは乗り込め』と言われているので、街道メインに乗り込んでいます」

 練習仲間には、 岡崎智哉選手菊谷信一選手など、強い若手の自力選手がいます。

 「練習は付いて行けないっすね(苦笑)。しんどいですよ!いじられっぱなしです(笑)」

 「夏場は明るくなったらすぐに始めます。今の時期は7時くらいからですね。7時間くらい乗り込んで、 昼食を取ったらそれぞれ分かれて、モガキに行ったり、ウエイトに行ったりしています」

 

 今節は、デビュー以来初めての未勝利に(2・3・⑦)。とは言え、 もちろんこれで評価が下がる訳ではありません。チャレンジはもちろん、1・2班戦も通過点でしょう。今後の飛躍が大いに期待される一車です。

 

 

 

 

 この後は、ルーキーを2人。まず、宮西翼選手(石川・100期) です。

 

             

 

 宮西選手は、ルーキーとは言え31歳(しかも3人のお子さんのパパです)。 前職はバーテンダーという、まさに異色の経歴の持ち主。それまで自転車に縁があった訳ではなく、

 「29歳までは空手をやっていました」

 とのこと。

 この世界に飛び込んできたのは、働いていたお店のお客さんとして来ていた、 師匠の伊藤健詞選手との出会いから。バーテンダーよりお金がいい、ということで、懸命に努力して、 自転車に乗って半年くらいでタイムが出るようになったそうです(すごい!)。

 

 今回は三重連戦。直前の松阪では、まだ逃げの決まり手が付いていませんでしたが、 そのときはこう話してくれました。

 「脚質は地脚。まだ捲りしか決まっていないけど、 気持ちは先行。1回でも逃げ切れたら、自信もつくと思う」

 

 その松阪では準決勝でカマシ先行を打っての逃げ切り勝ち!デビューしてから初めて、 1着2本で決勝に勝ち上がっていました。

 「やっと逃げの決まり手が付きました!師匠からは『そのレースは百点』と言われました。 これからも先行を続けて、先行と捲りの比率を逆にしたいですね」

 

 今節は、2日目に落車のアクシデントに見舞われましたが、最終日は捲りで人気に応え、 次節につなげました。バックを付けるレースはできませんでしたが、予選ではモガキ合いで力のこもったレースを披露。これからも、 積極戦に期待です!

 

 

 

 

 では今回の最後に、安福洋徳選手(奈良・100期) をご紹介しましょう。

 

             

 

 『奈良の安福』-競輪界では超有名人ですね!もちろんお父さん(師匠でもあります)は、 引退して早稲田大学大学院を修了された安福洋一さん(41期)です。でも、似てますかね?(笑)

 「父に似てない?はい、よく言われます(笑)。母親似だと思います」

 

 「レースでは押さえ先行を心がけています。タイプは、 ダッシュも悪くないと思いますが、どちらかと言えば地脚ですね。その地脚を活かして、 逃げ切れるようになれればいいですね」

 

 デビュー節は「2・7・7」着に終わったものの、続く地元戦(1・1・②)、大垣戦(4・3・④) では連続決勝進出。しかし、その後の岸和田を欠場し、復帰後2節は振るいません。

 「実は、指のケガと、体調を崩したのが原因で休んでいました。1週間くらい寝込んでいましたし、 通院しながら点滴も受けていました」

 「体調を戻してからは、 焦らずに基本の練習からやり直しています。レースも『先行なら先行!』と、開き直っています。 何も考えずに、ガムシャラに行きたい。全て基礎からです」

 

 今節は復帰3場所目。結果は、確定板に挙がれない3日間でしたが、 準決勝では本命選手相手に押さえ先行。あと一歩の4着でした。

 

               

 

 「父からは、レースに関してよく言われますね(苦笑)。そこまで色々言われる… というほどではありませんが。父も本当は黙っていたいんでしょうけど、僕が不甲斐ないレースをするから…」

 洋一さんはもちろん、周りの期待も大きい選手です。「基本からしっかり」 この言葉通りに実戦も積んでいけば、お父さんと同じ特別の舞台を踏む選手へ成長するでしょう。

 

 

 

 

 さて、次節はいよいよ記念開催です。節目の開設60周年記念(GⅢ) は、11月12日(土)からの4日間。なお、四日市はオールナイターですが、 記念だけは昼間開催です。お間違えのないように、お越しください。たくさんの皆様のご来場を、 お待ちしています!

 

               

                   (近鉄四日市駅にて)

 

 

                   


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